あなたのチームは、機能してますか?

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制作 : 伊豆原 弓 
  • 翔泳社 (2003年6月18日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (243ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784798103686

あなたのチームは、機能してますか?の感想・レビュー・書評

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  • 小説仕立てで、チームを機能させる方法を説く。
    完全に機能しているチームなんて世の中でごくわずかなので、誰が読んでも参考になる部分があるはずだ。

    本書で述べてる概論は、すべて帯に集約されている。この帯書いた人えらい。
    ・信頼の欠如(意見は一致してないのに、議論が起きない)
    ・衝突への恐怖(不満があっても、会議で意見を言わない)
    ・責任感の不足(決定したことでも、きちんと支持しない)
    ・説明責任の回避(衝突を避けて、互いの説明を求めない)
    ・結果への無責任(各自の仕事にかまけて全体を見ない)

    個人的には、説明責任への回避は、かなり難しいテーマだと思った。自分の横のメンバーに対して注意をするのは、よっぽどその前段階の「決定」に、全体が合意していないと難しい。隣のチームの目標が低すぎるんじゃないか?向こうにだけ、予算が偏重している…そんな思いを抱えたままでは、説明責任を求めるのは難しいだろう。

    筆者は解決法を、
    ・目標と基準の公表
    ・簡単な定期進捗レビュー
    ・(個人ではなく)チーム報償
    と説いているが、これはあくまで責任感の不足が解消されていることが前提である。

    他気になったメモ
    ・政治的とは、自分が本当にどう考えるかではなく、ほかの人にどう反応してほしいかによって、言葉や行動を選ぶことです。(これ、とってもスマートな定義)
    "

  • 社内会議で話題になった本で、オフィスで貸出していたので読んでみました。チームが機能不全に陥る5つのポイントを克服することで、チームがまとまって業績を上げていくということを実例を通して物語風に解説しています。

    5つの機能不全とは、1)信頼の欠如、2)衝突への恐怖、3)責任感の不足、4)説明責任の回避、5)結果への無関心です。最も大事でベースにあるのは、一番目に指摘されている「信頼の欠如」です、これを克服するには各チームメンバーがチーム員に対して、自分の弱みを見せて、助けが必要な時にはそれを求めることができる信頼感が必要とのことです。そして、皆で合意した「結果」に対しては、達成することに関心を持ち続けることが大事ということでした。

    旗振りにはリーダーの振舞いが大事で、時にはチームの発展のために冷酷な決断をする必要があることは、物語の中で書かれていました。当初横断的な組織のトップで形成されたチーム員は、何度にも渡る会議の中で、一人が自主的に退職、そしてチームの輪を乱していた一人は首切りを宣言されています。さらに創業者の元CEOはメンバーからも外されました。リーダーには適正なメンバーによる効率的な運営も任されているようです。

    本のケースでは、ほかのメンバーの気持ちを確認したうえで行われた決断のようですが、日本ではどうなのでしょうか、と思いながら読みました。日本のチームもこのような決断ができなければ元気の良い国に抜かれていくのかもしれませんね。章を追うごとに身が引き締まった気分になった本でした。

    以下は気になったポイントです。

    ・競争における究極の武器はチームワークである、それほど強力で稀少なものである(p1)

    ・チームワークも理屈の上では単純明快な行動パターンを習得するだけであるが、それを日々実践することは極めて難しい。機能不全のもとである政治的かけひきを生み出す人間的な行動性向を克服したグループだけが成功を手に入れられる(p2)

    ・幹部会議で議論が起きないこと、チーム内で対話が少ないことの方が信頼が欠けている現れである(p46)

    ・技術の問題ではなく、態度の問題である(p52)

    ・個人の歴史に関する質問として、出身地、子供の数、子供だった頃の変わった趣味、成長する過程で困難だったこと、最初の仕事等(p54)

    ・目標となるカテゴリーとして、売上高・経費・新規顧客獲得数・既存顧客満足度・社員維持率・市場の認知度・製品品質(p83)

    ・政治的とは、自分が本当にどう考えるかではなく、ほかの人にどう反応して欲しいかによって、言葉や行動を選ぶこと(p94)

    ・絶えず問題を切り抜け衝突を繰り返した結果の調和であれば良いが、自分の意見や正直な不安を押し殺した結果ならば「表面的な調和」であり良いことではない(p98)

    ・5つの機能不全のうち、一つでも脆いところがあればチームの成功は絶望的になる可能性がある(p206)

    ・結果への無関心が起きるのは、メンバーがチーム全体の目標よりも個人のニーズ(自尊心、キャリア開発、評価など)や自分の部門のニーズを優先させたときである(p208)

    ・結束の固いチームは、1)互いを信頼する、2)アイデアを巡って遠慮なく衝突する、3)決定や行動計画に責任感を持って取り組む、4)計画を守らなかった場合、互いの責任を追及する、5)チーム全体の結果を達成することを重視する(p209)

    ・リーダーが信頼構築をうながすために取るべき最も重要な行動は、率先して弱みを見せる、それにより部下も同じようにリスクをとるようになる(p220)

    ・健全な議論から逃げないように指導するために効果的な方法として、意見を戦わせているメンバーがその状態を不快に感じてきた時を見計らって、今やっていることは必要であると念を押すとよい(p224)

    ・リーダーはグループの議論を促して、チームで決めたスケジュールを守る必要がある、確実性や全員一致を重視しすぎないこと(p231)

    ・説明責任とは、メンバーが仲間に対して、チームに悪影響を与えかねない行動や態度をとがめようとすることを意味する(p232)

    ・個人の業績ではなく、チームの業績に対して報奨を与えるようにするとチーム内に説明責任の文化が生まれる(p235)

    ・結果を重視するには、チームとしては、結果とは何かを明確にして、その結果に貢献する行動だけに報いること(p239)

    2017年3月26日作成

  • ストーリーをベースにチームビルディングや組織開発について、参考になる内容だが、最後の解説も丁寧に書かれていてありがたかった。

  • ここに書かれているチームが実現できたら、驚嘆。現場というよりマネジメント視点で書かれていた印象だが、実際に現場メンバとしての自分の振る舞いを見つめなおすとしても良書。
    とはいえ、信頼の欠如、衝突への恐怖、責任感の不足、説明責任の回避、結果への無関心・・これら全てを実行できるマネージャーになれたら、どこでも通用するだろうな。

  • わかりやすい!

  • 帯にある「危ない組織の5症状」を見て、思い当たったら絶対に読んだ方が良い本。小説仕立てで読みやすいのも素晴らしい。本文よりひとつ引用するなら「成功するために必要なのは、(中略)途方もない自制心と根気をもって常識を実践することである」p.241

  • 5つの機能不全のモデルはとても参考になる。巻末のまとめで現実の問題と照らし合わせて理解しやすい。
    ただ、本文のストーリーはちょっと…そう簡単には上手くいかないというリアリティはあるけど、解決はそれでよかったのか?と疑問が残る。

  • 良いチームビルディングとはどのようなものか架空のチームをストーリー仕立てに記載し、示した本。私はマネジメント側ではないが、上司はこのように考えチームマネジメントをしているのか、チームメンバーもこのようにチームビルディングをしようとしているのだろうと非常に勉強になった。それを理解する助けとなったので、自分がチームの一員としてどのように振る舞えばいいのか考える良いきっかけになったのではないかと思う。

  • 先日、帰り支度をしてた私に部下のひとりから、この本読んだことあります? 研修プログラムの中で勧められて読んでみたんですが面白かったので、もし読んだことなければ如何ですか と声をかけられた。

    渡された本のタイトルを見て、内心ドキドキする私に、いや、別にそう言う意味じゃ無いですよ(笑) と言う部下。

    これって良い関係ですよね(^_^;)

    で、中身に関してですが、ストーリー仕立(ビジネス・フィクションと呼ばれるらしい)になっていて、とても分かりやすいビジネス書でした。そしてとても参考になりました。どうやって実践してみようかな。書いてあることはとても簡単なんですが、実行はなかなか難しい‥

  • 外国人執筆の本は、なかなか気持ちが入ってきづらい。内容も取締役レベルの為、現場に置き換えるには限界を感じた。

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あなたのチームは、機能してますか?の作品紹介

経験豊富な経営陣、完全無欠な事業計画、他の企業には望むべくもない一流の投資家、ことさら慎重なベンチャーキャピタルも列をなして投資を申し込み、オフィスも決まらないうちに有能なエンジニアが履歴書を送ってくる。そのベンチャー企業の将来は薔薇色に見えた…しかし2年後、業績不振のため、取締役会で37歳のCEOは解任され150名の社員の頂点には古くさいブルーカラー企業出身の女性(57歳)がやってきた。取締役会はこぞって彼女の就任に反対したが彼女をヘッドハントした会長には確信があった。競争における究極の武器はチームワークそして、彼女はチーム作りの天才だったのだ。会社を変革する「プロセス」と「ノウハウ」が200頁の物語でわかる。

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