日本人のための憲法原論

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著者 : 小室直樹
  • 集英社インターナショナル (2006年3月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (492ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797671452

日本人のための憲法原論の感想・レビュー・書評

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  • まるで講釈師のように憲法を語り尽くします。聞き手役(担当編集者)もいます。

    この本は、憲法の条文を引っ張ってああだこうだ定説を語るものではありません。
    憲法が出来上がるまでの経緯(バックボーン)を使って「なぜ」「どうして」という存在意義を”講釈”してくれるのです。
    そこが他の憲法入門とは毛色が違くて値打ちがあるところ。

    憲法の条文を使って言説を垂れる政治家や活動家が後を絶えませんが、「なぜ」「どうして」憲法はあるのかということを市民に認識されるよう編まれた本と読み取ることができます。
    正しい認識を持って初めて憲法を論議しようというわけです。

    記述は大変平易ですし、予備知識もあまりいりません。社会人だけでなく中高生にも広く読まれてほしい一冊です。

  • 痛快すぎて爽快。
    感心を通り越して感動。
    ここまで面白く憲法、経済、歴史、宗教、などを統一して分かりやすく本にできるのは小室直樹氏以外いないと思う。
    まさにカルヴァンの予定説のように人を変える力を持っている本。
    是非読むことをお勧めします。

  • 深い見識から、本質をズバッと突くところがすごい。
    憲法が生まれた背景、思想、宗教や経済との関係性など、勉強になるところが多い。
    憲法は、国家を縛るための法律である。国家権力は悪であるという概念だ。
    憲法は、宗教と関わりがある。それは「契約」という概念だ。神との契約、ルソーの社会契約説がバックボーンになっている。
    しかし、日本にはこの宗教的なバックボーンがなかった。そこで、天皇を神として生まれたのが、明治の大日本帝国憲法だった。
    民主主義、資本主義、憲法。形はあるが、精神が抜けている。
    いま必要なのは、新しい時代にマッチした深い哲学だ。
    主義を超え、形を超え、真の人間主義を取り戻す思想が求めれらている。

  • 憲法の話と思いきや、
    "原論"なのでそのもととなる
    昔の世界各国の法律の歴史みたいな内容になっている。
    法律というより歴史本を読んでいるようだった。

  • 憲法はどのようにして生まれ、どういう考え方をするのか。その概念と背景にある思想と歴史がすっきりと見通せる一冊。
    憲法を理解するためには、ヨーロッパの歴史とキリスト教(プロテスタンティズムの予定説)が分かっていないとダメだということ。特に予定説が理解できれば憲法だけでなく民主主義や近代資本主義がどのようにして生まれたか捉えることができる。
    結局、憲法があることが大事というわけじゃなくて、憲法を使って私たちは何をするのか?が重要なんだということです。

    しかし、分厚い。編集者との会話形式で話が進むのでところどころ回り道や駄文がある。全体に法思想史の話なので読んだからと言って実用で役に立つというわけじゃない。重いので通勤通学時に持ち運びできません。書き方も、もうちょっとコンパクトにまとめることができたと思うんだけど。でも、この一冊読み通せば、憲法についての巷の俗説・嘘・妄言に騙されません。憲法ってなに?と思っている人は是非とも読んで欲しい一冊。

  • これは、素晴らしい本。内容の濃密さに比し、理解のし易い、小室直樹氏の大作。

  • 目から鱗が山済み。橋爪さんの師匠である小室さんの素晴らしい本。世界の見え方が変わります。

  • 東2法経図・開架 323.01A/Ko69n//K

  • 憲法が何か分かりました。

  • この本はめっちゃ面白い

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