システムテスト自動化標準ガイド

  • 翔泳社
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本棚登録 : 202
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (459ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784798139210

作品紹介・あらすじ

自動化が困難なソフトウェアテストの1つ
「システムテスト」の自動化に取り組むエンジニアの必携バイブル!
今日、テスト駆動開発やCI(継続的インテグレーション)の技術や環境が普及し、ソースコードのユニットテストやビルド時の結合テストでは、自動化が一般的に行われるようになりました。
一方で、ソフトウェアをユーザーが操作したときに問題がないことを確認する「システムテスト」では、自動化が進んでいません。そのため、顧客やユーザーにソフトウェアを確認してもらう受け入れテストへなかなか移れないケースが多発しています。これは顧客・ユーザーへ動作するソフトウェアをいつでも、何度でも提出し、確認しながら進めていくアジャイル開発において、特に大きなボトルネックになってきます。
本書は、この「システムテストの自動化」の課題に取り組むための解説書です。この分野の権威である著者が、システムテストの自動化を実現するために考慮すべきこと、発生しうる問題、解決策や方針などを示します。その中には、ツールの選択方法や、開発チームへの普及手段なども含まれます。
さらに、Seleniumなど現在の開発現場でシステムテストのために使用されるツールによる応用例も掲載。システムテストの自動化を目指すエンジニアにはバイブルと言える1冊です。
【訳者一覧】
第1部
 第1章翻訳 森 龍二
 第2章翻訳 近江 久美子
 第3章翻訳 鈴木 一裕
 第4章翻訳 永田 敦
 第5章翻訳 吉村 好廣
 第6章翻訳 板垣 真太郎
 第7章翻訳 浦山 さつき
 第8章翻訳 井芹 洋輝
 第9章翻訳 松木 晋祐
 第10章翻訳 長田 学
 第11章翻訳 早川 隆治

第2部
 第12章執筆 伊藤 望
 第13章執筆 玉川 紘子
 第14章執筆 長谷川 孝二
 第15章執筆 きょん

第1部監訳 鈴木 一裕
第2部監修 太田 健一郎

感想・レビュー・書評

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  • システムテスト大事

  • テストの自動化にどう取り組むかを、流れを追って見ていくことはできると思う。
    ただ、少し記載が冗長で、何を言いたいのか理解が難しい箇所も少なくなく、読破に労を要した。

  • 請求記号 007.63/F 23

  • 1979年にMyersが書いた"The art of software testing"は、翌年の1980年3月に翻訳され『ソフトウェア・テスト技法』という書名で発行されました。

    それ以前も『プログラム・テスト法』、『プログラムの理論』、『実践プログラミング技法』といった本でソフトウェアテストの話題やテクニックは取り上げられていたのですが、本のタイトルから判るようにプログラミングの一部としてのテストという扱いでした。

    それをMyersは、まだartだけど、プログラミングから切り離したテストと言うものを見せてくれたというところが偉く、以降35年に渡ってソフトウェアテストのバイブルとして読み継がれてきました。
    (2006年に第2版が翻訳され、2011年に未翻訳ですが第3版も出版されています)

    どうしてMyersを振り返ったかと言うと、本書は、ソフトウェアテストからソフトウェアテストの自動化を分離し、新しいパラダイムを提示した本のように思ったからです。

    これまでは、テストの自動化については、{した | しない}の区別しかなく、テストの自動化はソフトウェアテストの効率化のためだけの技術と位置付けられていたように思います。

    ところが、本書では自動化した「テストウェア」の良し悪しについて語られます。クールな自動化を行うためのガイドなのです。
    (タイトルの「システムテスト自動化」はちょっと言い過ぎで、本書のほとんどは、「機能テスト自動化」だと思いますが)

    したがって、2015年から私たちは、テストを自動化したことだけでは、それを誇れなくなりました。
    自動化されたテストの品質が問われる時代の幕が上がってしまったのです。

    そんな素敵な本なのですが、惜しむらくは厚すぎることです。(448ページもある!)

    欧米の本(特に複数人で書かれた本)は分厚いのが普通なのでしかたないし、翻訳されたみなさんのご苦労を想像すると、大感謝で「ありがとうございます」以外の何物でもないのですが、半分以下のページ数で同じテーマの本も欲しいなと思いました。

    たとえば、「DDP」は確かに簡単に使え、役に立つ良い方法だけど、この本に書かなくてもよいのではないかと思いました。(ドロシーが書きたかった気持ちも分かりますが)

    そこで、今回翻訳されたメンバーの誰かが、200ページ程度で、自分の視点で本書を串刺しにして書き下ろすと良いのではないかと思いました。そしたら、ソフトウェアテスト自動化のバイブルができると思います。

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著者プロフィール



「2014年 『システムテスト自動化 標準ガイド』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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