プロダクトマネジャーの教科書

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著者 : Linda Gorchels
制作 : 新井 宏征 
  • 翔泳社 (2006年12月5日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784798111926

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プロダクトマネジャーの教科書の感想・レビュー・書評

  • プロダクトマネジャー補佐の動きを要求されているとのことなので、通読。
    IT、特にweb業界ではやや特異な概念のようだけれど、
    コンサル文化では基本中の基本のフレームワーク群に感じた。
    (だからプロダクトマネジャー=ミニCEOといわれがちなのだろうけど)

    翻訳本だからか、教科書的だからなのか、硬めの書き方。
    普通にMBAやコンサルの入門書の方が読みやすく、必要な知識を手軽に得られる。
    現場->管理職キャリアの人をターゲットにしたマーケティング売りなのだろう。

  • ・ ビジョンは企業戦略は幅広い観点を扱い、コアコンピタンスの強化や活用にフォーカスを当てる。一方、製品固有の戦略や施策は、顧客特有のニーズにフォーカスを当てている。
    ・ ひとつの点からまっすぐな線はひけない
    ・ 新しく出てきたコンセプトやセグメント、トレンドに常に注意を払うためには、製品のことだけを考えるのをやめて、その代わりに製品やサービスが提供していることは何かと考えるのです。
    ・ 顧客セグメンテーションの準備に関する質問
    ヘビーユーザーグループは存在するか。購入者にしめる割合はどのくらいか。
    顧客は積極的か、伝統的か、消極的か
    過去の価格変化に対して顧客はどの程度敏感に反応したか
    ・ 戦略を策定する際、マーケティング戦略を実施した結果、顧客セグメントがどのようになってほしいかを考える
    ・ 公開されている価格が変化した場合、戦略を変更する要因となる
    ・ 収集した情報を集める3つの方法−継続的・周期的・プロジェクト型
    ・ ブランドアイデンティティは、顧客が製品を買う際の意思決定を単純化するもの
    ・ ポジショニングは強みをもとに行う。やるべきでないことは、すべての顧客に対して訴求しようとすること、同じセグメントに異なる手法を使わないこと
    ・ ブランドは顧客関係性であり、顧客がブランドに対して持っている連想
    ・ 変動費はビジネスを「行う」ための費用であり、固定費はビジネスを「保つ」ための費用
    ・ キャットフードを作る費用を計算し、それに応じて根津家をするのではなく、顧客はいくら払いたいと思っているかを自らに問いかけるのだ
    ・ プロダクトマネージャーは顧客の期待をうまく管理する−過剰な広告などはせず、基準となるデータ等で現実的な期待値を持たせる
    ・ 競合からの圧力があった場合に、現行製品の価格を下げる代わりに、余分な機能を排除した廉価版を検討してみる
    ・ 価格の変更を実施する前に、競合の反応を予測しておく
    ・ 企業が描いている全体像を見失わないように
    ・ よりよいレンジ→より簡単に、より早く、料理の準備をする
    ・ プロダクトマネジャーのアウトプット
    製品戦略(将来の商品のビジョン)
    アイデアだし(潜在的な製品アイデアを絶え間なく生み出す)
    ビジネスケース(投資提案)
    要件定義
    開発
    市場投入(販売との連携)
    プロジェクト/プロセス評価
    ・ 残念なことに、多くのプロダクトマネジャーが、幅広い市場を取り上げてしまう
    ・ 競合と同時に市場に参入すると、潜在的な市場を通常より早く拡大でき、同時に競合の優位性を弱めることができる。競合よりも参入が送れた場合は、競合の抱えている欠陥につけ込むことができる。また、競合の宣伝活動によって既に市場が啓蒙されているのも、後からの参入に得られるメリットである。
    ・ プロダクトマネジャーは、ポジショニング戦略を、顧客に対するコミュニケーションメッセージとして言い換えて伝え、またメッセージを適切で時流にあったものに保っていくという責任がある
    ・ 市場投入後は早期(先行)指標をできるだけ早く把握し、追跡する。
    ・ プロダクトマネジャーにとって永遠の課題は、フォーカスをしぼること。開発者は機能ではなく、市場で認識されている問題にフォーカスしてください。多くの開発車は機能を増やせばそれだけで売上も上がると考え、機能を追加してしまいます。
    ・ なぜあなたの会社から買わなければいけないのですか?を問われた時のポジショニングを作る。
    ・ (ブランド名)は(優位性)で、(差別化)する、(市場セグメント)向け(顧客の視点)ブランドです。
    ・ メディア目標の設定−広告到達率/頻度/継続性/パルシング(発するメッセージの強さ)
    ・ プロダクトマネジャーは小売業者を製品の目的地と見なす傾向がある。エンドユーザーのニーズを理解し、担当製品がどのようにニーズに合うのか把握するよう努める。
    ・ ABC-ブランドエクイティを顧客の価値を築き上げることで、キャッシュフローを増大させることがプロダクトマネジャーに必要な能力
    ・ 販売スキル自体を教えることはプロダクトマネジャーの役割ではないが、製品トレーニングを販売プロセスのフレームワークの中に組み込まなければならない
    ・ ブランディングは、ビジネスプランの後に思いつくような代物ではなく、マーケティングがブランドを後押しするのです。
    ・ プロダクトマネジャーは製品ラインのCEOであり、リーダーである。常に売上から利益までの全体を考える
    ・ プロダクトマネジャーは顧客のニーズと企業の能力を合致させて、製品やサービスを開発していくことにある
    ・ プロダクトマネジャーが「顧客」について考えを巡らすとき、自分たちが実際の人々に売るための製品やサービスを開発し、販売しているのだということを忘れて、抽象的に考えてしまいがちです。
    ・ 自分がやりたくないことを得意になろうとするな
    ・ プロダクトマネジャーに期待されている特徴は、起業家精神、リーダーシップ、そして自信である。後天的な能力としては、物事をまとめる手腕、時間管理、コミュニケーションスキルがある

  • 新井さんの訳した本はわかりやすい。

  • サブプロダクトマネージャになったので、まじめに勉強しようと買った本。
    しかし、なんかこう型どおりというか・・・、「全てに責任をもつ」みたいなことしか書いていなくて、イマイチどう役に立つのか分からない。
    基本みたいな事がわかれば良いという感じでもなさそうで、もう少し時間をとってじっくり読めば何かわかってくるのだろうか?

    ・・・で、読み進めてまだ読み終わっていないけど、この本の良さが分かって来た。販売戦略を組み立てる上での重要なスキムが具体的に示されているので、コレを実際に使ってビジネスに活かせる可能性はあると感じた。
    分厚い本なので、最初から読んでいくと結構息切れするが、参考書的に部分部分を活用していけば、そのうち全部読めてしまいそうだ。各章にあるインタビューのようなものは、示唆に富んでいると思う。

  • The product manager's handbookの翻訳ですが、「ハンドブック」というとおり、はじめて商品企画や統括をやることになった人がまずデスクに置いておいていろいろ参照することができる便利な本です。翻訳に違和感はあまり感じません。

    他の方もレビューで書いているとおり、事例や実際のフレームワークも数多く提示されており、自分の仕事を進めるフレームワークを作っていく上での参考になりますし、経験のあるプロダクトマネージャーのインタビューが章末に載っているのもコラム的に参考になります。ただ、ハンドブックなので内容は浅く広くであり、マーケティングやデザインなどの各論についてはそれぞれの専門書を当たる方がいいと思います。

  • 昨今の、偽装、事故の隠蔽など、安全に関する事象が多数報道されている。
    利益偏重のために、プロダクトマネージャに安全という指針がないためだと思われる。
    一般的なプロダクトマネージャの教科書では、安全について十分切り込めていないのではないだろうか。

    利益偏重のプロダクトマネージャ論と、安全尊重のプロダクトマネージャ論と分けてみるといいかもしれない。

    それによって、組立が変わるかもしれない。

  • プロマネになった時に読んだ。
    産業が違うので、そのまま使えるわけではないが、大変参考になりました。

  • University of Wisconsin at Madisonのエグゼクティブプログラムのコース責任者による著作。書名が示す通り、プロダクトマネジャーが直面するであろう課題についての考え方、社内での立ち回り方、身に着けるべきスキルを体系的に提示している正に教科書である。一度通読した後、場面毎に参照することができる。<br /><br />プロダクトマネジャーは、ジェネラリストでありその責任の範囲と求められる知識は多岐に渡るというのは的を得ている。アカデミックなマーケティング論では、現場でどのようにそれを運用するべきかということまでは含まれていないが、本書はプロダクトマネジメントの現場においてプラニングやマネジメントの実践的な運用方法について豊富なフレームワークが提供されており、これらはすぐにでも自身の現場で応用可能なものである。

  • 題名からMOT関連の本かと思っていたが、マーケティング分野のものだった。ここでは製品の企画・開発・販売から財務管理に至るまで、戦略立案とその実施における様々なタスクの解説が盛り込まれている。また全体を通して顧客満足度の観点が重要であると繰り返し述べられている。<br /><br />この多岐にわたる仕事をこなす職務を「重量級プロダクトマネジャー」と呼んでいる。冒頭からその定義を引用する。<br />   重量級プロダクトマネジャーは、事業戦略家であると同時に優秀な実践者でもある。担当する製品を通して顧客の満足を積み重ね、最終的に利益を上げなければならない。また、そのようなプロセスを直接的な権限を持っていない人たちをまとめながら進めなくてはならない。<br /><br />あらゆる専門領域に精通したジェネラリストという印象がある。非常に卓越したビジネスマンでなければ勤まらないのではないかという感想を持った。<br /><br />参考までに全14章の章題を引用する。<br />Part1 戦略的な基礎を築く<br /> プロダクトマネジャーのための戦略的計画立案フレームワーク<br /> トレンド観測、調査、顧客セグメンテーション<br /> 競争戦略のための競合分析<br /> ブランド戦略<br /> 財務と価格のパフォーマンス<br />Part2 製品計画と実行<br /> 新製品を利用した戦略的成長<br /> 新製品プロジェクト<br /> 市場投入戦略の策定<br /> 既存製品の管理<br /> マーケティング計画を利用した顧客需要の創造と管理<br />Part3 これからのリーダーシップの課題<br /> 機能別リーダーとしての地位を得る<br /> グローバリゼーションに備える<br /> プロダクトマネジメントの実情<br /> プロダクトマネジメントの導入とプロダクトマネジャーの管理<br /><br />事例も豊富に記載されており、参考になる。種々のマーケティング用語が既知のものとして出てくるので、読むのに時間がかかってしまった。前提知識として一通りのマーケティング用語とその定義を理解しておくことが必要だろう。<br /><br />「謝辞」に書いてあったが、訳者の初めての翻訳書であるようだ。そのためか、どうも日本語が固くてこなれていない感じがする。

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プロダクトマネジャーの教科書の作品紹介

本書は、「プロダクトマネジャー」のミッションと仕事内容を包括的に解説する職務マニュアルである。プロダクトマネジメントとは何かに始まり、プロダクトマネジャーが身につけるべき知識から、その考え方を組織に導入するためのポイントまで体系的に学べる実務書である。新人マーケターやコンサルタントにも必携のスキルが満載。

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