日本は本当に戦争する国になるのか? (SB新書)

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著者 : 池上彰
  • SBクリエイティブ (2015年12月5日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797386486

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日本は本当に戦争する国になるのか? (SB新書)の感想・レビュー・書評

  • 日本が今後、戦争遂行能力を持つ国になるのかということを池上彰が分析した一冊。

    憲法改正論や安倍政権の狙いなどについて余すところ書かれていて、勉強になった。

  • 新刊なのに特価扱いで300円OFFで売られていた中に池上さんの本もあったので購入。お題は集団的自衛権関連。かなりわかりやすく、バランス良く解説されていると思う反面、まだわからないし最後は条文まるまる引用のところがあって、興味もやや薄いせいもあり読むのがちょっとだけしんどかった。
    安全保障関連法案が可決した直後で、2015年なのでトランプが大統領になる前かつ海外派遣前で防衛大臣の首もとぶ前の話。戦後自民政権は特に阿部政権はアメリカの意向を兎に角くもうとしているんだなという印象。アーミテージ・ナイ報告の日本への提言というものがあり、今はその通りにやろうとしているらしい話があった。それ自体はそんなもんかと思いつつ、憲法との整合性を大前提とする必要が法治国家としてある訳で新安保も少々無理矢理だったけど安全保障関連法案はもっと無理矢理じゃんという印象。国会で野党の質問にまともに答えられない法案は成立させてはダメでしょ。野党は数では元々勝てないから仕方ないとして官僚サイドでは憲法違反がないかのより慎重な検討と自民内部でちゃんと提出前に議論が練れているのか、練ってもらいたいと思った。

  • 安倍政権がゴリ押しした「安保関連法案」ってなんだ?というところの勉強のため。※2015/12出版

    池上さんのニュース解説番組も鉄板だけど、ニュートラルな立場で解説することを重視している分、池上さん自身の考えは隠されてることが多い。
    でも本になると、もう少し自身の考えをオープンにしてる感じがする。またテレビと比べると更にショッキングな内容にまでつっこむことが多いから面白い。

    ---

    p118
    安保関連法の主要部分は、ほとんどが『アーミテージ・ナイ報告書』の対日要求に沿ったものなのです。リチャード・アーミテージとジョセフ・ナイはいわゆる知日派。日本が大好きで、日本のためならなんでも協力を惜しまないという人たちです。
    二人ともアメリカ政府に強い影響力を持っているので、報告書がアメリカの政策に反映され、アメリカ側の意向として安倍政権に伝えられるということは当然あったでしょう。

    164
    日本が集団的自衛権を行使する「密接な関係の国」は、世界最強の軍隊を持つアメリカです。果たして自衛隊に出る幕はあるのでしょうか。

    175
    日本が外部から攻撃されたときは、アメリカが日本を守ってくれる、もっと正確な言い方では日本の応援をしてくれるというのが安保条約です。

    176
    日本はそうやって防衛力にお金をかけないで、その分経済の発展に力を入れることができました。これが吉田茂内閣の軽武装戦略です。

  • 平成27年(2015年)12月発行

    東京大空襲 空軍カーチス・ルメイ 航空自衛隊の育成に尽力→1964年旭実大綬章

    参議院本会議可決成立 2015年9月19日午前2時過ぎ

    産経新聞 「戦争法案、徴兵制につながるとのレッテル貼りを繰り返してきた」

    憲法学者は憲法に照らした判断に対してのみ論じるのが当たり前
    憲法違反かどうかの議論①集団的自衛権は必要か?②憲法に照らすと意見である③改憲について議論しようというならば筋が通っている。

    1972年、1981年の政府見解 集団的自衛権は現憲法下では行使はできない。

    東アジア情勢が緊迫しているのであれば、憲法改正が必要だとねばり強く言うべきである。

    安保反対派→東アジア情勢はどうするのかの議論をしない。

    解釈改憲をしたので、もう憲法改正はしなくてもよい。

    60年安保 警視庁の機動隊の装備(盾なし警棒のみ)→国会の外側で警備するのをやめ、国会内へ入ってきたら排除する方針→6月15日全日本学生自治会総連合 東大、明大、中大の学生が先頭で国会内へ突入→女子学生の死→さらに激しいデモ
    岸首相「自衛隊を出せ」赤城宗徳「自衛隊が同胞の国民を殺すことになったらもうおしまいですよ」

    1月岸首相 アメリカで調印→6月19日にアイゼンハワー大統領来日予定
    5月19日までに衆議院通過(30日前で自動成立の見込み) 5月19日深夜に強行採決→報道後大騒ぎ、安保のデモの写真の状況
    →大統領は混乱で来日できず→岸内閣退陣→池田内閣の高度経済成長路線

    内閣法制局長官 2013年8月駐フランス大使小松一郎を任命

    平成27年6月4日憲法審査会 自民推薦の長谷部恭男教授までも憲法違反と主張

    安保関連法 10の法改正 国際平和支援法の新設→国会承認(衆参7日ずつ以内に議決するように努める)

    アメリカ国務省のHP 海外で緊急事態が起きたとき 「市民救出のために米軍が出動するというのは、ハリウッドの台本だ」

    ホルムズ海峡 イランとオマーンの中間→機雷除去=イランがオマーンに戦争を仕掛ける設定→設定としてあり得ない(7月23日に大使が日本記者クラブで講演して日本政府を批判)→参議院での審議では言わなくなった。
    狙いは南シナ海→中国を刺激しないために言わないだけ

    尖閣諸島の有事の際→個別自衛権で自衛隊が対応→安保法制とは関係なし
    米軍が行動を起こすとき、議会の承認必要→中国はアメリカの最大の貿易相手国→刺激しない方がいいのではないか?

    アーミテージ・ナイ報告書 日本への提言→結局アメリカのいいなり

    湾岸戦争時の日本 1兆7,000億円支出→感謝の新聞広告なし

    安保法制→中国は警戒、反発 韓国は懸念 ☆激しい反日行動はなかったのはなぜか?

    読売新聞→安保反対論はほとんど記事なし
    成立後 東京新聞 憲法9条を囲みで脇に掲載

    南スーダンへの自衛隊派遣→仮に死亡した場合、遺族が憲法違反の訴訟を起こすかもしれない。
    最高裁判所判事→内閣が任命 定年70歳 憲法判断時は安倍内閣が任命した人が多数

    イラクのサマーワに自衛隊派遣 警護しているオランダ、オーストラリア軍が攻撃された時に何もしなければ、自衛隊の国際的信用は失墜。調査名目で駆けつけ、銃弾が飛んできた後に正当防衛として戦う予定だった(部隊長)

    PKO operation通常は作戦と訳するが活動と訳した。
    自衛隊員の戦死者が出たときの報道は?英雄視?

    北朝鮮のミサイルへの対応 日本に落ちてくるような弾道ミサイルは撃ち落とせる。
    航空自衛隊警戒管制レーダー ペトリオットPAC-3

  • 正直本書を読むまで安保関連法案についての知識が足りておらず、憲法の改正についても漠然とした見解でした。もっと自国の政治について知らなければと強く思いました。

  • 昨年の今頃,ちょうど安保法案が可決されるか否かという時点で出版されたもの。今年の参院選や18歳選挙権を視野に入れて書かれているが,池上さんは今年の選挙の結果を意外なものとして捉えているんじゃないかと思った。もっと,野党が自民に肉薄すると思っていたんじゃないかとね。結果は,ご存知の通り。おまけに,都知事選まであったが,民共連合は大敗北。野党の凋落は目を覆うものがある。日本の政治は,こんなんでだいじょぶかいな,と思わざるを得ない。

  • 安心のわかりやすさ、そつのない解説です。難しいことを難しく言うのは簡単だけど、難しいことを簡単に説明するのは難しい、この本はそういう意味で凄い。書いてある内容についてはいつもよりは比較的偏りがみられるようですが、内容が内容だけに安倍内閣に批判的というか、事実をそのまま書いたからこうなる、という内容です。ともあれ、政治に対して色々考えさせられる良書。

  • 近年の池上彰氏の著作の中で優れた良書。
    なぜ安保法案で賛成派と反対派の議論がかみ合わないのか、なぜ理解が進まないのか。そこには複数の異なる方針の法案をひとまとめにしたことにある。また、メディアの報道にも問題があった。
    簡潔に明確に分かりやすく説明する著者の本領発揮といったところだ。
    しかしながら新書で理解を広く浅く学んだ所で次にどのように深く学んでいけば良いのか、そこに踏み込まないのが著者の長所であり短所である。そこに踏み込むと著者の本心、本当に思う所が書かれてしまいイデオロギー臭がするためにあえて避けている。
    青年が政治に立ち上がった、シールズ誕生。と記載してはいるが、その姿勢こそ認めているが無教養主義とも言える政治背景などを含めて状況を把握せずにデモを行う彼らを著者は認めていないように感じ共感できた。
    今後より理解を深めていきたい。

  • 2016.4.27

    2015年夏、安保法案を巡ってさまざまな議論がなされましたが、新聞やニュースだけでは全く理解出来ていなかったのだと改めて思いました。
    東アジアを初め、世界情勢の緊張が高まる中、これからの日本はどうなるのでしょう..。
    安保法案や政府の説明などについて、大変わかりやすく解説されています。

  • 戦後70年、2015年夏は暑い夏だった。国会議事堂前に大勢の人達が集まり安倍政権の手法に抗議した。安保法案は憲法違反だとする憲法学者がいるにもかかわらず、憲法解釈を変え、憲法9条の改正をせずに集団的自衛権を認めてしまった。祖父(岸信介)の願望を実現した孫(安倍晋三)。その代償は将来自衛隊が紛争地域に送り込まれ、犠牲者が出ること。今回、新聞報道も二分された。安保法案に反対する朝日、毎日、東京。賛成する読売、産経、日経である。持論を展開したため新聞報道の記事が全く信用できなくなった。

  • 今安保関連法などをめぐり、何が起きているか。分かりやすく概説した本で、今後のニュースを見て考えるきっかけとできる。複数の新聞社の見出しを比較し、メディアの問題点、特徴はなかなかに興味深かった。

  • はじめての池上本。悪くはないけどもう少しつっこんでほしいですね。

  • 安保関連法について問題点が書かれてある。

  • 「日本は本当に戦争する国になるのか?」

    by 池上彰


    北朝鮮の人工衛星が飛び、国会での安保関連の安倍首相答弁を巡って騒がしい中、さらっと読んだ。

    テレビ特番での喋りをまとめたもので特に目新しいことは書いてなかったし、じゃどうすりゃいいの?に答えているわけでもないが、ざっと読んでもう一度頭を整理するには良かった。

    昨年の安保法制論議でのたくさんの欺瞞や論理のすり替えの指摘はそうだと思う。

    何より、11本の法律を一括審議することで「後方支援拡大」の話と「集団的自衛権」の話がグチャグチャになって、殆どの人は訳分からないままなんじゃないかと改めて思った。

    それにしても、この国には「憲法裁判所」がないので、現裁判所に「違憲だ!」と訴えても、具体的な利益、損失が規定できず、受理されない可能性大とは驚いた。

    池上さん、喋ることが仕事で、その喋ったことが本になってまた仕事になる。羨ましい。

  • 偏らない情報を得ることは難しいと感じてるけど、限りなく偏ってない意見を分かりやすく読める。

  • 安保法制に関する議論がなんであんなにわかりにくく、賛成反対で噛み合わないのかってのが説明されてる。例えば国際貢献と集団的自衛権を一括で議論しようとした問題点とか。法制の中身についても概要がわかりやすく解説されている。
    FONがどうして意味を持つのかよくわからなかったんだけど、中国には領海を通るのに通報しなきゃならないって国内法があるって勉強になった。

  • めちゃめちゃ面白かった。
    シールズなどの社会運動がいくら盛り上がったところで、ほんとうに安倍首相は戦争したいのかねと疑問に思っていた。それなりに気になって新聞など読んで調べていたが、断片的でよくわからなかった。

    池上さんは安倍首相のモチベーションを、岸信介を超えることだと言って、その例としてブッシュ親子を引き合いに出す。そのあたりの説得力あふれる記述は見事。
    また、ここ数年の政治の流れも非常に秀逸にまとめられ、池上彰にふさわしいわかりやすさだった。頭の中がスッキリと整理された。わかったというこの快感のためだけでも、買う価値あり。

    これはできるだけ多くの人に教養として読んで欲しいと思う。お金があればまとめ買いをして配って勧めたいくらい。
    それくらいドラマチックでよく調べられていて面白かった。

  • 憲法のあいまいさ、時代による解釈の違い、無限ループのような問題です

  • 時代の流れかな。

  • 池上彰著 「日本は本当に戦争する国になるのか?」
    タイトル「日本は本当に戦争する国になるのか?」の答えは勿論書かれてはいない。
    安保法案可決に至る安倍首相、自民党の巧みなテクニックを批判的に解説している。
    けれども、それではこの法案が不要なものなのかどうかは読者の判断に委ねられるべくデータと著者の考え方の一端が呈されているというところだろうか。
    新旧の日米安保法案全文が巻末に示されていて、これだけでも読む価値はあると思います。

  • メモ
     安倍政権と安保法制
     解釈変更と憲法改正
     岸政権
     ブッシュ政権と中東政策

     安保や自衛隊は必要であるが、賛成派反対派共に冷静に議論してほしい。また、国民も自分自身のこととして考えたい。

  • 現在の世界情勢と日本の立ち位置を考えるうえで必読となる一冊。新書なので時間をかけずに読めるし、その時間や手間すら費やさない人と議論することには意味がない、ということか。

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日本は本当に戦争する国になるのか? (SB新書)の作品紹介

安保関連法について、「正直よくわからない」「みんなが反対してるから、反対」「賛成なんだけど、理由ははっきり言えない」など、関心はあるけれど曖昧な知識ではっきり主張できずにいる人たちへ向けて。あなたの安保法案にまつわるモヤモヤを池上さんが解説!
安保関連法可決で、これからの日本はどう変わるのか?
自衛隊の活動範囲は、具体的にどう変わるのか?
今後考えられ得る具体的なリスクは? またメリットは?
日本は本当に戦争にかかわるリスクが高まったのか?
池上さんの見方を展開します。池上さんが語る「安保関連法」の書籍は初めて。

日本は本当に戦争する国になるのか? (SB新書)はこんな本です

日本は本当に戦争する国になるのか? (SB新書)のオンデマンド (ペーパーバック)

日本は本当に戦争する国になるのか? (SB新書)のKindle版

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