図解入門よくわかる最新通信の基本と仕組み 通信の常識[第2版] (How-nual図解入門Visual Guide Book)
- 秀和システム (2007年3月15日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (265ページ)
- / ISBN・EAN: 9784798016153
感想・レビュー・書評
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改訂されて最新の話題が多数盛り込まれている。
特に無線に関しての説明が非常に分かりやすい。
部分的に実機等の写真が多数使われているが、もう少し全般的に写真が網羅されていると更に良いのに。(権利等の問題でなかなか思い通りにはならないのかも知れないが)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ネットワークがらみの話となると、LAN、イーサネットを中心に記されている本が多いが、電話網や衛星等まで含め、通信全般について基本が書かれているので互いの関係性を改めて理解する上で参考になった。
まだWANの世界が理解しきれていない。。。 -
タイトル通り基本がよくわかりました。でも、情報系のひとには基本的すぎて勉強になるってほどではないかな。
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タイトル通りよくわかった。入門書に選んでよかった。
図と文とのバランスもいいし、内容もちょうど良いレベルだった。略語ラッシュには辟易したが頑張っていこう。まだ内容が浅い部分もあるので、また次も。
ただ中身はわかっても、原理はいまいちよくわからん部分がある。
新宿紀伊国屋で購入。若干使いにくい本屋だ。 -
2-2 銅線ケーブル
ツイストペアケーブル:銅線を2本1組でより合わせたケーブル。周波数が高くなると別の線に信号が漏洩しやすくなる。高周波では使用できない。
同軸ケーブル:伝送用の銅線の周りを絶縁体で囲み、その上をシールドする。高周波でも使用できる。
2-4 電波の性質
300[kHz]~30[GHz]の周波数が通信に使用できる。
周波数が3[MHz]以下の電波は地表に沿って伝播するが、周波数が高くなると直進性が強くなる。
3-1 回線交換とパケット交換
回線交換:通信のたびに交換機が回線のつなぎ換えを行う。
パケット交換:情報を分割してそれらを順番に送り出していく。
3-2 パケットとその送り方
パケット(フレーム)はヘッダ、トレーラ、送信内容に分けられる。
ヘッダ、トレーラにはデータの宛先アドレス、送信元アドレス、何番目のパケットなのかを示す通し番号、開始符号、終了符号
3-7 TCP/IPとOSI参照モデルの関係
トランスポート層のTCPとネットワーク層のIPを通常1組として使用するためTCP/IPと呼ぶ。
4-4 多重化による電話の伝送
アナログ信号の多重化は周波数分割多重化(FDM)
デジタル信号の多重化は時分割多重化(TDM)
FDMはそれぞれの電話通話の電気信号ごとに周波数帯域を変えることで、複数の電気信号を同時に1本の伝送路で伝送できるようにする。
一定の周波数帯に信号を乗せることにより周波数帯域を変える。
TDMは1本の伝送路の使用を一定の短い時間間隔で区切って、各々の時間ごとに別の電話通話の電気信号を伝送させることで、複数の電気信号が1本の伝送路を流れるようにする。
5-1 ブロードバンド
大容量のデータを高速で送受信できることが、プロードバンドを定義する最も重要な条件である。
通信回線を伝送される信号の周波数帯域が広いほど大容量、高速通信が可能となる。
5-3 ADSLによるインターネット・アクセス
ADSLを利用する場合に必要な装置は、スプリッタとADSLモデムの2つ。
スプリッタ:電話の音声信号とデータ伝送用信号を分離する。
モデム:アナログ信号とデジタル信号の変換を行う装置。
一般の電話加入者線はアナログ信号が流れ、コンピュータのデータはデジタル信号であるため、電話回線を使用してコンピュータ通信を行う場合は、データ送信の場合はD/A変換を、データ受信の場合はA/D変換をモデムで行う。
5-4 ADSLとxDSL
対象方式:上りの通信速度と下りの通信速度が同じ
非対称方式:上りの通信速度より下りの通信速度方が高速になる。
5-8 その他の有線ブロードバンド
ケーブルテレビインターネット:ケーブルテレビの設備をそのまま使って、ブロードバンドを提供する。
分配器:テレビ番組用の信号とコンピュータ通信用の信号を分離する装置
ケーブルモデム:コンピュータのデジタルデータとケーブルテレビの信号の間の信号の変換を行う装置
テレビ番組放送に使う周波数(76MHz~450MHz)と視聴者の課金情報などの収集に使う周波数(10MHz~50MHz)を使っているが、前者のうちの特定の周波数帯域を確保して下りに、後者のうち上り方向のインターネット通信に使用している。
PLC:電力戦通信(POWER LINE COMMUNICATION)