「みんなの知識」をビジネスにする

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  • 翔泳社 (2008年3月19日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784798113913

「みんなの知識」をビジネスにするの感想・レビュー・書評

  • 【集合知ビジネスの可能性に興味がある方に】

    フリージャーナリスト佐々木俊尚さんと、オウケイウェイヴの兼本社長が様々な専門家・ベンチャー経営者と「集合知」について意見交換する形式の書籍
    ※twitterやfacebookが日本で流行る前の2008年3月発行

    インタビュー
    野村総合研究所主席研究員
    エニグモ田中代表・須田代表
    ニフティ
    エレファントデザイン
    アッシュコンセプト


    「集合知」
    人々の考えていること、知っている事、思っている事…そうした知識が集まると、たった一人の個人が持っている知識よりもずっと強いパワーになると言う事

    個人情報やみんなの知識・考えなどの様々な情報からをうまく拾い上げて、リアルのモノづくりやサービス・商品開発につなげていく事を模索している書籍


    様々な角度から色々な人との意見交換をしているが、その分書籍としてのまとまりに欠けています。集合知=クラウドソーシングの可能性という概要論として気軽に読む本です

  • アルビン・トフラーは、GNPはもっとあるはずだと言っている。もしそのボランティアに転化された部分が貨幣化されたとき、あるいは貨幣化されるロジックを見つけたところが、恐らく勝つだろうと思っている。・・・・・・。検索エンジンだって当初はだれもビジネスになるとは思っていなかった。ある種のボランティア的な無償サービスだと考えられていた。ところがある日突然、これは人間の行動にターゲティングされてるんだって気付いた瞬間に、1兆円ビジネスになってしまった(P020)。これからも夢は広がりますし、インターネットの可能性はまだまだありそうですね。

  • 言葉は文法を勉強したらといって喋ることができない。
    文法は喋ることが出来る人が、後から作るものである。

    ネットの世界も、現在社会に受け入れられた物を体系化して説明することは可能であるが、新しい物は体系化した物からは生まれないように思う。

    新しい物は人間の感覚を具現化してくところから生まれるのだと思う。
    あまり参考にならなかった。

  • 開始:20080611、完了:20080611

    OKWaveがたんなるQ&Aサイトではなく、その先の人々の顕在化されていない知というところまで視野にいれていることに驚いた。特にゼロ次対応の話はおもしろい。各企業の視点でweb2.0、素人知というものを捉えており、今後を考える上でのヒントになる。以下、気になった文章。集合知、wisdom of crouwds。人々の意見の集合をソフト開発や製品開発にむすびつけようというクラウドソーシング。GoogleはGoogleが解析してGoogleがインデックス化しているから集合知ビジネスとはちょっと違う。インターネットのそのものを体系化しましょう、というのがセマンティックウェブ。Googleの考え方はネット全体を体系化するのは無理だからそこから情報を吸い上げてわれわれが再構築したものが体系化されたものだ、という感じ。OKWaveは「雰囲気」「ルール」「規約」「システム」という4つの因子でバランスをとらせてバランスの中で情報の提供者である人が心地よくそれを自分の頭のなかで再構築するのを助けたい。検索エンジンはwebを引っ張ってくるけど、脳内エンジンというのはパソコンと自分とのラスト30センチぐらいをどうやって出すかってこと。ラスト30cmをどう表出させるかはこれからのテーマ、OKwaveもwikipediaもそのひとつのアプローチ。そのとっかかりとして参考になるのがアルビン・トフラーの冨の未来、貨幣経済とボランティア経済が緩やかに融合していくだろう、といってる。貨幣が本当のお金になるのか、興味の満足度になるのか、これからの進化がおもしろいってこと。お金、情報の次は興味。興味を喚起するときに「困ったこと」が1つのキーになっている。トフラーはボランティアに転化された部分が貨幣化されたらそっちがGNPに勝つんじゃない、といっている。検索エンジンも最初はボランティアだが、ビル・グロス(米idealab創業者)がこれは人間の行動にターゲティングされているとある日突然きづいて1兆円ビジネスになった。ゼロ次サポート、メーカーのサイトからOKWaveのサイトにリンクされるようになっているわけ。集合知のビジネスの目指す方向は顕在化しているコンテンツじゃなくてその向こう側にある、まだひとびとの脳の中にあるものを引っ張り出すというふうに考えて、その引っ張り出すスキルというか、スキームというか、それをもっとブラッシュアップしないといけない。そこでQ&Aというのは確かに有効かもしれない。web2.0というのは人間の思考が次のステージに行くためのもの。お互いの信頼ができていないかぎり、知識も参加者から出てこない。社内でSNSが成功すると2ちゃんねるに対する書き込みが減る。居酒屋でやっていたことがそれがいまは2ちゃんねるやSNSに場をうつしている。社内でのQ&Aコミュニティはうまくいった。中国は自分の情報を出すことをものすごく嫌がる。自分の情報イコールスキルだからそれが財産になっている。ブロガーの声はいい面も悪い面も含めてリアリティのある声なので、それを操作してはいけないというルールは共有できつつある。インターネットは基本的にノイズの山、そこから何となくずるずると引っ張り出している。web2.0は決して美しく統合された世界にはならない。C2CがB2BやB2Cを飲み込みつつある。アルビン・トフラー、プロシューマー。ブログ、ノイズの抽出、一人で5000ブログを一週間で読んだり、手作業と自動化。エレファントデザイン、商品開発の企画やマーケを担う。シャープのオーブンレンジ「ヘルシオ」、彼らの自信作。ものすごく高い温度の水蒸気の技術を開発してあくまでメーカー主導でナンバーワンを作っていくんだと盛んに彼らは言っていた。そこには2つの考え方があってユーザから上がってきたものをどう作るかって発想とユーザを新しい境地に先導するからこそメーカーなんだ、っていう視点。この2つがやっぱり相変わらず対立構造にある。ロングテールって所詮塵なので実はあまり儲からない。ユーザ自身が医療器具を作ったりしてしまう見地がある。アニマルラバーバンド。モニターの結果で本音がわかると思っているのは間違いだってこと。モニター調査では本当にその人が言ってることと、表情としぐさですべてを判断するので、僕は全部立ち会うんですよ。立ち会わないで結果だけ文章で提示されたものを読むとわけわからないですよね。「私は一万円で買うわよ」と言った瞬間に隣に座っていた別のモニタさんが「あら私だったら2万円でも」と言ってしまう。そのあたりの微妙な感覚を知っておかないといけない。花付箋。ナレッジマネジメント(KM)はうまくいかなかった。社内で知識は蓄積されたけれどそれをうまく再利用する手立てがなかった。そこで2000年ごろからは「やはりコミュニティこそ重要だ」という機運が盛り上がり、インターネットで形成されるネットコミュニティのような存在が注目されるようににあった。この流れは今も企業内SNSへと続いている。ネットの世界では、専門家の知識よりも素人の経験知のほうが信頼されることがある。そういう知を介在させれば国境や人種の壁を越えたところで話が通じるんじゃないですか。つまり地球規模の知識ベースがここに誕生しようとしているのではないか。

  • 最近ネット系の著作では最も勢いのある佐々木氏の本ということで手に取った。この手の本にありがちなインタビュー形式の構成で深みにかけるが、「集合知」について注目すべきプレーヤーの発言が読めて参考になった。この手の本は鮮度重視ですな。

  • 集合知をものづくりにどう発展していくかというのを対談形式で書いてあります。
    結構よみやすくわかりやすいです。

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