AI時代の人生戦略 「STEAM」が最強の武器である (SB新書)
- SBクリエイティブ (2017年1月6日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
- / ISBN・EAN: 9784797388213
作品紹介・あらすじ
◎「STEAM」を知らない奴に5年後はない
ビル・ゲイツもSTEM(STEAM)という言葉を使い始めた。
大人はもちろん、初等教育からSTEMを重要視することこそ国の競争力に直結する、と。
国民全員が研究者やエンジニアになる必要はないけれど、
国全体の科学技術リテラシーが上がらないと、
5年後、10年後に出現している商品やサービスが魔法に見えてしまう。
結果的に、生きているのではなく、
生かされているような感覚が生まれる可能性があるし、
反知性主義に閉じこもることになるかもしれない。
――成毛 眞
◎堀江貴文(ホリエモン)氏、鈴木寛氏(文科省大臣補佐官) 対談収録
◎STEAMとは、
サイエンス(科学)の「S」
テクノロジー(技術)の「T」
エンジニアリング(工学)の「E」
マセマティックス(数学)の「M」
+アート(美術)の「A」 ――を意味する
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◎残酷な10年後に生き残るため
あなたが身につけておくべきこと
日本の労働人口の49%が、
10~20年以内にAI(人工知能)やロボットに置き換えられる可能性が高い。
AIが人間の能力を超える「シンギュラリティー」の時代も、
予想以上に早く到来するかもしれない。
そんな近い将来、
人はAIやロボットを使う側、使われる側に否応なく選別される。
定型的な仕事しかできない人は使われる側、
創造性を活かし社会的な知性を身につけた人は使う側にまわる。
そのために今、必要なのが「STEAM」である。
日本屈指のイノベーターが、残酷な10年後を見据えた人生戦略を説く。
感想・レビュー・書評
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思考が変われば、行動が変わる
行動が変われば、習慣が変わる
習慣が変われば、人生が変わる
よく聞く言葉ですがこれからのAI時代にはまさに思考を変えて人生を変えていく態度が必要です。
本書は
S science 科学
T technology 技術
E engineering 工学
M mathematicks 数学
のSTEMに
A art 芸術
をプラスしたものの重要さを書かれています。
サイエンスとテクノロジーの古いもの新しいものから将来のため知的武装する。
それがイノベーションに繋がります。
大学全入時代のいま私大文系が全盛なのは受験科目が少なくて受けやすい受験生の事情と受験料が大量に稼げる経営事情とが合致しているからにすぎません。
これがAI時代になって文系の一部しか稼げる教育が受けられないとわかると一変するかもしれません。
でもその時って事が起こってからでは遅いんですよね。
AIに仕事を取られてからでは間に合わない。
それがわかって私大文系受験生の選択しない数学を受験科目にさせるには国が強制するしかないのかもしれません。
本書では私大文系で数学を出すところに補助金を上げる提案をされてました。
過渡期には本書に書かれてるスーパーサイエンスハイスクールを増やすのも良いと僕も思います。
でもこれってある意味エリート教育なんで、この層は既に私大文系ではなく国公立を目指してるんですよねσ^_^;
AI時代おいて本来の意味で稼げる教育をする大学がどれだけ増えるのか。
その教育を受ける資質を学べる基礎教育がどれだけ進められるのか。
日本の教育は待った無しやと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
サイエンス、テクノロジー、エンジニアリング、マセマティクスの頭文字をとった、STEM。
単純にSTEMが大事という話ではなくて、日本の大学入試の問題点に言及していたり、アートやゲーム、小説などなど、幅広い知識から、生き残るためのポイントがまとめられている本。
さらっと読める本。
1.これからは、STEMが必須
2.STEMとアートが結びつく
3.今ある仕事がない世界がやってくる
4.学校では教えてくれないSTEAMを学べ
5.マーク・ザッカーバーグはSF小説に発想を得る
6.残酷な5年後に備えて今すぐ読みたい本
7.ゲームで遊ばないような奴に明日はない。 -
理科系の話+芸術
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・理系を学べではなく、文系理系の垣根がなくなっているという事実に気がつき、固定観念やアレルギーなしに枠を超えて学問を学ぶことが大切なのかもしれない
・最新の技術は小さい頃から学んできた人や若者には勝てない分野であるが、それを理由に学ばない言い訳にしてはいけないし、そういった若者の技術や考えの芽を、過去の技術や考えで潰してはならない -
半分は死語、あとはAIがいつ廃れるかがみものか
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テクノロジーや科学など最先端技術が世界をどんどん変えていくことは間違いないし、今もすでに生活に溶け込んでいるから、変化に対応したり、イノベーションを起こすためにもSTEMは勉強しないとなーと思った。ゲームにも最先端技術はつまっていて、VRも体験してない人としてる人では考え方も変わってくるそうなので、ちょっとやってみたいと思った。
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◆STEAMはこれからの必須科目
S=science 科学
T=technology 技術
E=engineering 工学
A=art アート
M=mathematics 数学
◆勉強方法
ポイント=実感してから理解する
日本の学校では実生活で何のために微分積分を使うのか、意味や背景を学ぶことが少ない。
私もそれで数学を勉強する意味が分からなくなり、高二ぐらいに数学から離れた。
大人になり数学の歴史に触れ、学び直してみたいと思った。
◆理系センスを磨く
最新のテクノロジーを理解する為の教養
元素の並びや希少元素の名前や用途は最低限学ぶ
◆ブラタモリに見る自律的な学習の本質
「ブラタモリ」は地学(地球物理学)と郷土史(歴史学)を同時に学習すると、過去の出来事の背景を知ることが出来る
北アジアのフン族大移動が気候変動が原因だったように、AIやテクノロジーの進化が人類に及ぼす影響を予想する為にもSTEAM知識を学ぶことが必要
STEMとArtが結びつく
今まで 「安心、安全、便利」
これから「かっこいい、エコ、持続可能」
現在アートに触れる機会を増やす
特に「インスタレーション」(空間芸術)
アートとテクノロジーの発展は密接につながっている。ルネサンスで復興したギリシャ、ローマ文化に纏わる書籍が活版印刷によって広まり、産業革命によりアート制作に機械を使えるようになった。
テクノロジー、サイエンスと歴史との関係も同様だ。テクノロジーやサイエンスの進化で戦争が変わり、人類の移動範囲が変わり、歴史が変わる。
その逆もある
米軍が開発したGPSやインターネット
イノベーター理論
●イノベーター(innovator)2.5%
新しいものを進んで採用する人
●アーリー・アダプター(early adopters)13.5%
流行に敏感でイノベーター以外の層への影響力が大きい人
●アーリー・マジョリティ(early majority)34%
平均よりは早く新しいものを取り入れる人
●レイト・マジョリティ(late majority)34%
アーリー・マジョリティよりは遅れる人
●ラガード(laggards)16%
流行に無関心で保守的な人
キーワード
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半導体でCPUやメモリーを作るのと、ほぼ同じプロセスで作ることが出来る電子顕微鏡サイズの「微小電子機械システム」
→スマホ用のジャイロセンサー、インクジェットプリンターなどに応用される
海外のシェアが圧倒的に高い -
これからは理系の力が必要。とりあえずサイエンスzeroとニュートンは見てみよう。
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無くなる可能性が高い職業と低い職業
今後の自分、家族の方向性に活かします。