エンジニアのためのWord再入門講座: 美しくメンテナンス性の高い開発ドキュメントの作り方
- 翔泳社 (2008年5月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (197ページ)
- / ISBN・EAN: 9784798117133
作品紹介・あらすじ
Wordを正しく使いこなすための指南書が遂に登場。「スタイル」「セクション」「ヘッダ/フッタ」といったレイアウトの基本構造から、「フィールド」機能の使い方まで、ワードプロセッサを正しく使い、読みやすく、メンテナンス性も高いドキュメントを作る手法を完全詳解!Word2003/2007対応。
感想・レビュー・書評
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via 岡島さんblog。オブラブ夏2008 に佐藤さんが来ていると知っていれば持っていってサインいただいたのにー。
まず、内容について、筆者の試行錯誤も織り込んで読者に伝えようという感じがでていて素敵だった。
前の会社では、わりとWordでも(ちゃんとスタイルを使って)ドキュメントを書いていたのですが、今の会社は PowerPoint と Excel が大好きな会社(というか親会社含めて)なので、正直最近 Word はあまり使ってなかった。でも、本書を読んでちょっと思い直しました。
さて、本書のもう1つメタにすごいところは、この本が正規表現やEmacsの本を書いた、さらにいえばかんばんnanoを衝撃的に提唱した佐藤さんの手になるもの、という事実。
そこには、徹底した適材適所という思想と、本来人間がなすべきことへの探求の姿勢があるとおもう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
かねてから思っていたが、やはりWordはあまり正しく理解されていない。そのせいで「なんか使いにくい・・・」という誤解を受けていたはず。かくいう自分自身も、テンプレートの使い方などなど、理解していないことが多かった。
そのあたりに目を向けるきっかけになる、よい本だと思う。ただし、これだけで満足していてはだめで、自分でも研究してみることが必要だろう。 -
SIerでWord形式の設計文書を扱っていて、マジなんなのWordって、クソアプリが〜と歯ぎしりしていたころに手にとった本。Wordの使い方がわかっていないから辛かったんだ。そしてみんなもわかっていないから、章をまたぐとスタイルが意味不明なことになっていたり、改ページ挟むと表が崩壊するんだ。HTMLとCSSの思想である構造と資格表現の分離が理解できていれば、この本の内容はスルスルっと理解できて、Wordとすごく仲良くなれます。
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第一章のダメエンジニアの例がグサリとくる。
機能の説明や文章の書き方に留まらない、かなり実用的な入門書。 -
とても役に立った。
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http://nagayasu-shinya.com/recommended-books/
で紹介されていたので購入。
最近wordを使う機会がちょこちょこ出てきたので、読んでみた。
正直全然真摯にwordに向き合ってなかったが、これほど熱く語ってくれるとその熱量でちょっとは真面目に考える気になったような気がする。とはいえテンプレートは与えられたものを使うし、スクラッチからドキュメント作るときは他のツールを使いそうなので、実践するタイミングがないかなー。
もし自分がテンプレートを用意するような仕事になったら、この本片手にちゃんとやろう。やりたくないけど。 -
スタイルとテンプレートの話が中心。
今後、Word文書を作成する際には気にしてみようと思う -
保守性と拡張性の高い Word 文書の作成方法について説明している。Word でも、HTML+CSS や LaTeX のように、構造とスタイルを分離させた文書を作成できることがわかった。また、「これだけはやっておきたい Word の初期設定」のように、すぐに役に立つ部分があるのもよい。節々で辛口になりすぎているところがあり、ちょっと鼻につくかもしれない。
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エクセルに関する書籍が溢れる中、ワードに関する書籍は貴重。
アウトラインを使った方法は王道なのに意外に多くの人がベタ打ちで無駄な時間を使っている。
ワードの対応バージョンが2007と2003なのに注意で私は会社のが未だに2007なので参考になった。 -
すばらしい本。過去にともに仕事をしてきた人たちもwordを使いこなせない人ばかりであった。エンジニアに限らずwordを使うすべての人に読んで欲しい。