他人を引きずりおろすのに必死な人 (SB新書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797386417

作品紹介・あらすじ

本書は、あなたを引きずりおろそうとする人物の存在に気づき、
人生を台無しにされないよう対処するために書かれました。

この本を読み終わるまで、本書を読んでいる姿が
他人の目に触れないように注意してください。

「他人を引きずりおろすのに必死な人」は、
あなたの身近の、 仲の良い存在である可能性が非常に高いのです。

あなたが本書を読んでいると知ったとたんに突然、豹変し、
裏で引きずりおろしが始まるかもしれません。

危険な人物が真っ先に思い浮かぶ方は、
5章の「対処法」から 読み進めることをおすすめします。
心理学からの具体的なアドバイスを詰めこんでいます。


■概要
「オリンピックのロゴがパクリだ」と世界中から類似品を探してくる人。
女性の出世が気に食わずに根も葉もない噂を流す人。
幸せそうなママ友を、こっそりいじめる人…。

「人の不幸は蜜の味」と言いますが、組織の中には「他人をひきずり落とす」ことに人生を賭けている人が一定数います。本書は、そんな人に巻き込まれないための「傾向と対策」本です。

日本社会では「横並び主義」が広く浸透しており、強烈な嫉妬が生まれやすい
土壌があります。そんな集団心理的な理由と、人間であれば誰しもがもっている攻撃性(シャーデンフロイテ)が相まって、「引きずりおろし」が横行するのです。

あなたが、組織でうまく生き延びていきたいのであれば、
かならず読んでください。
引きずりおろしのターゲットにされてからでは、遅いのです。


★あなたの周りにいませんか? 
◎ツイッターで社内のゴシップを拡散
◎能力を発揮することで嫌がらせを受けるように
◎出世がかかってくるとなぜか悪評が広まる
◎親しいと思っていた同僚が悪口を広めていた
◎自分のミスは認めず、他人のミスに異常に厳しい
◎客のクレームで降格に
◎妊娠マークをつけた人に嫌がらせをする

★身近な親しい人ほど注意! こんな人に気をつけろ!
◎どんどん依存してくる人は危険
◎自分を高く評価してくれる人は危険!
◎おだて続けないと機嫌が悪くなる
◎「どうせ僕なんて……」が口ぐせな人
◎報われていない、という思いが強すぎる人
◎自分を卑下してばかりいる人
◎独りよがりで人の話をまったく聞かない人
◎「自分は特別」と思い込んで疑わない人
◎すぐに落ち込む人

感想・レビュー・書評

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  •  身近にいる〇〇な人、という本を続けて何冊か読んでみる。この間読んだ『プライドが高くて迷惑な人』に当てはまるかと思っていた年下同僚ちゃんはこのタイプだった。最初のチェックリストの該当項目の多さにびっくり。自覚はなくとも引きずりおろそうとされていたのか。見下したかったが近いかな。
     人の言ったことを何でも悪意に解釈する認知の歪み(敵意帰属バイアス)があり、何を言っても聞く耳を持たないなど頷けることばかり。他人に対して羨ましいとか凄いと思うことはあっても、「ずるい」とは思わない。『プライドが〜』同様、厄介な人物とは距離を置くしかなさそう。

  • 文字通り、他人を引きずり下ろすことに必死な人たちについて、心理学者が分析したもの。

    引きずり下ろすのはもちろん、その手の人に引きずられないようにも気を付けなければと思った。

  • 思ってたより浅い内容だった。
    「おわりに」に書いてあった一文「確実に言えるのは、この日本の社会を生きていくかぎり、横並び志向を意識し、引きずりおろされないように気を配る必要があるということである。」は印象深い。ものすごく馬鹿馬鹿しい事に細心の注意を払わなくてはならない国なんだね、日本は。

  • 心理

  • 人付き合いは難しい、、、

  • 内容が薄い。ありきたり。

  • レビュー省略

  • 表題の通り、色々な場面において時々見かける光景。気になって読んだら、逃げるしか解決策がなさそうで驚愕。

  • 【最終レビュー】

    予約著書・約1ヶ月弱待ち。図書館貸出。

    ヤフーニュースにて、この榎本さんの著書がピックアップされていたことと

    +発言小町においても、女性の方々が『こうした「良識」をしっかり持っている「ご意見の数々」』

    に触れられたからこそ、この著書を読み進める中での

    『土台』となっていました。

    *ヤフーニュースでの内容を含めた内容(フリーダイアリーにて)

    http://blog.livedoor.jp/sapphire913/archives/8318236.html

    *発言小町:女性の方々の声より

    http://okspe.yomiuri.co.jp/reader/view/topic.jsp?tpid=763089

    《最新の対策(ネット・SNSを含めて)そのもの》以下にて表記されていました。

    ○第1章:他人の不幸で安心できる人たち

    ○第2章:『出る杭を打つ』は組織の使命である―日本社会の横並び主義が生み出す「強烈な嫉妬」―

    ○第3章:なぜ仲のよかった人が、突然、豹変するのか―身近な人に潜む「妬み」と「攻撃性」―

    ○第4章:やけにほめるほど、裏で引きずりおろす―こんな人には要注意!9つのパターン―

    ○第5章:できない人に親切にしてはいけない―危ない人への対処法―

    ○第6章:スマホの長時間使用が『理性を壊す』―病理を助長するネット社会―

    本書で榎本さん書かれている

    『内容そのまんま』に『該当している方々』

    が『一目瞭然』に、こういった背景を持っていること

    《大いに納得・ダメ出しなし!》とキッパリと言い切れるぐらいに

    どことなく感じていた

    〈『自分の「思惑」』と『イコール』だったいうこと〉

    改めて噛み締めることができました。

    《常々、何事にも『ほどほどかつ人並みに…』》

    という《メッセージ》が存分に込められていた印象でした。

    と同時に

    《ネット依存》に関しても『大いに反映されていた内容』でした。

    自分自身にも改めて、肝に銘じようと思えた次第です…

    引用はあまりできないので、あしからずとします。

  • 読んでいる事を親しい知人に知られてはいけないそうで、皆さんも隠れて読んで下さい。
    たまにいる残念な人を心理学で分析した本。火の粉が降りかからないように対処方法も記載されている。心理学の知識が無くてもさらっと読める。攻撃衝動に関するカタルシスが否定されている点は勉強になった。
    人によっては対処方法の方が重要かと思うが、この本ではコンパクトな記載に留まる。当事者として巻き込まれているなら別の本か、専門家を頼る方が良い。

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著者プロフィール

榎本 博明(えのもと・ひろあき):1955年東京生まれ。東京大学教育心理学科卒業。東京都立大学大学院心理学専攻博士課程中退。心理学博士。川村短期大学講師、 カリフォルニア大学客員研究員、大阪大学大学院助教授等を経て、現在MP人間科学研究所代表。産業能率大学兼任講師。著書に『〈自分らしさ〉って何だろう?』『「対人不安」って何だろう?』『「さみしさ」の力』(ちくまプリマ―新書)など。

「2023年 『勉強ができる子は何が違うのか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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