LATEX2εトータルガイド

著者 : 伊藤和人

• 秀和システム (2000年9月21日発売)

作品紹介・あらすじ

LATEXのインストールや起動方法がよくわかる。文書整形コマンドの書き方、使い方がよくわかる。目的に応じて文書整形コマンドがすぐ引ける。プレビューア、プリンタドライバを詳細に解説。LATEXの整形性能を極めた良質で豊富なサンプル群。

感想・レビュー・書評

[hkmookさんの感想 · 2019年9月1日]

ぼくは学生の頃は、あらゆる言語を使ってた。JAVAなんてすぐ覚えたし、C言語、プログラミングくらい当たり前のことだった。いまじゃ、すっかりだけど、当時はかなり高額だった業者より詳しかった。でも、趣味だったから、ボランティアで業者さんに教えてあげたりしてた。(笑)

高校生から趣味で、パソコンオタク。英語は通ってた京大出身の個人塾の先生の影響で聖書を読み漁る。実は、このオタクのおかげで、大学院の研究はかなり楽だった。ローカルな大学なのに普通に東京工業大や北大、大阪大学と闘えた、と思っている。

いきなり英語の論文を渡されたり、高分子のシュミレーション計算をしてくれって言われたり、当時は理不尽なことばかりだったけれど、いいですよー。とこなせたのは、変人扱いされた趣味のおかげ。母の車の運転をじーーと見ていて、車のことを知っていたので、運転免許は最短の３週間でゲット。教習所を、猛スピードで乗りこなし、ギャルに降り待ちをされ、出てきたのが真面目くんで、失望させたほど。なんでも、夢中になにかを極めておくことは、学生時代の効率の悪い勉強の中で必要なこと。

宇宙のこと、科学のこと、文学のこと、映画のこと、演劇のこと、スポーツのこと、本気ならもうなにかやらなきゃ。結果は、すぐにはわからないもの。バカになって、やらなきゃ。ぼくは、ふつうだと思うけど、みんな変わってるって言うんだよなぁ。

でも、いまの時代、JAVAやLATEX言語を知っていたくらいでは、役に立たないから、もっともっと勉強しなければ。結局は、０と１なんだけど。

[pokoritさんの感想 · 2014年2月18日]

LaTeXはクヌース先生が開発した組版ソフト。いろいろな環境で美しいフォーマットの文書を作成できる。特に数式の処理は群を抜いていて、引用や参照の仕組みも良く出来ている。学術論文作成には欠かせない。

この本は、2εになるまえのLaTeXトータルガイドの頃から愛用。必要にして十分なLaTeXのテクニックが解説されている。実際に使う時に、レファレンスとして引きやすいのが気に入っていて、ずっと手元に置いている。