アジア転職読本: 実録アジア7地域の最新データ&就職事情を徹底ガイド!

著者 :
  • 翔泳社
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  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784798126180

作品紹介・あらすじ

実際のアジア就活で集めた情報をすべて公開。高度成長期真っ只中にあるアジア7地域で、海外就職活動をする際に必要となる情報をまとめた。

感想・レビュー・書評

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  • アジア転職読本 2012/7/19

    森山/たつを
    海外就職研究家。外資系IT企業7年、日系製造業2年勤務後、1年間ビジネスクラスで世界一周をするという暴挙に出る。帰国後、2年間日本で働いた後、アジア7カ国で就職活動を行う。「もりぞお」という名で、書籍、Blogの執筆やセミナーなどを行う

    仕事のない日本人向けの本ではない
    2013年1月24日記述

    森山たつを=もりぞおによるアジアでの就職について述べた本。

    日本の良い点を指摘した上で成長を続けるアジアで働く方法を示している。
    類書は殆どなく貴重であると言える。

    ビザの取れ具合、現地の交通事情など細かい所まで掲載されている。

    ただ海外に出て就職活動となると国内での就活とはまた違う困難さが伴うのは事実。
    そして現地法人の現地採用であっても今の時代は即戦力を求めている。
    仕事のない日本人向けの本ではないので注意。

    仕事を積み重ねてきた事以外に自律と自立を兼ね備えていることと英語力は最低条件だ。
    そういう意味では本書のハードルは思っている以上に高い。
    (著者は否定するかもしれないけれど・・・)

    読み終わって考えてみると就職活動本という使い方以外に
    駐在員になる可能性のある人、現地の観光地以外の面を知りたい人に良いと思えた。

    英語力アップの方法論は普通にTOEICの勉強をするより実践的であり参考になるだろう。
    スカイプを活用した勉強法は斬新だった。

  • 2012年の情報だから古い部分もあるが、一応参考として。

    <メモ>
    ・女性のアジア就職
    女性が望まれる仕事→秘書、アシスタント
    駐在員とローカルスタッフの橋渡し的存在
    総務、書類作成、各種サポート、社内通訳

    製造業の営業

    メイドを雇うことで子育てとキャリアの両立

    ・2012の失業率
    スペイン 21.64%
    インドネシア 6.56%
    日本 4.55%
    ベトナム 4.51%
    中国 4.0%
    香港 3.4%
    マレーシア 3.2%
    シンガポール 2.0%
    タイ 0.68%

    ・就職に必要なステップ
    1.国を選ぶ
    2.キャリアの棚卸と応募書類作成
    3.語学力のブラッシュアップ

    1.国を選ぶ
    実際現地に行ってチェックする
    生活している人の声を聴く
    ★街並み
    発展度合
    シンガポール、香港
    バンコク、クアラルンプール、深圳
    ジャカルタ、ホーチミン、ハノイ
    ★日系スーパー、日本食
    高 バンコク、香港
    中 シンガポール、深圳、クアラルンプール
    低 ジャカルタ、ホーチミン、ハノイ
    ★交通手段
    メトロが充実 シンガポール、香港、バンコク、深圳
    メトロが使えるが車中心 クアラルンプール
    バス、タクシーのみ ジャカルタ、ホーチミン、ハノイ
    ★求められる学歴
    大卒(卒業校も) シンガポール
    大卒 香港、深圳、クアラルンプール、ホーチミン、ハノイ
    高卒可 ジャカルタ、バンコク
    ★求められる職歴
    3年以上 シンガポール、香港、クアラルンプール、ホーチミン、ハノイ、深圳
    新卒可 ジャカルタ、バンコク
    ★求められる語学力
    社外の人と業務ができるレベルの英語 シンガポール、香港
    社内の人との英語、現地語 バンコク、深圳、ジャカルタ、クアラルンプール、ホーチミン、ハノイ
    英語ができれば9割以上の求人に応募可。
    現地語もできたほうが便利

    2.キャリアの棚卸と応募書類作成
    派遣だからキャリアがない、ではなく日本で仕事をしていたなら何らかのキャリアであり、無駄なことはない。どんな書類を作っていたか、どんな人と仕事をして、そんな世話を焼いていたか。どんな作業をして、どんな点に気を付けて何を改善したか。
    履歴書、職務経歴書、英文レジュメ、面接の練習
    SPIは必要ない

    3.語学
    TOEIC対策は中村澄子の千本ノックおすすめ
    瞬間英作文
    オンライン英会話
    音読→単語や文法について説明を受ける→自分の言葉で要約(可能なら事前に作成、添削を受ける)→トピックについて会話
    VOA, BBC Learning English,TED,ニュースで英会話(NHK)
    ブログに英作文を投稿
    TOEICは860点を目標に

    ・各国の概要
    ★タイ
    人口 6700万人
    日本人 5万人(実際は10万人以上)
    日系企業 3,300社(2009、実際は5,000社以上)
    日本からのフライト 6~7時間
    求人が多い業種 製造業(7割)、商社、IT、物流、金融、サービス(不動産、旅行、飲食)
    求人が多い職種 営業、生産管理、SE、金融、コールセンター
    求人割合(日系:外資:現地)=95:3:2


    バンコクはタイ人だけでなく、アジアや欧米、中東など多国籍。日本人人口も多い。日本食レストランも多い。

    ★シンガポール
    人口 507万人
    日本人 2.3万人(実際は3万人弱)
    日系企業 994社(2009、実際は3,000社)
    日本からのフライト 6時間
    求人が多い業種 製造業、商社、金融、IT、物流、サービス
    求人が多い職種 営業、貿易事務、カスタマーサポート、秘書
    求人割合(日系:外資:現地)=90:5:5

    営業はアジア各地の日系企業に自社製品を販売するポジション多く、出張が多い傾向あり。マーケティングや店長、ITエンジニアなど。

    ★ベトナム
    人口 8500万人
    日本人 9,500人(実際はもっと)
    日系企業 950社(2011)
    日本からのフライト 5.5~6.5時間
    求人が多い業種 製造業、IT、物流、金融、サービス(旅行、飲食)
    求人が多い職種 営業、生産管理、SE
    求人割合(日系:外資:現地)=98:1.5:0.5

  • 相当、役に立った。買ってもいい。

  • <閲覧スタッフより>
    TPP交渉参加も相まって、良くも悪くもグローバル化の波はすでに目前。将来の展望に、アジアまでの視野は必須です!広い視野で社会を捉え、自分の明日との繋がりを考えてみませんか。
    -------------------------------------
    所在番号:就資||366||アシ
    資料番号:91041759
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  • 具体的なアジア転職方法が載っているので、これからしようとする人には有益な本だと思います。

  • この本を読んで、完全に開き直った。
    「別に日本で働かんでも、エェやん?働く場所、働き方って色々あるやん」って。

    今、就職活動で失敗???して、自殺するとかニュース見るけど、もっとデカイ視野で「働き方」を考えたら良いと思う。

    インドネシア、タイ、マレーシア、シンガポール、香港・・・

    フィールドは山ほどある。
    「自分がどういう働き方や仕事が出来るか、生み出せるか」
    これに尽きる。

  • そろそろ国外逃亡を本格的にプランしないと(--〆)

  • 人口、平均年齢、宗教、失業率、日系企業数、交通事情、転職に求められる職種やスキル、給与水準、物価、税金、生活水準などが国別に整理されていて便利。下手な観光ガイドブックより各国の今を知るには適切な本だと思う。

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著者プロフィール

1976年生まれ。海外就職研究家。早稲田大学卒業後、日本オラクルに入社。製造業向けの技術営業に7年間携わった後、日産自動車に転職。世界7カ国のスタッフと2年間、グローバル物流管理システムを構築する。その後、1年間にわたる世界一周旅行、2年間の日本のIT企業勤務、1カ月のフィリピン英語留学を経て、2011年12月よりアジア7カ国での就職活動を行う。ほぼすべての国で内定を得るも、啓発活動のため、現地就職よりも「海外就職研究家」の道を選ぶ。現在は、海外就職に関する執筆・講演および海外視察・就活ツアーの企画・運営、海外就職を考える人たちの交流コミュニティの運営などに携わっている。著書に『アジア転職読本』(翔泳社)『普通のサラリーマンのためのグローバル転職ガイド』(大石哲之氏との共著、東洋経済新報社)など。「朝日新聞GLOBE」に寄稿(2013年1月)、「ハフィントン・ポスト日本版」「J-CAST会社ウォッチ」に連載中。電子書籍『ビジネスクラスのバックパッカーもりぞお世界一周紀行』(全14巻)を独力で8000冊売り上げる。

「2013年 『セカ就! 世界で就職するという選択肢 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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