- Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
- / ISBN・EAN: 9784798118918
作品紹介・あらすじ
「テストコードはどう作るの?」時間がなくてもすぐ始められる単体テストをやさしく教えます。DBアクセス・ビジネスロジック・外部接続などのテストからビルド&テストの自動化環境まで、初心者にもよくわかる。
感想・レビュー・書評
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単体テストに絞って説明がされていることと、テスト手法の導入や選択について、判断の基準にメンバーのモチベーションなども考慮されていることが他のソフトウェアテストの本にはない視点だと感じた。ただ、コードの例はjava, junit だったためイメージが掴みにくかった。
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javaで開発する場合の単体テストの基本事項、開発環境、テストがしやすくなる設計の仕方など実践的な内容を幅広く扱っている。
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高橋寿一さんの『知識ゼロから学ぶ ソフトウェアテスト』の姉妹本ですが、血はつながってないみたい。
筆者と同じ職場に新人さんが入ってきたときに渡したらものすごく喜ばれる本なのだろうと思うけど、「単体テスト」を勉強しようと思って買った人は、がっかりするかもしれません。
というのは、誤解を受けるかもしれませんが「単体テスト」のことはほとんど書いていないから。
この本に書いてあるのは、カバレッジ指向(それもパスカバレッジ限定)のテストをするためのツールの使い方が主であり、問題指向のテストについては「同値分割法」と「境界値分割法」(←内容は境界値分析のことでした)しか紹介してありませんでした。
また、
Mockオブジェクトはテストを進める上での強力なツールですが、Mockオブジェクトがなければ単体テストができないわけではありません。単体テストの終了基準を「カバレッジ率100%」とし、Mockオブジェクトを多用しなければ達成できなくするよりも、テスト済みの実クラスを使用してカバレッジ率の目標を70%程度にしたほうが、テストクラスを使用した単体テストのハードルを下げることになります。
カバレッジから漏れた箇所は、ソースコードレビューでフォローできます。たとえば、例外を握りつぶしていないことを確認できればそれでよいのではないか、というのが筆者の考えです。
といった筆者の意見には賛同できません。
ということで、私は好きになれない本でした。