ぼくたちは、銀行を作った。 ソニー銀行インサイド・ストーリー

著者 :
  • 集英社インターナショナル
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  • Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797670448

感想・レビュー・書評

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  • 最初あまりうまくいかなかった
    ・自分達ができること,できないことの区別がしっかりできていない
    ・どこか客観的で本当に自分たちがやるんだという主体性が欠けていた
    ・調べものをお伝えする感覚(エンジンの無い車)
    ・ソニーがやる必然性が見えない
    →私たちはこれがやりたい,という立場で説明させて頂きます

  • 2023年にソニーグループの社長昇格が発表された十時さんが2000年ごろにソニー銀行開業準備をされていた際に発行していたメルマガを書籍化したもの。今ならブログやSNSだろうけど当時はメルマガが最先端の情報発信ツールだったんだよな。

    俺は現在の勤務先が投信を提供することになった(ソニバンが販社になる)ことでこのメルマガ存在を知って愛読していた。Moneykitサービス開始と同時に口座開設して、ソニバンを給与受け取り口座にしたし、外貨預金も投信もソニバンで始めた。将来のキャッシュフロー予測や、どれくらいののリスクを取るとどれくらいののレンジで資産形成がされるかというのもこの銀行のサービスを使ったおかげでビジュアライズできた。20年以上が経ったけど、今でも給与の一部はソニバンで受け取っている。

    十時さんが社長になるっていうことでこの本を読み直したけれど、90年台後半から2000年前半のあの頃の感覚を色々と思い出す。山一破綻、ITバブル、Y2K、投信銀行窓販、服装のカジュアル化etc。

    そして、こういう感覚や経歴の方が社長になるソニーグループという会社の凄さを実感した。

  • ふむ

  • あの、SONYでさえも銀行を持ちたくなるくらい金融業は儲かるという事をしりつつ、
    発想が自由な会社が戦後初の偉業を成し遂げた割には軽いタッチで書いています。

  • きっともっといろいろ面白い話があるんだろうけど、ただのエッセイ的な仕上がりで残念。
    ちゃんとした編集者がいれば違ったのかも

  • すごく簡単に読めました。
    ネット銀行を作る際のブログをまとめたもの。

  • ソニー銀行の立ち上げストーリー。認められない時期を乗り越えて成し遂げたという事がわかる。

    [more]

    ・石井さんと著者・十時さんで立ち上げた。東京三菱銀行から浅野さん、櫻井さんがきた。
    ・1998年に出井さんにプレゼンするところからソニー銀行プロジェクトはキックオフした。
    ・石井さんは「私たちはこれをやりたいという立場で説明させていただきます」という枕言葉。
    ※ 立場の表明はスムーズに説明に集中してもらえそう。
    ・デザイナー井手さんは、発想がひらめく瞬間を、「神様が降りてきた」と表現する
    ※ GIFT TIMEだな。
    ・ソニーの凄さは「チャレンジャーに優しい」ってこと、と取締役の面々が言った。
    ※ 2000年ころはそうだったらしい。今でもそうだろうか。

  • 2014年6月9日読了。2001年にソニー銀行を立ち上げた著者が当時発行していたメルマガを編集した単行本。銀行といえばたいがいは戦前から続く名門企業、今でこそ合併・統廃合・異業種からの参入が当たり前になっているが、バブルがはじけ金融緩和が端緒についたばかりの2000年そこそこに「銀行をつくろう」と思い立ち、それを実行に移した著者たちの努力・苦労はいかばかりであったことか。非常に関心のあるテーマ(僕がこの本を読もうと思ったのもそれだが)ではあるが、メルマガの書籍化のため一貫した主張があるわけではなく、それが魅力でもあるのだろうがダラダラとした印象を受ける。薄い本だからしょうがないが、もっともっと当事者にしか分からない小ネタを大量に仕込んで欲しかったところ。著者はいまやソニーのSVPであり、そこまでぶっちゃけた本を書くことはできなかったろうか。盛田氏、大賀氏にはそれぞれ印象的なエピソードが語られているが、当時の社長出井氏に関しては何も語られないのがかえって印象的。

  • かるーいインサイドストーリー

  • 疲れたサラリーマンにやさしい、ほのぼの新規事業物語。実際の現場はほんと大変だっただろうになあ・・・。

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