年下上司にイライラしない40の技術

著者 :
  • 秀和システム
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784798050546

感想・レビュー・書評

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  • イライラしない方法を知りたかったが特別な事はなかった。要するに、達観するに限る。


    - 役割の違うキャスティングに過ぎない
    - 自己評価は大体3割高
    - 働く場があってありがたい
    - ややこしい話はまず私の所へ持ってきてください、こう言えたら評価は上昇
    - 周りの人々は両者の関係を興味津々で見ている
    - 人自体では無く課長の「役割」に敬意を払う
    - 追い抜かれたしがない人から、上質の熟練スタッフというキャラクターへ変更
    - 上司に失点させることでは無く、加点させていくように働くのが得策
    - イラッとしても見せないと、器の大きさを醸し出し真楽を獲得する
    - 年上部下の極意は、「出過ぎず、引っ込みすぎず」
    - これ以上あがれないと見通せたとき、そこで一区切り。最高到達点に達した、よくがんばった。
    - 後は完走すること

  • 年下上司を持つ年上部下の精神衛生上とても良い本。

    日本は新卒採用をずっと続けてきたことにより、同期が生まれ年功序列が生まれ、上司=年上というヒエラルキーが長く存在してきたが、バブル崩壊後、年齢と職階、在職期間と職階が必ずしもマッチしない実力主義が入り始めた。

    また、1990年代から導入され始めた役職定年制度により例えば55歳で役職を解かれ自分の部下が上司になる例が大企業を中心に広く進んでいる。年金支給開始が65歳に合わせて定年後再雇用が一般的になりここでもかつての部下が自分の上司になる事例が一般化している。

    長幼の序という考え方で育った日本のサラリーマンにとって、この年下上司という考え方がなかなか受け入れがたいものがあるだろう。

    本書は、そういう気持ちをしっかりと受け止めつつ

    年下上司、年上部下という言葉から、年上、年下という概念を切り離すこと

    仮に上司が年下であっても、あくまで職務命令系統に忠実であること

    名脇役になって上司やチームの活躍に貢献すること。

    そのためのBeing(あり方)とDoing(振る舞い)を具体的な事例とともに解説した大変親切な本であると感じつつ読了した。

  • タイトルだけみると非常に限定した立場の人向きの本に見えますが、著者が書いていることは年下上司をもつ人のみならず会社で仕事をしていく人であれば知っておいてよい内容であり、幅広い立場の人に読まれてもよい本だと思います。
    この人の著作は会社で働くにあたり業種や業界に左右されない普遍的な内容(ある意味哲学的?)が多く語られており、本作も同様のテイストに仕上がっていると思います。

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著者プロフィール

1963年、兵庫県に生まれる。関西大学経済学部を卒業後、1986年にダイハツ工業に入社。その後、自動車販売会社(出向)・プラントエンジニアリング・外食・化学と合計5つの会社に勤務したのち、2001年にクリアマインを設立。社員数10万人超の大企業から、10人以下の個性あふれるオーナー企業や、公益法人・行政官庁といった官民諸団体の企業研修・幹部育成まで、全国各地で研修、コンサルティング、講演を行っている。机上の理論だけに偏らない実践的指導力の講義が好評で、一年前からの予約が珍しくない。
著書には『言いたいことが伝わる話し方のコツ』(総合法令出版)、『忙しい上司のための自分の分身育成術』(こう書房)、『先輩が部下になったら』(日本経済新聞出版社)、『小さな会社ではじめて管理職になった人の教科書』(秀和システム)などがある。

「2018年 『会社を辞めたいと思ったとき読む本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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