日本はなぜ、「戦争ができる国」になったのか

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著者 : 矢部宏治
  • 集英社インターナショナル (2016年5月26日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797673289

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日本はなぜ、「戦争ができる国」になったのかの感想・レビュー・書評

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  • 横田空域と日米合同委員会の存在に驚愕。

  • 表題は本書の本筋ではない。もちろんそれ以上の様々なものを含有しているという意味である。

    ネット上にいる右の人も左の人は、この現実を把握しているのだろうかと頭を傾げる(多少なりとも本書の内容を知っていれば、もう少しまともなつぶやきができると思うので…)。

    本書を読む時間がない人でも、せめて「あとがき」だけは読んで欲しい。そして各々自分自身の頭で考えて欲しい(他の誰かの受け売りではなく…)。

  • 前の本が面白かったから借りてみた。
    ねぇ、ねぇ、世界ってちゃんとした条約とかじゃなくって、こんな風に「密約」で動いていいもんなの???
    確かに敗戦国ではあるんだけどさ、もう70年だよ。
    いつまで、こ~ゆ~風なんだろう?
    開国の時の不平等条約みたく、いつかちゃんと解消された暁には広く国民の知るところになるのかな?

  • 民政は許すが軍政は握る。義務は無くして権利を広げる。豪腕ダレスのしたり顔が目に浮かび不快です。占領下で、国連にも未加入の時期、四面楚歌のなか、独立を悲願とする日本を相手に、赤子の手を捻るような交渉で実質日本を属国化する道筋をつけてしまいます。万感の思いはありますが、先ずは、国民が広くこの事実を知り、どう受け止めるのかということです。

  • 『日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか』
    より内容が難しかった。
    さらっと通しで読んだ後、再度、動画を観ながらポイント確認してなんとかでした。


    著者の憲法、防衛に関する主張は賛同できないんですが
    戦後処理の詳細な記述は前作同様に読み応えある。

    参考文献の記載が5ページもあり、数えたら109冊だった。


    田原総一朗×矢部宏治
    https://youtu.be/0JF5KV30NLc
    矢部宏治・孫崎享
    https://youtu.be/Ds-USLMcwAk
    矢部宏治・天木直人
    https://youtu.be/M4HdaJ60jic
    鳩山友紀夫×高野孟×矢部宏治
    https://youtu.be/0iwbSUEhcQk

  • 沖縄の米軍基地のガイド本を持っておりなかなか興味深いレポートを書く著者だったので、本書のタイトルからこれは何かありそうだと思い手にとった本である。本の冒頭から、横田空域の話、アメリカにとって日本には国境がない話、日本のどの土地でも米軍が接収できるという密約がまだある話など、グイグイと引き込まれていく内容だった。ただその面白さも序章までで、本章に入ると、密約や条約の難しさも手伝って難解な文章からよく理解ができなかったが、戦後日本のこのような状況を形作ったのはマッカーサーではなくダレスだということがわかった。

  • ▶戦争になったら、日本軍は米軍の指揮下に入る-。1952年に当時の吉田首相が口頭でむすんだ「統一指揮権密約」。日本の戦後史における最後の秘密である、日米間の隠された軍事的構造をわかりやすく説明する。

  • 『日本はなぜ「基地」と「原発」がやめられないのか』を読んでいたのですぐさま読んでみた。
    分かりやすく纏められてる。

    日本の外務省が、体系的に保管、分析、継承することをしないことに.....?????

    民主主義について、自衛隊について、憲法改正 追加条項方式について、勉強あるのみ。

  • 戦後、日本は米国の属国であることを、ある意味自ら選択したのではないか、と思った。今の日本人、特に政治家にこの状況を変えようとする意志があるか。「戦後レジームからの脱却」なんてうそっぱちだとしか思えない。ポピュリストのもとで危険度は増している。

  • 『日本はなぜ「基地」と「原発」を止められないのか』を書いて地域協定の問題をあぶり出した矢部さんの第二弾。本書では、安保条約などの条文化されたものの他にいくつもの日米密約なるものがあり、これが日本をしばっていることを問題にする。その一つは、日本の基地を自由に使えるという密約、もう一つは戦争になったら自衛隊はアメリカ軍の指揮下に入るという(指揮権)密約である。実際、自衛隊が使っている兵器はそのほとんどが警察予備隊のときからアメリカ製(のお古)で、データも暗号もGPSもすべてアメリカ軍とリンクしているらしい。だから、戦争になったら米軍の指揮下に入るというより、最初から米軍の指揮下でしか動けないようになっている。また、自衛隊が守っているのは日本という国土でなく、在日米軍とその基地だという。オスプレイの導入にしても、その動かし方をみていてもいちいち腑に落ちる点だ。矢部さんは、こうした問題を公開された膨大な英文の機密文書を細かく読むことで繙いていく。その切り口はわかりやすいし読みやすいが、それでも本書を理解するのは決してやさしくない。矢部さんによれば、現在の日本は白井聡さんの言う占領体制の継続ではなく、まだ占領下にあったアメリカへの戦争協力態勢が、いまも法的に継続しているということである。つまり、中国の統一を横目で見て、いまなら朝鮮半島を統一できると思って南へ攻め込んだ金日成の軽率な行動(それはスターリンの承諾を得ていたのだが)が、戦後の日本を含むアジア情勢を大きく狂わせたのである。もちろん、朝鮮戦争がなければ日本の復興はもっと遅れていた。しかし、この戦争は日本が真に独立する機会をも失わせた。矢部さんの結論は、この論理からは必然なのだが、ある意味意外でもある。それは、朝鮮半島統一を促進させるプロセスの中で、日本は一旦は米軍基地を追い払ったフィリピンモデルに学び、アメリカとの不平等条約を解消していくことだと言う。それはドイツが東西統一過程で行ったことでもあった。/本書の冒頭では、六本木の真ん中にヘリポートがあり、それが米軍横田基地と結んでいることが明らかにされる。(横田空域なるものがあり、日本の飛行機がその上を飛べず迂回していることはかなり知られては来たが)また、最後のところでは憲法を改正するのではなく、修正条項を追加するという方法があることが、先の著の批判を受けて紹介されている。政治家の人たちにぜひとも読んでほしい本である。(山本太郎さん、ぜひ国会で質問してください)

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日本はなぜ、「戦争ができる国」になったのかの作品紹介

実は、改憲せずとも、米政府と米軍部の判断次第で「日本をあらゆる戦争に参加させうる」『指揮権』。日本人の誰も知らない謎の権力の存在と異常な成立過程を初めて証明。参院選を直前に、全日本人必読の衝撃の書!

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