オープン&クローズ戦略 日本企業再興の条件 増補改訂版

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著者 : 小川紘一
  • 翔泳社 (2015年12月4日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (458ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784798144252

オープン&クローズ戦略 日本企業再興の条件 増補改訂版の感想・レビュー・書評

  • 実際にオープン&クローズ戦略を成功させることは簡単でない。
    本書では、なるほどそうだったのか、という気づきが幾つもあり、勉強になった。

  • ある意味「イノベーションのジレンマ」にも通じる話。どんなに技術を秘匿しようとも、公開特許を出した時点でその技術はパクられる。あるいはハードウェアはどんなにブラックボックス化しても、分析技術の方が優れていれば、すぐに丸裸にされる。論じるまでもなく日本は半導体、液晶、家電で自ら痛い目を見て実証してきた。
    思うに、その運命は日本が電子立国の地位を確立したバブル期に既に決まっていたのかもしれない。当時日本では「日本は米国にハードで勝ってソフトで負けた」発言がステレオタイプ化していたが、明らかに本質を見誤っていた。ソフトで負けたのではない。クローズすべきコア技術の選択で負けたのだ。だからマイクロソフトもアップルも単にソフトで強くなったわけではなく、ハードをオープン技術にして新興国を取り込んだことで、ハード依存企業を蹴散らした。ハード依存とはまさに日本のことで、企業単位ではなく国家単位であるがゆえに凋落度合もハンパなかった。
    当然復興の鍵はオープン&クローズ戦略。著者が提唱する「ビジンエスエコシステム」や「伸びゆく手」もうなずける。しかしオープン技術とはいえ、キャッチアップ企業を協業者として取り込んでいくのであれば、一つだけ声を大にして言いたい。日本の企業は情報セキュリティにもっと真剣に取り組むべきである、と。

  • アップル,インテルの戦略の解説が面白かった。特許の数だけで競う時代は終わったというのもなるほどなーというかんじ。しかし,内容が結構難しくてななめ読みで終わってしまった。またがんばって再読したい。

  • 日本の製造業が衰退した理由とアップルなどうまく言っている例を紹介している。
    特許をたくさんとることは、技術を公開することになり、得策ではない。
    少数の特許でも核となるものであればしっかりしたビジネスを構築することができる。
    ビジネス構築の際に、いかにそのような戦略を立てるかが大切。

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オープン&クローズ戦略 日本企業再興の条件 増補改訂版の作品紹介

IOT、インダストリー4.0を徹底解説&デジタル時代の日本企業の戦略を大胆に提言&最新論考と図版を大幅に追加!

「ものづくり」や「匠の技」だけでは、もはや勝てない。市場撤退を繰り返し、長らく停滞してきた日本の製造業をはじめとする産業の再生の方途はあるのか?

アップル、サムスン、インテル、クアルコム。これらの企業は利益を生み出す自社のコア領域をクローズに独占し、市場との境界にオープン領域を設定し、多くの企業を巻き込みビジネスエコシステムを築き上げている。

本書は欧米企業が生み出した周到な知財マネジメントとビジネスモデルの構造を分析し、実証研究に基づき、日本企業の本質的な課題を克服し、再び活力を与え再成長のための戦略を大胆に提起する。

また進行しつつある「IoT/インダストリー4.0」が日本に及ぼす影響、日本企業のとるべき方策についても新たな考察を踏まえ、最新の論稿を追加した。

【推薦のことば】
「重厚な実証と洞察!この金字塔的労作は次世代ビジネスの共通言語だ」――妹尾堅一郎(特定非営利法人 産学連携推進機構理事長)

オープン&クローズ戦略 日本企業再興の条件 増補改訂版はこんな本です

オープン&クローズ戦略 日本企業再興の条件 増補改訂版のKindle版

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