BEST SOFTWARE WRITING

著者 :
制作 : Joel Spolsky 
  • 翔泳社
3.45
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本棚登録 : 238
感想 : 26
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  • Amazon.co.jp ・本 (279ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784798115818

作品紹介・あらすじ

ソフトウェア開発に関する珠玉のエッセイ集。

感想・レビュー・書評

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  • デブサミで購入したらサインがもらえると聞いて。。。まだ、整理券がもらえたので。10%OFFかなにかで3129円→2800円で買えた。

  • Joelの知り合いによるソフトウエア・エッセイ集。「マイクロソフトへの悪口」、「すごいハッカーについて」、「C++への賛否両論」、「人の採用について」、「ハマったときの定義と、その対象方」、「良いテスターとは」、「型づけの強い言語vs型の弱い(ない)言語」などなど、なかなか面白い。特に目を引いたのは、「言語仕様はコーディングスタイルまで含むべき」論。確かに、インデントや、その他の空白を直すためだけに、svnやcvsのリポジトリが汚れるのは非効率であるし、そもそもスタイルの違うコードを読むのは目が疲れる。なかなか良いアイデアであると思うが、この文書の読者諸氏にどう思うか聞いてみたい。

  • ちょっと期待はずれ

  • ジョエルの本は、なんか、いいよね。

  • ちょっと理解するのがむずかしい。(そもそも理解するようなものではないのかも知れない)
    少しは笑えるところもあるのだが、全体的にジョーク(?)が高度過ぎて。

    2回目、まあこんなもんか

  • コンピュータ関連の職業で生計を立ててはいるが、自分たちが周回遅れの競争ごっこをしているという事実を思い知らせてくれる一冊。2008年発行だが、まだまだ自分の職場には新しすぎて目が眩む。ソフトウェア工場とアジャイルに幻想を抱く傍ら、すべてをアウトソーシングしてしまった組織に未来はあるのだろうか。

  • ソフトウェア業界の第一人者たちのエッセイ集。
    特に決まったテーマがある訳ではなく、Joelが面白いと思ったエッセイが集められている。
    ・コーディングスタイルを統一することは大切だが、どのコーディングスタイルを採用するかはそんなに重要ではない
    ・頭がいい人は複雑ですごいシステムを作り上げるが、すごく頭がいい人はシンプルですごいシステムを創る
    ・テストされていないものは壊れていると思え

  • "Joel on Software"の著者として有名な、Joel Spolskyが選者となって、2003年から2004年に掛けて発表されたソフトウェアに関する読み物の中で最良と思われるものを29篇集めたエッセイ集です。

    いくつか首をひねるようなものもありましたが、多くはとても興味深い話でした。

    自分が一番面白いと思ったものは、
      ・ グレガー・ホペ - スターバックスは2フェーズコミットを使わない
    です。

    ホペの主張を要約すると、「よくよく観察すると、スタバのシステムは優れた非同期メッセージングアーキテクチャであることが分かった。我々は、コンピュータの世界からシステムデザインしがちだが、現実の複雑なビジネスプロセス(多くは、2フェーズコミットなんていう手法を知らない人が作り上げたもの)から学ぶことができるのではないか」というものです。なるほど。昆虫の世界の観察&活用に似てるなと思いました(って話飛んでる?)。

    ソフトウェアテスト関連では、
      ・ ラリー・オスターマン - ラリーのソフトウェアエンジニアリングの第2法則: テストメトリクスでテスタを評価することはできない
    がありました。

    ところで、Joelのエッセイの翻訳プロジェクトがあるんですね。
    ここで日本語で読めたりします。知らなかったー。

    http://local.joelonsoftware.com/mediawiki/index.php/Japanese

  • 海外の作者の訳本を読んでいると欧米人はみんな文章の天才かと思ってしまうが、翻訳するに足る本がそうであるだけで、こういった多くの人の共著、しかもエッセイだと、なかなかに玉石混交で大して才能の無い人もいて安心する。

  • ジョエル・スポルスキが集めた、ソフトウェア開発に関する優れた記事。記事の元ネタは講演だったり、ブログだったり、雑誌に掲載された記事だったり。

    全体を通しての感想は、どの記事も扱っている内容は違えどすごく面白くて興味深い(中には小難しくて眠たくなる内容もあるけどね)。
    その中でも、自分的には「これがオススメ」というものを紹介したいと思う。

    ■ データベースとしてのExcel(ローリー・ブライス)
    キチガイじみた話の展開がおもしろい。

    ■ EA:人間の物語(ea_spouse)
    Electronic Arts社の離職率の高さとその理由に関する話。匿名なので信ぴょう性のほどは定かではないが、最後の段落で書かれている、(この記事が書かれた当時の)EAのCEOに向けた文章に共感すると共に、なんだか泣けてきた。改めて、「仕事」や「企業」について考えさせられた。

    ■ 強い型付け vs. 強いテスト(ブルース・エッケル)
    この記事を見て、初めてPythonのコードを入力してみた。結構楽しい。Pythonに興味を持たせてくれた、ありがたい記事。「テストされていないものは、壊れていると思え。」は、きっと名言。アプリケーションの動作を保証してくれるのは、コンパイラでもコーディング規約でもなく、しっかりとしたテスト。

    ■ チームへの報奨(メアリー・ポッペンディーク)
    企業の昇進や昇給、報酬システムについてあらためて考えさせてくれる記事。シチュエーションは違えど、この記事にでてくる内容は、誰にでも当てはまることだと思う。自分のような被雇用者が、昇給に関する取り決めに直接口を出せるわけではないが、この記事のことを踏まえてよく考え、改善のために行動することは可能だと思う。雇用者はこれを読め、ではなくみんなが読むべき。
    まあ、何も変わりそうにない企業であれば、転職したほうが早いかもね。

    ■ PowerPointリミックス(アーロン・シュワルツ)
    PowerPointを使ったプレゼンテーションがなぜ良くないかを扱った、「The Cognitive Style of PowerPoint」の要約。早速、米アマゾンで原著を注文してしまった。ちなみに、ネットでPDFを見ることも可能(しかも第2版!)。

    ■ (マンガのキツネと学ぶ)短時間の(そして願わくは辛くない)Rubyコース(ホワイ・ザ・ラッキースティフ)
    Ruby初学者向けの記事。とても楽しい。キツネかわいい。
    ジョエルもコメントしているが、最近はおもしろおかしくプログラミングを学べる雑誌や本がなくなったなあと思う。しかも、流行りの言語については乱発されるありさま。結局どれがいいか分からないので、分厚くて、動物図鑑のような本を買ってしまう(間違えて孫に買い与えた老人が売上を支えているに違いない)。
    この記事みたいな、ユーモアにあふれた雑誌が出ればいいなあと思う。

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著者プロフィール



「2018年 『プログラマーとお仕事をするということ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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