図解入門ビジネス最新ネット企業の新技術と戦略がよ~くわかる本 (How-nual図解入門ビジネス)

著者 :
  • 秀和システム
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  • Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784798031064

作品紹介・あらすじ

ソーシャル・メディアからスマートフォンまで、ソーシャル・ネットワークで変わるネットビジネスの動向を徹底解説。

感想・レビュー・書評

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    ネット企業

  • ネット企業や技術キーワードはわかります

  • ・ネットワーク効果とは“ユーザーが加入すればする程、サービスの利便性が上がる”というものである。
    ・リンクトインはユーザー数1億人を保有し、2011年売上高は約200億円。収益モデルは、売上高の3、4割は採用ソリューション。例えば、業用拡大中の企業がリンクトインに採用広告を出し、その中から要件にマッチした人材を採用するソリューション。企業側にはこの採用費用を徴収。又、ユーザーからもプレミアム会員サービスを提供し、プレミアム分の費用を徴収する。
    ・mixiの収益源は①mixi広告②mixi課金③Find Jobからの手数料の3本柱。2010年からmixi課金が大幅に伸張している。
    ・②のMixi課金に関しては、1)プレミアム会員(動画、日記容量の拡大)2)MIxiアプリ(Mixi上で動作する有料アプリの購入)3)Mixiポイント(Mixi内で利用出来るポイント)の3点。
    ・②のMixiアプリに関してはソーシャルアプリが伸びている。このアプリに関してはMixiが開発するのではなく、Klab、ドリコムといったSAPが開発する。Mixiはゲーム開発環境、APIを提供する。
    ※SAPとはSocial Application Providerの事である。
    ※APIとはApplication Program Interfaceの事で、OS(基本ソフト)やアプリケーションソフト、あるいはウェブアプリケーションが、自ら持つ機能の一部を外部のアプリケーション(ソフトやウェブサービス)から簡単に利用できるようにするインターフェース。APIが提供されている機能は独自に開発する必要がないため、プログラムの開発を効率的に行うことが可能になる。
    ・SAPとMixiの利益配分はSAP8:Mixi2である。

    ◆ECに関して
    ・ECの周辺ビジネスとして、サーバ、オンライン決済、セキュリティ、ドメイン、ネット接続等。以上のインフラがないとECは成立しない。これらネットビジネス全般のインフラを提供しているのがGMOインターネットである。
    ・GMOはレンタルサーバ事業で国内シェア34%、ドメイン取得事業で国内シェア60%を保持する。

    ・ECサイトには3タイプ有り、①独自開発型②ECパッケージ型自社サイト③ショッピングモール出店型の3点である。
    ・①の独自開発型に関してはファーストリテイリングが良い例である。ユニクロオンラインストアは日本でも有数の規模を誇るECサイトだが、単にモノを買うだけのウェブサイトではなく、基幹システムとの連動、在庫、発注管理、顧客管理等の必要な機能は多岐に渡る。それ故、独自で開発する必要が有り、これを請け負ってるのが日本でも有数のシステムベンダーであるNTTデータである。
    ・②に関しては予めECサイトに必要とされる機能(受注・在庫管理・請求・入金管理・顧客管理等)をパッケージ化されているものを購入し、構築する方法。
    ・③に関しては、楽天、Yahoo等のショッピングモールに自社の店舗を出店する方法。

    ※①独自開発型
    対象:EC売上規模数百億円
    提供ベンダー:富士通、日立、NEC、NTTデータ等

     ②ECパッケージ型自社サイト
    対象:EC売上規模数億円
    提供ベンダー:コマース21、ワークスアプリ、ソフトクリエイト等

  • ネットビジネスをやる人には参考になるかもネ。漏れているところがあるかも。

  • タイトルどおり、ネット関係の技術・戦略の一覧が記載されています。ビジネスモデルについても解説されていますので、今世の中にあるネット商売をざっと把握するには最適の本です。

  • データマイニングやジオメディアなど、最近のネット企業のビジネス動向や技術についての本。
    だいたい聞いたことある内容が多かった。
    テキストマイニングの発展には期待したい。

  • ちょこと前の状況を知る、とは言え一年前くらいだけども、にはとても便利。世の中の変わるスピードがすごい事に改めてびっくりする。

  • 2011年10月の本、ICT関連の動向を俯瞰していますが、丁寧にまとめられていてわかりやすいです。
    これをトリガーにして、自分の興味の深考を模索していく感じでしょうか。

    個人的に興味を感じたのは、次の3分野。

     ”集合知(情報母体の構築)”
     ”ソーシャル・ネットワーク(縦横の情報のつながりの実現)”
     ”ジオメディア(リアル×ネットの促進)”

    今の仕事のミッションとも、それなりに被さっています、ふむ。

    といっても掲載情報の鮮度的には年内か、せいぜい年度内といった所でしょうか。
    とりあえず会社の本棚に放り込んで、すぐに読み返せるようにしておこう。。

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著者プロフィール

慶應義塾大学環境情報学部卒業。同大学院政策・メディア研究科修了、2005年東京大学大学院情報理工学研究科修了。
博士(情報理工学)。英国ケンブリッジ大学コンピュータ研究所訪問研究員を経て、2006年日興シティグループ証券(現、シティグループ証券)にてIT サービス・ソフトウェア担当の証券アナリストとして従事したのち2009年3月、フューチャーブリッジパートナーズ(株)設立。経営コンサルタントとして、経営の視点から、企業戦略の策定、経営管理、IR支援、M&A、資金調達を実施する。(株)アプリックス代表取締役兼取締役社長。

「2022年 『図解入門ビジネス 最新 Web3とメタバースがよ~くわかる本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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