グランズウェル~ソーシャルテクノロジーによる企業戦略 (Harvard Business School Press)

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制作 : 伊東 奈美子 
  • 翔泳社 (2008年11月17日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784798117829

グランズウェル~ソーシャルテクノロジーによる企業戦略 (Harvard Business School Press)の感想・レビュー・書評

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  • この本は07年に書かれて08年に出版されている。当時はSNSをはじめとするソーシャルテクノロジーを企業が活用することは少なかったのだろう。したがって、この本はソーシャルテクノロジーを従来型の企業がどのように活用するかを戦略を実例を交えながら書いている。この本の基本的スタンスは「グランズウェル(ソーシャルテクノロジー)のすすめ」だ。
    11年の現在から見ると、ソーシャルテクノロジーは活用する気があろうとなかろうと避けられない「課題」だ。SNSによってコミュニケーションの形態は変わったし、マーケティング・コミュニケーションも変わらざるを得ない。これはB2Cではすでに認識されていると思うし、B2Bでも認識されつつあるだろう。
    今や、従来型企業においても、ソーシャルテクノロジーはビジネスモデル自体に変化を及ぼしつつあると思う。この意味で言うと、グランズウェルは11年~12年に書きなおされる必要のあるテーマなのだと思う。

  • Yotsuya

  • 途中でつまらなくなって読むのを断念…

  • インターネットから何かを削除するなんてできない。それはプールから小便を取り除こうとするようなものだ。

    ディグ騒動(高解像度DVDの暗号解除キーの漏洩)が象徴しているもの。
    ・人々はネットの主役が自分達であることを見せつけた。
    ・オンラインの世界がオフラインの世界を圧倒した。
    ・関係者は愚かでも無知でもなかった。

    インターネットからコンテンツを削除しようとして、逆に広めてしまうことを「ストライサンド効果」と呼ぶ。※ストライサンドさんが自分の自宅が写っている写真を削除してくれと要請したことにちなむ。

    グランズウェル(大きなうねり)の5つの目的
    1.耳を傾ける:リサーチのため、あるいは顧客理解を深めるためにグランズウェルを使う。顧客インサイトマーケティングをするなら、この目的が適している。

    2、話をする:自社メッセージを広げるためにグランズウェルを利用する。すでにバナー広告、検索広告、電子メールなどのデジタルマーケティングを活用しているが、もっと双方向的な手段を活用したい場合は、この目的を選ぼう。

    3.活気づける:熱心な顧客を見つけ、彼らの影響力を最大化するためにグランズウェルを使う。熱心なファンのいるブランドに適している。
    口コミの特徴
    ①信頼性が高い:顧客の証言は、メディアの情報よりもはるかに信頼される。
    ②自己強化的である:一人から聞けば興味をそそられるだけの話でも、5~10人から聞くと、相手が見知らぬ人でも本当の話だと思えてくる。
    ③自己増殖する:優れた製品であれば、口コミは更なる口コミを招く。

    4.支援する:グランズウェル的なツールを用意し、顧客が助け合えるようにする。サポートコストが高く、かつ顧客が互いに親近感を抱いているような企業に効果的。

    5.統合する:顧客をビジネスプロセスに統合する。この目的は難易度が高いので、他の4つの目的のいずれかを達成してから選択することが望ましい。

    ソーシャル戦略の立案は、従うべき前例が少ないので難しい。が、失敗の原因は、
    P:人間の行動を予測しそこなった
    O:目的が曖昧だった
    S:戦略が考え抜かれていなかった
    T:テクノロジーの実装がお粗末だった
    ことに起因する。

    適切なルールを定めるには、ウィキを「自社のもの」ではなく、「我々のもの」、つまり自社と顧客との共有資産と考える必要がある。そうすれば人々の中の創造性、利他心、承認願望を活用できるようになる。

    グランズウェル的思考
    1.すべてが「人対人」であることを忘れない
    他者に共感を持てない限り、他者の秘密を解き明かすことはできない。

    2.良い聞き手になる
    自分の仕事は顧客に語りかけることではない。顧客のみならず、同僚や他者の関係者の声にも耳を傾ける必要がある。良く聞くものが賢いものである。

    3.辛抱強くあれ
    テクノロジーの変化が速いので、つい遅れをとるのではないかと考えてしまう。しかし、こうしたアプリケーションは社内の様々な部署に影響を及ぼすので、なかなか全員の賛同を得にくい。それでもゆっくりと、確かに1歩を踏み出さなければならない。

    4.好機を待つ
    小さく始める。アプリを開発するときは、顧客との関係を少しずつ深められるような場所を探そう。そして拡大のチャンスを待つ。障害が取り除かれたとき、名案が思い付いた時にはすぐ実行する。

    5.柔軟であれ
    グランズウェルでは予想外のできごとが起きる。例えば、ウォルマートが始めたFBが非難の嵐と化したり、デルのノートPCは火を噴いた。こんなときでも、そこから学び続けることである。

    6.協力する
    社内には自分と同じように考えている人がいるはず。協力し、支え合うこと。

    7.謙虚であれ
    つながり合った人々は大きな力を持つようになる。一方、企業はそこまで強力ではない。グランズウェルをはあくまで人のモノで、あなたはただその一部になろうとしているに過ぎない。そのなかでは、謙虚であるものこそが、一番の力を得る。

  • グランズウェルでは関係がすべてであり、人と人がつながり、コミュニティーを作る
    グランズウェル戦略を立てる際には、顧客はどんなテクノロジーを使う傾向があるのか?自分の目的は何かを考え、POST人間、目的、戦略、テクノロジー
    グランズウェル戦略の目的として、耳を傾ける、話をする、活気づける、支援する、統合する

  • ソーシャルテクノロジーによる企業戦略の本。
    グランズウエルとは、大きなうねりと呼んでいるトレンド。
    現代の人々は、様々なオンラインツールを使って他者とつながり主体的にこうどうしている。自分が必要な情報、サポート、アイデア製品、交渉力などをお互いから調達している。ウイキペディア、Podcast、YouTubeなどもその一部。
    グランズウエルとは、社会社会行動で、人々がテクノロジーを使って自分が必要な情報を企業などの伝統的な組織からではなく、お互いから調達する事
    ・組織にとっての脅威とは、企業に敵意や好意を抱いているひとが
    ウィジェットを作り配布する可能性。
    ・人はなぜ、グランズウエルに参加するのか
    すべての人の心を捉えてやまないものは、つながりたいという欲求。
    ・企業はこのグランズウエルをうまく利用して利益向上に努める時代に入った。
    ・目的は、ゴールは何か。マーケティング目的でグランズウエルと話しをしたいのか。チームワーク強化か、社内にテクノロジーを導入したいのか。
    ・戦略 顧客にメッセージを広げてもらいたいのか。
    顧客との距離を縮めたいのか。
    1)耳を傾ける。顧客インサイトをマーケティングや開発に利用する場合。
    2)会話をする。自社のメッセージを広める。より双方的な手段を利用したい場合。
    3)新しい製品やマーケティングのアイデアを得る。
    4)インフルエンサーを特定する。影響力を持つブロガーとか。
    成功の為には。
    ・小さくはじめる
    ・活発な顧客にリーチする。
    ・トラフィックを誘導する。

  • FBページも終わってるし、今じゃなかった感じだ。
    あと、グランズウェルと呼んでるのもあまり好きじゃないんです。好きじゃないんです!

  • マーケティングI 溜田信先生

  • ある人から紹介されて読んだ。
    Web2.0の延長的な位置づけとも考えられるソーシャルテクノロジーを取り上げたもの。
    事例も豊富で大変分かりやすい。
    米国のビジネス、マーケティングの領域では半ば常識となっているこの言葉すら初めて知った。
    アンテナが低くなってしまっていることを大いに反省させられた。

  • ソーシャルウェブのようないわゆるWeb2.0の新しいテクノロジーが従来の企業活動にどのような変化をもたらすかを説明した、主に経営学分野の学生にとって有用な図書であります。

    ■横国大附属図書館所蔵データ
    http://opac.lib.ynu.ac.jp/cgi-bin/opc/opaclinki.cgi?isxn=9784798117829

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グランズウェル~ソーシャルテクノロジーによる企業戦略 (Harvard Business School Press)の作品紹介

現代の消費者はブログ、SNS、YouTube、ポッドキャストといったソーシャルテクノロジーを使って、企業や製品を語り合い、格付けし、選択している。これは世界規模で起きている変化であり、その影響はすべての産業に及んでいる。この社会現象を著者らは「グランズウェル(大きなうねり)」と呼ぶ。グランズウェルは人々の生活だけでなく、ビジネスのあり方にも影響を及ぼしており、未知の事態を前に、多くの企業が頭を抱え、対応する方法を模索している。本書は著者らと数百人のクライアントとのやりとりと、数千時間に及ぶコラボレーションや分析から生まれた。目的はただひとつ-テクノロジーの変化の波に圧倒されることなく、ソーシャルテクノロジーが生みだす世界を航海できるよう支援することだ。顧客との良好な関係を築き、収益を上げ、コスト削減を実現する、ビジネスに活かす方法を豊富な事例に基づいて解説する。さらに、実用可能なROI(費用対効果)のモデルも提供している。

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