監督論 ―「人は育つ」ことを選手に教えられた―

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  • 集英社インターナショナル
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797671162

作品紹介・あらすじ

破綻の危機に立つ球団経営。次々に使い捨てられる監督たち。指導者の役割とはいったい何か?名将・広岡達朗の渾身の提言。

感想・レビュー・書評

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  • 「監督論」
    広岡達朗の現役監督姿といえば私の中ではTVでのもの。


    広岡氏は歴代監督の中でもかなり名将と言われる人物ですが、では広岡氏の理想の監督とは何だろうか?とふと思い、この「監督論」を読んでみました。この本はかなり古いので(落合監督が中日の監督を引き受けた頃。2003-04年)今の野球界の現状と違う所はあると思いますが、それでも変わらない部分は多くあると思います。


    私はこの本はかなり面白かったです。私は根っこからの野球fanでは無いです。ダイエーがあったころまでは試合を見ていましたが、どちらかというと私はMLBの方を見たり、調べたりしています。特にクオリティーシートだったと思うんですけど、ああいう数値計算を駆使するやり方には強い興味を覚えました。どこが面白いかといいますと、やはり広岡氏の野球への見方が新鮮な所が良いです。監督やチーム、球団、選手に対しての広岡氏の意見は納得するものが多くありました。


    私は野球関係の本はあまり読まないのですが、この本を読んでこれからちょいちょい読んでいこうと思いました。特に数値計算で選手の価値を判断する方法を解説しているものが良いなぁと。


    さてダルビッシュ選手がレンジャーズに行き、和田選手がオリオーズに行ったように今年もMLBへ日本人選手が乗り込みます。近年は日本人選手の価値が下がってきています。それがポスティングやFAに響いてきています。しかし今年から逆襲です!

  • 人は育つ
    そして育てる側が諦めない

    当然のことだけど親族でもない
    人間に諦めずに関わるのは
    簡単ではない

    コーチなど上の立場の人間の
    『心』が
    気持ちが大事だということ
    とてもわかりやすく
    親しみやすい文章で
    かかれています

  • 22/1/21 65 川上さんへの恨み節が無ければ。この本も無かっただろうな。
    文章を書くコツ>一点絞り、複数の言いたいことの中から、一番大事なことを選び出す。
    読んで感激した文章があったら、暗記する。書く。

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著者プロフィール

1932 年、広島県呉市生まれ。早稲田大学教育学部卒業。学生野球全盛時代に早大の名ショートとして活躍。54 年、巨人に入団。1 年目から正遊撃手を務め、打率. 314で新人王とベストナインに輝いた。引退後は評論家活動を経て、広島とヤクルトでコーチを務めた。監督としてヤクルトと西武で日本シリーズに優勝し、セ・パ両リーグで日本一を達成。指導者としての手腕が高く評価された。92 年、野球殿堂入り。『動じない。』(王貞治氏・藤平信一氏との共著)、『巨人への遺言』『中村天風 悲運に心悩ますな』『日本野球よ、それは間違っている!』『言わなきゃいけないプロ野球の大問題』(以上、幻冬舎)など著書多数。

「2020年 『プロ野球激闘史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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