図解入門よくわかる最新食品添加物の基本と仕組み (How-nual図解入門Visual Guide Book)
- 秀和システム (2008年10月21日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (178ページ)
- / ISBN・EAN: 9784798021027
作品紹介・あらすじ
加工食品には欠かせない食品添加物への理解を深める!添加物の役割を徹底解説する。
感想・レビュー・書評
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添加物の安全性について肯定的に書かれている本
国際的な機関が添加物の使用量の上限や、採用を常に調べていて、日本はそういった機関と厚生労働省や食品安全委員会などが情報交換を行っている。
一つ一つの添加物がどういうものなのかも詳しく書いてある。
昔は植物の中にある成分を抽出していたが、コストを抑えて添加物を作るために、最近では化学的に作っている。みたいなコメントが沢山あったが、それがどういう事なのかやはり素人には説明されてもわからないのだろうか?その部分は書かれていなかった。
そんなに恐るほどのものじゃないけれど、自然なものではなく、やはり進んで取るようなものではないと思った。
とても参考になった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
食品添加物についての法律、分類、分類ごとの主要な添加物について理解できる。
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添加物を使わないものは加工食品ではないといってよい。
添加物のほぼ100%は天然のものを化学的に処理して造る。
認可されている添加物は国際的にも認められ厳しい検査によって安全が証明されている。
ただし科学技術は日々進歩しており将来的には新たな問題がわかり添加が認められなくなる可能性もある。
単独では毒性がなくとも複数では毒性が現れる可能性がある。
カット野菜は次亜塩素酸で除菌されるが最終的には完全に除去されるため表示はしなくても良い。 -
図書館で借りた。
食品添加物について、どのような分類がされているか、
どのような添加物があるか、どのような使われ方をされるか、
安全性の考え方はどのようなものか、法律ではどうなっているか、
どう表示されているか、といった視点で解説している。
付録には指定添加物のリスト、食品衛生法の抜粋がついている。
化学的合成添加物の一日摂取量のうち天然に存在しない化学的
合成添加物は0.8%というデータに驚いた。
ほとんど天然に存在するものを使っていることを初めて知った。
ただ、天然にあるから大丈夫、というわけではなくそれを
どの程度の量口に入れることになるのか、が問題のようだった。
今までの生活で食べてきたから安全、なのではなく、
今までの生活で食べてきた範囲の量でなら安全であり
その食物に含まれているある部分だけを抜き出して大量に
食べたらどうなるかはきちんと検証しないと分からないものなのだと思う。
今まで許可されて使っていたがあるとき発がん性などが発覚し
禁止される、という流れを見てすべての食品添加物が悪い、
というイメージを持ってしまっていたことに気がついた。
冷静に考えれば塩も砂糖も化学物質なのだから添加物も
きちんと試験さえされていれば安全なのかもしれない。