図解入門業界研究最新流通業界の動向とカラクリがよ~くわかる本 改訂第2版 (How-nual図解入門業界研究)
- 秀和システム (2006年5月26日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
- / ISBN・EAN: 9784798013145
感想・レビュー・書評
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★読む目的
流通業界について学ぶ!
★読書方法
並列読書
★メインブランチ
『はじめに』 『現状』 『将来』 『おわりに』
★INPUT
・流通業界で大切なことは『いかにお客様に合わせることができるか』。しかし、ただ
やみくもに迎合するのではなく『自分が何をお客様に提供したいのか』を知る必要が
ある。自身を見失わずにする姿勢を堅持しながら、お客様の求めてるものに向き合う
・就業者数10名以下の小売業が激減。反比例するように、就業者50名以上の企業が
増加。トータル133兆円の国内消費市場のうち、就業者数4人以下の小売業は14.7%
(H16)。原因は大型店の進出、後継者不足、店主の老齢化、酒・薬などの自由化
・最近は流通の効率化を目指し、メーカーや小売りが商社の仲介を通さず、直接取引
をするケースが増えている。これに危機をもった商社は、小売業を手に入れ始めた。
商社を主体とした一貫した流通体制を創りあげようとしている。
・流通の基本は『商品を売ってその利益で営む』である。その為には?粗利益を上げる
?効率な流通システムが不可欠。?は原価を下げるか売価を上げるか?はドミナント
方式で1地域に集中して出店する。密にすることで配送効率が高まりバイイングパワ
ーが増す。
・イオンの人件費は売上高の9%販売管理費は29%。しまむらのパート比率は85%(店長
すらパート)。イトーヨーカ堂では物流センターで店舗別・カテゴリー別の仕分けを行い、
売り場に直納(商品補充に手間が省け接客する時間ができる:カテゴリー一括物流)。
★ウガンダの感想
流通の使命は『お客様の欲しいものを提供する』ことです。商品サイクルが短く、多様化
するニーズを、迅速かつ低価格で効率よく提供できるかがで、勝負が決まります。その為に
は、物流システム構築、ドミナント、ディマンド・チェーン・マネジメント、ヴィジュアルMD、PB、
SPAのような体制や取組が、今後非常に重要にかと思えます。
★一言で言うなら
『欲しいものは、欲しい時に、欲しいもの!』
★OUTPUT
・『売れ筋商品と死に筋商品を分け、死に筋商品を排除し新商品を入れる』この繰り返
しが店舗経営の黄金律であることを理解し実践する。
・お客様に最も近い位置にある店舗が、積極的にお客様の動向を読み取り、ある程度
は独自に判断し、すばやく対応できる体制を整える。ドンキーの方針見習う(お客を
よく知る者に売り場を任せ、本部はそのサポートに徹するのがベスト)。
・顧客はいくつかの商品の中から選びたい。1〜2種類の売れ筋商品だけで埋められ
たような売り場には関心を持たない。売れ筋だけでなく、売れ筋予備軍(見せ筋)も
ある程度必要。
・ショッピングセンターと百貨店の違いを理解する。両者ともに、テナントを入居させ、そ
の家賃を収入源としている。SCはテナントを管理してるが、百貨店はテナントにすべ
てを任せている。SCはSC全体に気を配り、トータルな戦略を重んじる。
・大手総合スーパー各社の売り上げ構成比は、食品が50%以上を占めるまでになって
いる。ウォールマートの販売管理費率は17.5%。粗利益率は20%前後。具体的削減策
とは?人件費?宣伝広告費?中間物流費?建設・維持費?商品原価?在庫削減
★BookCrossingしたい度
『★★★☆☆』
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