図解入門ビジネス最新マーケティング戦略の基本がよ~くわかる本 (How-nual図解入門ビジネス)
- 秀和システム (2011年6月17日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (369ページ)
- / ISBN・EAN: 9784798029856
感想・レビュー・書評
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図書館で借りた。分厚いねぇ
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経営戦略からのつなぎ部分から開設されている。
知識の整理におすすめ。 -
網羅している。参考書として使う。
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個別のことは、もう少し掘り下げないと物足りないが、入門編としてはOK。
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以前、有菱閣の『マーケティング戦略』を紹介したが、本書のほうが格段に優れている。
【特記事項】
□マーケティングコンセプト
・生産志向、製品志向、販売志向・・・プロダクトアウト
・顧客志向・・マーケットイン
・関係性志向・・顧客との長期的関係を志向する
・社会性志向・・グリーン・マーケティングなど。
●マーケティングのいろは・・マーケティング・ミックス
・ミックスの4要素=製品、価格、場所、促進
●マーケティングプロセス
・環境分析
・市場機会の発見とマーケットリサーチ
・セグメンテーションと差別化
・ターゲティングと差別化
・ドメイン設定とポジショニング
・マーケティングミックス
・マーケティング戦略に基く戦術策定
・戦略実施後の見直し
□環境分析
環境→外部環境と内部環境に分割。
外部環境→マクロ環境とミクロ環境に分割。
マクロ環境分析・・PEST(政治、経済、社会、技術)
ライバル(コンペティター)と共生相手(こんぷりめりたー)を見きわめる。
・ファイブフォース分析
・バリューチェーン分析
・SWOT分析
・ABC分析
□製品・イノベーション戦略
ポジショニングで重要なのが①ドメインと②シェア
・ドメイン:企業ドメイン、事業ドメイン、戦略ドメイン
・シェア:リーダー、チャンレンジャー、フォロワー、ニッチャ―
●セグメンテーション戦略・・地理的変数、人口動態変数、サイコグラフィック変数、行動上の変数による市場の細分化。
サイコグラフィック変数・・社会階層、ライフスタイル、性格によるもの。
行動上の変数・・使用機会、ベネフィット、使用頻度、ロイヤルティなど。
・製品差別化戦略・・機能、外観、心理における差別化を図ること。副次的な差別化である。
・ターゲティング
●計画的陳腐化の功罪:機能面、心理面、材料面での陳腐化
・イノベーション(本書ではいい知見はなし)
・ブランド戦略:ブランドの機能とは?
識別機能、出所表示機能、品質保証機能、販売促進機能、外部効果誘発機能(バンドワゴン効果、スノップ効果、ヴェブレン効果)、記号的機能、想起機能、顧客との関係維持機能、付加価値増進機能、交渉力増進機能
□価格戦略
・『マーケット戦略入門』のレビューに記載した内容とほぼ同一。
□流通チャネル戦略
□プロモーション戦略
・キャズムの理論がここで関係してくる。
□消費者行動分析
・消費者の関与度合いにはレベルがある。
永続的か一時的か、自我が関係するか、認知か感情か特定の製品か、など。
●それぞれに応じて、消費者の関心事をとらえる、製品使用時の心地よさをアピール、不安に訴える、差別ポイントを強調する、新しい使用方法を提案する、といった方法がある。
★これは奉仕にも使える。
□リレーションシップ・マーケティング
●4Pを4Cへ。
(顧客にとっての)価値、負担、利便性、コミュニケーションという観点。
・顧客の新規開拓より既存の顧客維持のほうがいい。
・ネットビジネスで使える心理効果の例:
ザイオンス効果:ラポールとも言われるが、要するに、頻繁に接するにつれて好印象になっていくということ。
カリギュラ効果:禁止されるとやってみたくなる。
コントラスト効果:高いものを提示すると、そのあと見せる商品が安く思える。
ハロー効果
ピグマリオン効果:人は、期待されるとそのとおりの行動をとるようになる。
バーナム効果: