プロマネは見た!

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著者 : 伊藤靖
  • 翔泳社 (2004年12月2日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (212ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784798108018

プロマネは見た!の感想・レビュー・書評

  • 主人公は架空のIT企業グローバルシステムズ(社員1万人)に転職したばかりの新任プロジェクトマネージャ。現場の日常の中で体験する、ヒトと組織の困った問題を33のストーリーで指摘する。

    つぎつぎに出てくる、いやーな話。

    ・上司と部下の関係にこだわる
    ・責任を問われないエリート社員の失敗はなかったことに
    ・掲示板やMLを使って議論を始めるSE
    ・何でもメールで連絡してくるSE
    ・権力や地位に弱い事業部長


    概 要
    架空のIT企業を舞台に、システム開発の失敗を物語仕立てで紹介。33種類の失敗パターンを、企業体質、組織構造、プロジェクト・マネジャやSE、営業担当者の行動といった原因ごとに分類して紹介している。


    目 次
    第1章 プロジェクトをダメにする企業体質
    第2章 プロジェクトをダメにする組織構造
    第3章 プロジェクトをダメにする末期的症状
    第4章 プロジェクトをダメにするプロマネ
    第5章 プロジェクトをダメにするSE
    第6章 プロジェクトをダメにする営業

  • ■書名

    書名:プロマネは見た!
    著者:伊藤 靖

    ■概要

    「ウチの会社、こんなんでいいの?」と不安になったことのある人
    が読むべき1冊

    大手流通企業のクレジットカード事業部門の情報システム部を皮切
    りに、モバイルベンチャー企業や商社系ブロードバンド事業会社で
    の新規事業・サービスの立ち上げ、大手SIerでのシステム開発など、
    さまざまな企業で数多くのプロジェクトを経験してきた著者が語る
    プロジェクトの実態。
    プロジェクトマネジメントに力を入れているとマスコミで取り上げ
    られている会社でも、そのプロジェクトの実態は散々たるものだっ
    たり……。
    「うちの会社、こんなひどいマネジメントでいいの?」と不安にな
    ったことのあるSE、「こんなプロジェクト、もう辞めてやる!」と
    キレる寸前の営業、「メンバーが自分についてきてくれない」と悩
    んでいるプロマネなど、プロジェクトに携わるすべての人に読んで
    もらいたい1冊です。プロジェクトの状況を改善するための教訓も収録!
    (From amazon)

    ■感想

    この業界にいる人なら必ず共感できる内容が入っている、プロマネ
    視点で現場の状況に迫る一冊です。
    といっても、そんなに堅苦しいものではなく、むしろプロマネの技
    術ではなく、一般社会人として持っていないといけない常識が列挙
    されています。

    大企業独特の物、どの会社やプロジェクトにも共通する事例がわんさ
    か出てきます。

    おおまかなポイントは、以下の3点だと思います。

    ・人間関係を良い方向で保つ
    ・メンバーのモチベーションを上げる。
    ・当たり前のビジネススキルを持つこと


    やっぱりプロマネとして難しいのは、人間関係の維持と、メンバー
    のモチベーションのコントロールなんですね。
    これがしっかりできるリーダー、プロマネに出会ったことない気が
    します。
    これが出来るには、メンバーとしっかりコミュニケーションを取り
    信頼される人間でないと表面だけの関係で上手くはいかないでしょう。
    (これが難しいのですが・・・・)

    解決策が具体的に提示されているわけではありませんが、ダメなパ
    ターンの逆を目指すように頑張れば、よいプロマネになっていくの
    でしょうね。

    読み物としては面白いと思います。

    ■気になった点

    ・赤字プロジェクトを部や事業単位で必死に隠したって無駄だ。
     結局会社の利益になっていないのだから。

    ・研修することが目的ではないのに、研修する事自体が目的になっ
     て、現場が見えていない。

    ・プロマネの経験もないのに、PMPを持っているだけで、プロマネに
     なったと思っている連中がほとんど。というか、彼らは資格さえ
     持っていれば、いつでもプロマネになれると思っている。

    ・なあなあの基準でベンダーを選定し、痛い目にあうのはよくある
     ケース。ベンダーは、後悔する前に公正な基準で選ぼう。

    ・メンバーとのコミュニケーションに時間をかけないプロマネは
     チームを掌握する事は不可能。

    ・信じるというのは責任を持つこと。ほったらからしの無責任とは
     違う。

    ・コミュニケーションの手段は、1.会って話す、2.電話、3.メール
     の順番だ。

    ・コスト意識をメンバーに意識させるのはプロマネの仕事。
     利益を上げる事がプロジェクトの目的だ。

    ・断ることはプロマネの仕事。
     できないものは、断固として断る事が重要だ。

  • 【概要】
    プロジェクトにおける、ダメなあるあるネタを集めた本。
    PM、営業、SEなど、色んな人のダメ感がたっぷり。
    リアルな内容を通じて、あらためて、プロジェクトの難しさを知ることが出来ます。

    【活かせるポイント】
    PMの困りごとを知りたくて読んだ本です。
    私は大きなプロジェクトに入ったことがないので、「恐ろしい・・・」という感じです。

    例えば。
    ・転職組に失敗プロジェクトを押し付ける

    前任のPMが病気で倒れた&ウン億円の赤字が決まっているプロジェクトに、転職1ヶ月でアサインされた!
    噂によると、問題プロジェクトを転職組みに任せる雰囲気があった・・・とか。

    ・言い訳ばっかりしてすぐ帰るPM
    ⇒飲み会の次の日は必ずお休み、理由は「体質的にお酒が体に合わないが、PMとしてプロジェクトのコミュニケーション活性はしないといけないから飲みには出る」とのこと。
    「それでも大丈夫!」と思っていたら部下からPM交代の要請が出てしまった。納得できない!とPMOに問い合わせたところ、「部下があなたの尻拭いをしていたんですよ」と回答された・・・。

    本としては、「ダメなネタ特集」といった感じなので、「その時の対応策!」まであればいいのになあ・・・と。

    (あっき)

  • amazonで3円で購入。安いっ!なのに面白い。とってもリアル。作者の伊藤さんの経歴が知りたくなる。大手超エクセレントなIT企業ってどこだろう。何でもメールで連絡するSE、タクシー代をなんとも思わないSE、顧客のニーズがつかめない営業。あーいるかも。プロマネに最低限必要な3つの条件。1.自ら行動する。2.メンバーの話をよく聞く。3.楽天的である。・・・・プロマネだけじゃなく人を引っ張っていくには必要な資質だね。

  • さて。本日は、やや読み物色の強い一冊を。「プロマネは見た!」というのがメインタイトルですが、その後に続くサブタイトルが印象深く、またこの本を象徴している気がしたので全て書いてみました。




    内容的には、33本のショートストーリーです。ある架空の会社「Gシステムズ」の大型プロジェクトにおいて次々と起こる人や組織の問題をシニカルに描いています。




    私個人の感想を。とりあえず、「本当にこんなことがあるのか?」という感想が大きいです。「こんなふざけたことがまかり通るのか」「そこまで腐ってるわけないやろ・・・」というものもありました。ただし、このように自分に置き換えてリアルに考えるに至ることが出来ないのは、おそらく私がプロジェクトというものを実際に体験していないからだと思います。




    ストーリーによっては、読んできて背筋が凍るほど「確かに・・・こういうのある(=ω=;)」と思うものが少なからずあるんですよね。本当にリアルに、その問題に対処できなかった私自身の姿を見ていたかのように書かれているものが。




    おそらく筆者が「いずれも実際の失敗プロジェクトでよく見かける題材」「すべてのストーリーが、実際に経験したこと、見たこと、人から聞いたことをベースにしたフィクション」と書いてらっしゃるように、他のものも本っ当にリアルで、実際に繰り広げられている光景なのでしょう。これは、おそらく数ヶ月・数年以内に私自身が体験することと思います。




    本自体は薄くはありませんが、1時間程度で読み切ることができるほど読みやすかったです。度々出てくる「さすが、超エクセレント企業であるGシステムズでは・・・」という表現に代表されるように、非常に皮肉った口調で書かれているのがまた読み物としての面白さも引き出していると思います。




    読む人にとって感想や効果はだいぶ割れると思います。とりあえず新人SEにとっては、「こうはなるまい」という自戒と合わせて、息抜きとして読むこともできる。そんな一冊でした。

  • いやー会社は異なる様ですが何処も同じ
    そんな感想を抱かせる一冊です。
    もっとエピソード+回避策みたいに書けば
    暴露本でなくPMPの教科書になるんじゃないかなーもったいない

  • ノウハウ集みたいなものではないですが、プロマネ読み物としてはまぁまぁかと。【読み終わり】

  • あるあるぅ〜!と大いにうなずけました。

    PMに最低限必要なの条件は・・・・
     ・自ら行動する
     ・メンバーの話を良く聞く
     ・楽天的である

    「管理」と「マネジメント」の違い
    マネジメントには、維持・発展+経営 といった意味が含まれる

    (大阪市立中央図書館)

  • 20050422 冗談仕立てながら、言っていることは基本的ながらポイントを押さえていると思う

  • 三鷹 007.3
    人間事例
    開発プロジェクトに沿ったプロマネが遭遇する「変な実態事例」
    大手だってこんなもんだ、という感じ。
    困ったプロマネの例、SEの例、営業の例

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