プロジェクト・デザイン・パターン 企画・プロデュース・新規事業に携わる人のための企画のコツ32

  • 翔泳社
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感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (172ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784798146959

感想・レビュー・書評

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  • 冒頭で語られるパターンの有益性には納得。
    32のパターンに関しては、泥臭い実務にすぐ活かせるという性質ではなく、余裕をもって身につけていく、心がまえにちかいものと感じた。冒頭で説明のあったとおり、コミュニケーションツールとして使うと有用そう。

  • 組織開発、コミュニケーション、デザイン思考、システム思考、パターンランゲージに興味がある者として
    第一部で語られる、パターンランゲージとはなんぞやの40数ページだけでも大変学びが多かったです。

  • プロジェクトデザイン、企画の作法について記した本。要点が記載されている良著。

    メモ
    ・アイデアの反対者は解決の糸口を与えてくれる味方として取り込んでいく
    ・自分なりの基準をもつこと
    ⭐️偶然は取り込むこと。おもしろい体験や情報は常に活かせないかと考えること。
    ⭐️自分なりの引き出し。つねに使える形で発送の種をしまっておくこと
    ・現物は自分なりに準備し、想像してからみにいくこと。
    仮説があることで、明確な気づきにつながる。
    ⭐️徹底リスト。企画の前提となる課題やアイデアを考えうる限り全て書き出したうえで考えをまとめていく。書き出したうえで全体を見渡し、考えていくことが漏れを防ぎ深めていくうえで有効。
    ・基本の価値。その企画が満たさなければならない基本価値をしっかり定義し、それらが損なわれていないかチェックしつつ、作り込みを進める。
    ・どうなるかの突き詰め。絶えずどうやるのかを自問し、徹底してその方法について考え続ける。
    ・一言でいう。提供価値を一言で言えるまで、企画の売りを突き詰めて考える。

  • ”<キーフレーズ>

    <きっかけ>
     井庭先生のtweetを見て。”

  • 企画・プロデュースだけでなく、自ら考え他者に何かを提案したりする人には、本書のパターンが考え方やふるまいのヒントとなる。また、パターン自体に初めて触れる人には、第一部がわかりやすくさっと読めてお勧めできる。

  • 企画やプロジェクトのコツをパターンランゲージにまとめたもの。突飛なアイデアがあるというよりは、「あぁ、そうそう」と、経験のある、思いあたることもある、でもなかなかことばにしきれていなかった、というようなものが多かった。
    自分が得意なパターンもあればそうでないものもあるので、事あるごとにパラパラめくって、自分に足りないものを吸収していけたらなと思う。

  • SFCの井庭さんの本を手に取るのは、学部時代にでた複雑系の本いらい。

    プログラミング系のカンファレンス会場で翔泳社さんがブースを出していたので、気になって購入。

    仕事上、常に複数の(5〜7くらい)プロジェクトをマネジメントしているのだけど、PJのリーダーに読ませて、共通言語化したいと思った。

    これ読んだってできるようになるわけでもないし、アイデアがポンポン浮かぶようになるわけでもない。思考のメタなフレームを言語化してくれるというもの。

  • 32のパターンはありがたみゼロ。例えば「隠れたニーズを探る」はそれが難しいから企画力が試されるわけで、これら抽象化を研究成果と言われても、大学予算の無駄遣いとしか思えない。薄っぺらい研究。せっかくUDS社の実績を研究するならもっと効果的な企画力の深掘りができたと思う。梶原氏の仕事はとても興味深い。

  • 企画の人だけでなくとも読むべき。プレゼンテーションパターンの時にも感じてこちらにも書かれていたが、パターンを知った上でそれに当てはめるのではなく、そのパターンを土台にして自分オリジナルの成果を出すことが大切なのだ。

  • 建築の分野から生まれたらしいパターン・ランゲージ概念を、企画へ割り当てすべく言語化されたプロジェクト・デザイン・パターン32個。

    具体的な手法紹介というよりはマインドセットのパターン言語化で、やはり観察が大事だなと再認識した。観察はデザイン思考でもSTEP1、まさに果てなきデザイン冒険への入り口。個の力による観察力、要するに生活中何に目を注いでいくかのセンスが大切だと一層思った。

    なんとなく最近センスという一言で片付けさせてくれないクリエイティブプロセスだけど僕個人は死ぬまで結局大事なのはセンスだ!と信じ続ける所存にございます!

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著者プロフィール

慶應義塾大学総合政策学部教授。
専門分野:創造実践学、創造哲学、未来社会学。

「2023年 『総合政策学の方法論的展開』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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