現場で使えるソフトウェアテスト Java編

著者 :
  • 翔泳社
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感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (331ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784798114637

作品紹介・あらすじ

本書は、開発者(プログラマ、開発リーダー、品質管理者)に「今、何をやるべきか」を紹介するソフトウェアテスト入門書です。開発者に必要なテストの基礎知識/技法と、その実践方法について、初心者にも理解できるようにやさしく解説します。Eclipse/テスト支援プラグインを利用して、ソースコードレビューや静的解析、テストケースの作成、単体テストの作成/実行、プログラムの品質測定/評価などの各種テスト技法を実習しながら、現場で使えるソフトウェアテストの手順やテクニックを身につけられるようになっています。

感想・レビュー・書評

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  • ソフトウェアテスト(主に単体テスト)に関して、特にJavaに特化して、FindBub/JUnitといったツールの使い方からテスト設計、品質評価の話までをわかりやすく書いてあり、理論と実践のバランスが良い本です。実際に手を動かしながら例題をやっていくと楽しい。

    著者は4人いるが、代表の飯山 教史さんは、大手SI企業でMicrosofts製品の社内への普及/展開に取り組んでいる方。

  • 今の自分の興味とマッチしたので、この土日で一気に読んでしまった。
    テストについての考え方から、テスト計画の立て方、ツールを使ったテスト方法、テスト後の評価についてまで、単体テストを網羅して書いてくれている。テスターよりもプロジェクトリーダーに、是非読んでもらいたい本である。

    特に8章の「ソフトウェア品質評価」は、説明が分かりやすい。今まで、ただ使っていた品質の解析手法の意味が分かったよ(^^;
    ちょっと興味が出てきたので、メトリクスについては、もう少し勉強してみようと思う。

    あと、演習を流し読みしただけなので今後、ちゃんと見直してみるつもり。演習のほうにも重要なことが書かれているようだったし。

    それにしても本書の初版発行は、2008年、自分がいかに浦島太郎だったかが分かるなー。反省。

  • 『Java/Eclipseソフトウェアテスト・チュートリアルブック』がでて久しいので、最新のJavaのTDD環境構築の情報として、
    【本書で解説するEclipseプラグイン】
    ・Checkstyle → コーディング規約チェック
    ・FindBugs → バグパターン検出
    ・JUnit → 単体テストの作成/実行
    ・TPTP → プロファイリング(非機能テスト)
    ・djUnit → カバレッジ計測
    ・StepCounter → ソースコード行数測定
    のセットアップから簡単な使い方まで習得できるようになるところは役に立つと思います。

    しかし、ソフトウェアテストの説明については、汎用化を狙いすぎたせいか、通り一遍のもので、これを読んだだけで、すぐに現場に使えるものとは言いがたいのでちょっと残念です。

    取り扱っている題材はおもしろいので、もうちょっと突っ込んだテスト設計を見せて欲しかったです。

  • JAVA言語による開発からしばらく離れていました。
    こんなに素敵な本が出ていることを知りませんでした。

    これまでのソフトウェア試験の本は、現場ですぐに役立てれないような理論で、
    実際に理論に基づいて作業しようとすると、面倒くさい割に役にたたないことが書いてあるか、
    具体的な試験用ソフトウェア(ツール)の説明に終始して、それで本当に何か解決するかについて書いていないか、どちらかのものが多かったような気がしています。

    本書は、JAVA言語による開発をしている人にとって、すぐに役立つ道具の説明もあるし、
    その背景となる考え方について書いているし、具体的な試験の手順も書いています。

    もし、自分がJAVA言語による開発をしていれば、
    「あも、うも、なく」すぐにこの本にしたがって試験を進めるだろうと感じました。

    本書で紹介しているEclipse, JUnitは使ったことがあります。
    はずかしながら、Checkstyle、FindBugs、TPTP 、djUnit、StepCounterは使ったことがありません。

    自分では、C言語、その次にC++言語を使っているので、JAVA編に続いて、C++,C言語の対応する道具の説明を内容としたC++編、C言語編を出してくださるとうれしいです。

    ps.
    今日現在、一番ほしいのはC言語編です。

    C言語の単体試験用ソフトウェアであるCUNITを使おうとしました。
    CUNIT自体が、C言語の範疇を超えているためか、うまく使いこなせていません。
    過去に2冊ほどの本と、WEB上でのCUNITの改良版をダウンロードしたりしました。
    日常的に使うようにはなっていません。

    よろしくお願いします。

  • Java開発での単体試験ツールの使い方と一般的な
    単体試験時に行うべきこと考えるべきことを纏めた一冊。

    単体試験実施者だけでなく管理する側にも必要な知識がまとまっていた。
    不具合管理、バグ管理などなど

    基本情報レベルの知識があればJava初心者でも
    JUnitなどを使ったテストでJava開発の流れを学べる。
    (Java自体の説明は、ほとんど無いためJava未経験者は注意)

  • 出た! 今年2冊目の星4。
    読みたかった本に出会えた幸せ。今までモヤモヤしていたことが解きほぐされていく幸せ。感動を通り越して陶酔しながら呼んでいた。
    こんな地味な技術書を読んで性的興奮に至っているのだから、私は変態だろうな。
    単に今まで知らなかったことを知ったとか、知識を得たということではなくて、これに誘発されて、何かとんでもないことを思いついた。この手法、この考え方は、別分野に活かせるのではないか・・・ いや、本来ひとつの体系が、技術分野に垂迹したものがソフトウェアテストではないのか。
    新大陸を発見した気分だ。

  • Javaに特化したテストの本。主に単体テスト。入門レベル。EclipseのCheckstyleやFindBugsなどの解説もあり個人的にちょうど最近使い始めたところなのでタイムリー。あと、去年いた職場でやっていた品質管理の復習にもなった。

  • テストプロセスの全体像が整理できる入門書。おすすめ

  • 読み終った、というか必要なところだけつまみ食い。
    実は、ホワイトボックステストのテスト仕様書の書き方をどう教えるかに悩んで手を出した本。そういう意味では、ちょっとはずれた。

    しかし、JavaでWebアプリを作る人にとっては、テスト手法がこれだけ段階的にまとまっていて、使えるツールの紹介も含んでいる書籍は有益だと思う。

    また時間がある時に読んで、色々試してみたい。

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