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- Amazon.co.jp ・本 (342ページ)
- / ISBN・EAN: 9784797494266
作品紹介・あらすじ
警察、検察、裁判官が自らの能力を過信し、傲慢になったとき、冤罪事件は簡単に起こる。曖昧な目撃証言のみによる逮捕、それに続く自白の強要。例え目撃者が証言を撤回したくても警察はそれを認めないという、信じられないような実例を、次々と紹介し検証する。「自白をすれば証拠をみせる」「(警察の)暴行の事実はなかったと信じている」。警察や裁判官の言葉から、捜査機関とは名ばかりの怠慢な姿勢と、麻痺した人権感覚が浮き彫りにされる。ジャーナリスト江川紹子の原点ともいえるルポ・ドキュメンタリー。
感想・レビュー・書評
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人質司法が冤罪を作る。「「人質司法」は、裁判への出頭の確保という本来の目的を超えて、身体の自由や黙秘権、公正な裁判を受ける権利などの日本国憲法上保障された人権を侵害するものである。「否認する以上、釈放せずに取り調べを受けさせる」という運用は、長期間の身体拘束や長時間の取り調べによる苦痛を自白獲得の手段として用いるものと評価されてもやむを得ず、拷問の禁止にすら反する。無罪推定の原則や拷問の防止、弁護人立会権の保障などの様々な国際人権基準にも違反する」(「人質司法」からの脱却を求める法律家の声明)
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4797494263 342p 2004・8・5 初版1刷
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