教養バカ わかりやすく説明できる人だけが生き残る (SB新書)

著者 :
制作 : 嵯峨野 功一 
  • SBクリエイティブ
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感想 : 52
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797388961

作品紹介・あらすじ

サイエンス・ライター×「わかりやすい技術」

情報が多様化する現代。
サイエンス作家が初公開! 誰でも使える「わかりやすい技術」

知識ばかり多い「教養バカ」や、専門知識しか持たない「タコツボ」では、生き残っていくことはできない。
相手にわかりやすく伝える技術が求められているのである。
では、どうすればよいか。

本書は、そんな「伝え方」「説明」に悩みを持った人に、サイエンスライターとして、文系・理系ともに支持される竹内先生が、「わかりやすさ」のツボをおしえる1冊。いまでこそ、TVのコメンテーターとして引っ張りだこの著者だが、「話がわかりにくい」と悩んだ時期もあったそう。そこから、経験を重ねるうちに、「わかりやすさ」には「ツボ」があり、それを踏まえれば、どんな相手からも「わかりやすい!」と信頼されることを発見!わかりやすい技術を磨いていった。

「場数は必要だが、遠回りしないでほしい。」

そう願う著者が、その長い経験から培った「わかりやすさのツボ」をおしみなく開陳する。

感想・レビュー・書評

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  • 強烈!?なタイトルと思いきや、いたってソフトで紳士的な内容です(笑)
    相手意識にたって、分かりやすく伝えていく技術を解説した本です。
    大切なのは相手意識。自分の伝えていることの「絵」を頭のなかで描けるかが重要。
    「NHKのアナウンサーは1分間に300文字」「テレビのテロップは15文字まで」などの豊富な実例や数々の研究結果が説得力を与えています。
    接続詞をいれる。?が生まれる話をいれる。一文は短くなど、国語的な解説もあります。
    全体的に読みやすいので一気に読んでしまいました。できるところから生かしていこうと思います。

  • 頭の中に『絵』が浮かび上がった瞬間に、人はわかった!と感じる
    ここに1番納得しました!
    自分の話が相手に伝わってない時って、頭の中の絵が相手に共有できてないからなんだな…

    メモ
    人間が2秒で認識できる文字数の限度は15文字

  • ただ知識だけを持っていて、説明する際にストーリーになっていないのを、筆者は「教養バカ」と名付けている。

    筆者の言う「教養のある人」は教養をつなぎ合わせる接着ができ、分かりやすく説明ができる。

    というのがツカミ。

    この本の内容は
     ・分かりやすく伝えるには
     ・話がまどろこしくなるのは
     ・分かりやすさにもダマシが含まれるから見抜いて
    ということ

    あんまり教養と関係がない気がしますが。。。

    まあ、楽しく読んで、周りにいるウンチクだけでマウントしてくる人のことを思い浮かべてスカッとする清涼剤のような使い方もアリかもしれないですね。

    正直、私はあまり「教養バカ」って響きが好きじゃないですが。
    「バカの壁」はあまり嫌な気がしなかったですけどね。
    人のことをいっているか事象のことを言っているかの違いかしら?

  • 教養がある人とは、描写能力に長けた人である。

    ここでいう描写能力とは、頭の中にあるイメージをすべて言語化するという能力のこと。

    言葉のみを使い、相手に正確に 『絵』を描かせられる人のみが

    生き残れる

    というお話でした。
     

  • いかに人にイメージさせることができるかが大切。

    自分へのメモ
    語彙力はつけよう。
    ネット検索の結果や誰かが言ってた、は自分の教養とは言えない。

  • とても読みやすく分かりやすい。
    あたりまえか!

  • 相手の頭の中に絵を描く

  • 一概に頭の良い人、教養のある人とは、どのようなひとをさすのであろうか?その蓄積された知識を役に立たせるためには、他者にどのようにして伝えるか?のスキルが大切であり、またそれをできると言うことこそが大事。

    知識の断片をそのまま頭に詰め込んでいるだけでは、到底教養があるとは言い難い。

    どのような文で、どのような文字数で、相手にわかりやすく伝えるには?

    そのノウハウが描かれている。

    相手に映像を見せるように、理解されるように伝えるには。

    リーダーと呼ばれる人、人の上に立つ人、
    何かを成し得ようとする人。

    大きな物事を達成するには、まずは一緒に働く人に
    伝えると言う一番ありふれた、が、難しくもある
    それこそが成功の第一歩。

  • わかりやすく説明するために意識するが書かれている。『バカの壁』を思い出しました。伝えることの難しさは日々感じます。相手の頭の中に絵を浮かび上がらせることを意識して話したいと思いました。
    ■メモしたい箇所
    ・教養ある人と教養バカの違い、それはストーリーテラーになれるかどうか。教養人とは相手が興味を持つようにストーリーとして伝えることができる人。
    ・わかりやすさとは何か。それは、「相手の頭の中に『絵』が浮かび上がった瞬間に、人はわかった。と感じる」
    ■知らなかった用語
    ・交換記憶:「人間の脳は、自分で覚えなくても、相手に聞けば教えてもらえる事柄は覚えようとしない」
    =>妻に聞けば答えてくれるので。郵便番号覚えれないことを思い出しました。仕事ができる人に聞けばわかるので一向にスキルが伸びない理由がわかりました。

  • 教養バカ。そう。僕です。
    最近実は本を読む数減らしました。
    月に5冊くらいでしたが今は10日に1冊ペースで月3冊。
    読むのも1冊読み終えてから次を読みます。
    前まで本って序盤面白くて中だるみして終盤また面白いというのが多いので、中だるみした時にもう1冊違う本を読み出して2冊同時に読んでましたがそれもやめました。
    結局入れ過ぎてもダメだと思うんですよね。
    この本にもありますが相手に伝えられるようにならないと知識になってないというか。
    本の内容とは少し離れましたが本当の教養人になるためにはひたすらわかりやすく伝えるということ。
    話を作り上げるための知識と知識を繋ぐ接着剤を多く持つことだとしてます。
    ちょっと頭いい学生の子とか大人の人でたまにやたら専門用語使って話してる人いますよね。
    あれは教養バカということです。
    日々の会話から意識しようと思いました。
    あとインプットの質と。

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著者プロフィール

たけうち・かおる サイエンス作家。1960年生まれ。東京大学教養学部教養学科、同大学理学部物理学科卒業。マギル大学大学院博士課程修了(高エネルギー物理学専攻、理学博士)。フリースクール「YES International School」校長も務める。著書に『99・9%は仮説』(光文社新書)、訳書に『WHAT IS LIFE? 生命とは何か』(ポール・ナース著、ダイヤモンド社)などがある。

「2021年 『人と数学のあいだ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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