楽々ERDレッスン

著者 :
  • 翔泳社
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本棚登録 : 396
感想 : 27
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  • Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784798110660

作品紹介・あらすじ

本書は、これまでに著者がデータベース設計およびその周辺について書いてきた記事の中から、特に読者の方々にご好評いただいたものを集めて、改めて再編集しなおしたものです。それに加えて、私が設計のスキルを付けるために実際に行ってきた「身の回りのものを題材にERDを書く」という方法のサンプルを8種類書きました。

感想・レビュー・書評

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  • 例題が微妙

  • 数年ぶりに読み返したがやっぱり良い本。

    主に業務系のデータベースを設計する上で重要なことがシンプルに書かれている。
    「コードと ID の違い」「正しい正規化」「アウトプットから考え始める」「RDBMS は極論するとレポート生成器」あたりが特に良い。わかりみにあふれる。

    書き口はちょっと独特。

  • DB設計において、川島さんがイミュータブルデータモデルの考えたを紹介している中でエンティティをマスタとトランザクションではなく、イベントとリソースに分けることを勧めているが、それよりも前に出版された本書もイベントとリソースに分けるように書かれている。

    本書の目玉はなんといっても書名と同じタイトルになっている第3部だと思う。実際のレシートや受付票などを参考にエンティティを抽出していく様子は非常に勉強になったし、実際に取り入れやすい演習方法のように感じた。

    特に第4,5回の病院を題材にした節でイベント系のエンティティが残りつつ、リソース系のエンティティが統合され、業務プロセスがより可視化されていくさまは圧巻だった。

    ストアドプロシージャを推奨しているあたりは現在もそうなのか聞いてみたいとも思ったが、全体的に見るととても参考になることが多かった。

    DB設計に関心にあるエンジニアであればぜひ読んでみてほしい一冊。

  • 2021/10/31 購入
    2021/09/20 登録

  • #楽々ERDレッスン

    経営設計コンサルタント、ITエンジニアである羽生章洋 氏の著書です。
    2006年に出版と少し古い本ですが、2021年時点でも十分利用できます。

    DB設計の手法を解説した本になります。
    RDBMS基本とSQL文が書けるレベルの知識が前提になります。
    学問的なDB設計の本ではなく、より実践的な内容を簡潔に記述しています。


    【本書で学べること・考えること】

    ・DB設計の要点「One Fact in One Place」
    ・IDの導入
    ・業務視点での正規化
    ・DB設計の悩み
    ・DB設計のポイント
    ・DB設計の手順
    ・RDBMSの歴史
    ・RDBMSの利点
    ・経営資産としてのRDBMS
    ・SQLの動作
    ・RDBMSのボトルネック対策

    ・DB設計の練習問題

    読んでみての感想です。

    個人的には有用な一冊でした。
    実務的なDB設計を扱った書籍は少ないので、練習問題といえ、実際に手を動かしてER図を作成できるので、一定のスキルアップができました。
    特に業務視点でDB設計をすることの重要性は説得力もあり、参考になりました。

    今まで取り組んできたプログラミング教材は、作りながらテーブルを増やしていく内容ばかりでしたが、実際には、事前にDB設計を行い、ER図を作成し、プログラミング作業をするべきということがよく理解できました。

    尚、ER図の書き方は記載されていないので、そちらはネット等で調べました。

  • データベース設計に必要なERDに関して、様々な例題を用いながら解説しています。DB設計やSQLに関して基礎的な内容を理解している方が対象読者になるかと思います。より実践的な内容になっているので開発現場でも役立ちそうです。

  • 「10日でおぼえるRuby on Rails」の著者・佐々木幹夫氏推薦。
    実践的で即効性がある。

  • DB設計について書かれた本。前半と後半で内容が異なっている。前半はデータベースを設計する上での注意点が書かれている。後半は身近にあるレシートを読んでテーブルを作っていく演習となっている。
    前半の注意点はテーブルのキーとIDについての解説になっている。それとSQLの処理がバッチ処理であることを前提に説明がされている。前半はC言語のポインタやJAVAのサンプルを例に出していたり、図版が分かりづらく同じことを違う表現で繰り返す文章が散見していて非常に読みづらく理解しづらかった。
    後半のERD作成の演習は前半とは対称にわかりやすい。レシートは飲食店、ガスの検針、電気料金の請求、病院の受付票と領収書など8つの帳票からERDを作成していく。エンティティ見つけて項目を追加しエンティティ相互の関連付けを行っていく。説明も丁寧なのでわかりやすい。
    終盤の付録はSQLの実行計画を見ていきデータベースが内部的にどのような処理を選択して最適化を行っているかを簡単に説明してある。
    前半は非常に分かりづらい内容になっている。前述のように表現や例が分かりづらいのもあるし正規化の知識があるのを前提として実際にDB設計を経験している人を対象に書かれている。なので初学者が読むなら正規化の知識をある程度身につけた上で後半部分なら読めるのではないかと思う。

  • 「すぐにFetchする悪いクセ」
    「SQLはバッチ処理」
    「ブロック分け→イベント系→リソース系→リソース系正規化、ブロック間でのリソース系の統合&正規化→導出系の整理/正規化」
    「実績系・計画系・分析計」
    「内部SELECT」

  • 後輩の教育のために買った。2017年時点でも使える内容。

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著者プロフィール

1968年6月1日生まれ、大阪育ち。89年、桃山学院大学社会学部社会学科を中退後、2つのソフトウェア会社を経てアーサーアンダーセン・ビジネスコンサルティングに所属。その後、トレイダーズ証券株式会社とマネースクウェアジャパン株式会社の新規創業に参画。現在は、自身が設立した複数の会社の代表取締役などを務めながらストーリーデザイナー/IT経営コンサルタントとして活動中。2006年から11年まで、国立大学法人琉球大学の非常勤講師。著書に『はじめよう! 要件定義』『いきいきする仕事とやる気のつくり方』など多数。

「2016年 『原爆先生がやってきた! 原爆先生の特別授業 「7000℃の少年」より』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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