- Amazon.co.jp ・本 (340ページ)
- / ISBN・EAN: 9784798023809
作品紹介・あらすじ
基本操作から内部構造までGitの開発責任者がすべての疑問に応える。
感想・レビュー・書評
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出版社による正誤表
http://www.shuwasystem.co.jp/support/7980html/2380.html
(著者のサイトにも情報があるという話ですが userweb.kernel.org はいま停止しているようです:
http://userweb.kernel.org/~junio/gitbook-errata.html )
非公式正誤表もあります(登録 2 件)
http://public-errata.appspot.com/errata/book/978-4-7980-2380-9/詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
Git は、ずっと見よう見まねでなんとなく使っていた。しかし、会社のプロジェクトで git を採用するというので、ちょっとは体系的な知識を仕入れておこうと、あわてて読んだ一冊。Git 開発者の濱野さん(Junio)による解説書ということで、これ以上のものは望めないはず。
本自体は素晴しいと思う(ただし、出版当初から話題になっていた通り全然「入門」ではない)のだが、やっぱり git のインターフェースにはどうも馴染めない。歴史的な経緯は勘案するにしても、checkout と commit が対称でないとか、checkout や reset のセマンティクスが引数の個数によって変わるとか、どうも Linusにしろ Junio にしろ「どーでもいいんだよ、その辺は」というタイプの人達が集まって開発されたツールというイメージを拭えない。非分散型のバージョン管理システムを使っていた人にとっては、リポジトリ-ワーキングの2階層から、リモート・リポジトリ、ローカル・ヒストリ、インデックス、ワーキングといきなり 4階層になってしまうのもハードルが高い。うちの会社のバージョン管理リテラシーを考えると、git の採用はやめといた方がいいんじゃないかなぁ…と思う。 -
この本を読んで、バージョン管理の本質がまったく分かっていなかったと痛感した。「良いパッチを積み上げていく」ようなバージョン管理ができるよう修練したいと思った。Git使いには必ず読んで欲しい。ただし、タイトルとは違い中身は中級者向けなので注意。
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同シリーズのMercurial本が活用事例に沿って分散リポジトリの使い方を説明していたのに対し、こちらは内部構造にフォーカスを当て、ブランチに対する深い理解や、リポジトリの効果的な使い方を示唆している。CVSやSVNから直接移行してきた人にはやや難しく感じるか。
Git自体はMercurialと比べて、インデックスの概念が整理されており、リベースについて良く整備されているな、という感触。CVSやSVNを使っていた人が個人で使うにはMercurialが敷居が低くて良いが、大規模かつ活発なプロジェクトではGitのほうが重宝しそう。 -
入門と書いてあるが、やさしくはなく、読み応えがあった。
使い方だけを書いているのではなく、開発者が書いただけあって、考え方みたいなものまでも書いてあるので、読み物としてちょっと楽しかった。
とりあえずチャチャっとGitを使ってみたいという人にはお勧めしない。
(表紙の「Git」の文字に比べて「入門」の文字がかなり小さいのはそのせいだと思う) -
gitの仕組みなどを丁寧に解説してくれていたが、一度使ってから読んだ方がよりいいかも。
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図書館
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なんか難しい
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Gitの機能だけではなく、それを実際のプロジェクトにどう活用すべきかの具体例などが示されている。
前から疑問に思っていた「いったいぜんたいリーナス・トーバルスはSubversionの何がそんなに気に入らないのか?」という問いについての答えが得られた気がする。 -
「アリスとボブのGit入門レッスン」の後に読んだ。
どうしてそのような動作をするように作ってあるのかが
開発者の視点から書いてあるので信用できる感じ。
読みにくいという評判が多いけれど、あまり気にならなかった。
Gitの簡単な使い方は、この本を読むより先に
習得していたことが大きかったのかも。