絵で見てわかるOS/ストレージ/ネットワーク: データベースはこう使っている
- 翔泳社 (2008年4月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (282ページ)
- / ISBN・EAN: 9784798117034
作品紹介・あらすじ
本書は、企業の情報システムにおけるOS/ストレージ/ネットワークという重要なITインフラ技術を、タイトルのとおり絵(図)を多用して分かりやすく説明している解説書。特徴は、データベースにおけるデータのI/O(入出力)、およびハードディスクやメモリの役割/動作に重点を置き、抽象的な技術概念を可視化している点。画期的な絵解き式の解説で、難解なインフラ技術が手に取るように理解できるはず。実際の業務におけるシステム開発や保守運用にも活かせるノウハウを満載している。
感想・レビュー・書評
-
入門的な技術要素を体系的に学べる良書。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
よい本は次に向けた課題とかやってみたい事を与えてくれる...これはそういう本。内部の挙動やトラブル時の切り分け方とかも載ってた。また読み返そう。
-
インフラとOSとDBを全て絡めた理解が出来る本
目次
<blockquote>
第1章 絵で見て分かるOS―プロセス/メモリの制御からパフォーマンス情報の見方まで
第2章 絵で見て分かるストレージ―DBMSから見たストレージ技術の基礎と活用
第3章 絵で見て分かるネットワーク―ネットワークを利用する側としての通信の知識
付録 OracleデータベースはOS/ストレージ/ネットワークをこう使っている
</blockquote>
本当にすばらしい本だと思います。
技術者としてある程度知識を身につけたとき、これを読めば今までの知識が深まることは間違いないと思います。
丁度、基本情報技術者に合格し、応用情報技術者へ向けて勉強を始めたときが一番いいタイミングではないでしょうか。
OSも、DBも、ネットワークも、個別には理解できるんですが、つながりといわれると、端的に説明する事でも簡単ではありません。(いざやってみるとわかります)
単純な知識を覚えるだけでなく、それぞれのつながりを理解すれば、システム構成を組む時にその理解が何より役に立ちますし、それがトラブルに対しても効果があるわけです。
コンピュータの仕組みは、結局はそれほど変わっていません。
大事な基礎をちゃんと理解できれば、変なプログラムを作り上げることもないんじゃないかなぁと思います。
いや、自分自身、それで始めてこの本を手に取ったんですよね・・・・・・もっと早く知っておけばって少し後悔してます。
-
全体としては、図が多くとても分かりやすいと感じたが、第1章のOSについては、内容が高度で雰囲気しか分からなかった。
私はユーザ側でしか携わってこなかったが、運用側は多くのことを考慮し、試行錯誤しているのだなぁとしみじみと感じられた。
システム運用にガッツリ携わっている人向けであることを念頭に置いておけば良書だと思う。 -
DBマガジンという雑誌が昔に存在していてだな。という老害発言はさておき。RDBMSはその性質上、OS,ストレージ、ネットワークがどのようになっていて、どのように扱うかを理解できると、チューニングやトラブルシュート、初期の設計がすごく捗るぜ、という趣旨から書かれた本。いまやAWS, GCP, Azureなどが全盛で、ServerlessとかDockerとか言われてる中で、このレイヤーの知識が猛烈な勢いで抽象化され隠蔽されているので、たとえば新卒1年目が今から食らいつくのはすごく趣味的なのではないかという気がしてならない。でも原理、仕組みが好きなら、読んでみてもいいかも。
-
SE、テスト担当者、指導する上位者には必須の知識が得られる。
何度も読んで、トラブル時に対応できる様にしたい。 -
分かり易く、かつ、実践面も押さえている良書。勉強になる。
-
【推薦文】
OSの役割・ストレージの構造・ネットワークの仕組みのような、普段想像しにくい構造も、絵を使ってわかりやすく書かれています。特に、抽象的な定義や概念を具体的な事例を通して説明し、初心者に優しい構成になっています。
(推薦者:知能システム科学専攻 M2)
【配架場所】
すずかけ台: 3F-一般図書 007.6/O -
思ったよりDBエンジニア向けの本でした。
-
アプリケーション(DBMS)から見たインフラの世界。
性能劣化や接続不良等の問題が起きたときにどのような観点から調査すればよいのかが理解できる。
vmstatの内部状態としての意味や、ボトルネックが発生する場合にどの領域のどのような機能、技術に由来するものなのかを理解しておくのは重要。
トピックスとして何となくばらばらと細切れな印象を受け、少し読みづらかった。