ジョイ・インク 役職も部署もない全員主役のマネジメント

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制作 : 原田 騎郎  安井 力  吉羽 龍太郎  永瀬 美穂  川口 恭伸 
  • 翔泳社 (2016年12月20日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784798148786

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ジョイ・インク 役職も部署もない全員主役のマネジメントの感想・レビュー・書評

  • 13章の最初の引用「二つの自由のあり方がある。間違っているのは、人は自由に好きなことをしてよい。正しいのは、人はすべきことを自由にやってよい。」というところが印象に残っている。みんな好きなように楽しくやる、というのではなく、"曖昧さ"はなく、秩序があって、それでいて自由に、そして楽しく働いている。この違いはすごく大きい。ビジョンを共有し、ルールや手順が明確になっているから、それに沿って頑張れる。真面目に頑張っている人、正直な人が損をしないシステム。
    業種が違うと活かせる部分とそうじゃない部分はあると思うけど、メンローという組織のあり方はすごく理想的だなと感じた。

  • 喜び(joy)のある組織の作り方をメンロー・イノベーションズ社が行なっている取り組みを通じて紹介した本。
    アジャイル、スクラム開発に沿った経営をしている。
    常にペアでの作業を行い、一人のheroによる解決を許さない仕組みは長期的にみて非常に有効。取引先にもその分の費用を出してもらっているというのが素晴らしい。
    取引先はだいぶ選ぶことになるので、日本で行うのは難しい印象を持った。
    社内で動かせる部分から試していきたい

    p180 ボスではなくリーダーを育てる
    リーダーシップとは、核となる価値観を都合のよいときだけふりかざすことではない。価値観が崩されそうなとき、立て直しに参加することも意味する。
    メンローで一番自然にリードできる人は、受容的で他人を尊重できる人。リーダーは落ち着き、我慢強さ、密かなる自信を示す。

    p194 カオスを終わらせる、曖昧さをなくす
    要件追加が来た時の対応方法。仕事を片付ける方法を探しても、廊下でプロジェクトマネジメントをやっても生活はよくならない。
    そうした時にやる仕事は四半期の初めに設定したゴールとは関係ないことが多い。
    朝出社すると、メンバーがアサインしたタスク以外のもので忙しくしている。仕事の責任者はマネージャーなのに、各自の優先事項が管理できない。

    p203 ショッキングピンク判断
    上司に仕事の割合を知ってもらうために、ボードにタスクカードの一覧を使い、新規開発以外のタスクにどれだけの時間をかけているかを知ってもらうため、ピンク色の目立つカードにして見分けがつくようにした

  • 2013年の原書を、2016年末にやっと和訳されたもの。
    "喜び" を原動力としてビジネスを、人生を、家族を、世界の人達を幸せにする。 その為に、慣習に捉われず、全員がオープンに論議し、小さな実験と失敗を積み上げつつ、小さな成功とナレッジを積み上げながら成長・変化して行こうという。
    様々な実例が記されていて刺激的!
    "でも、実際に自分の周りでは適用できないよね..."って言い訳は幾らでも思い付くのだが、それで何1つ試さないという行動を選ぶのだとしたら勿体ない。
    結論をそのまま真似をしても無理なのは明らかだ。置かれている状況や前提条件がまるで違うし、成長段階がまったく比較にならない。
    だが、問題点に目をつぶらずに考えてみよう、小さな実験をしてみよう!、という気にさせる。
    図書館で借りて読んだが、これは物理的な書籍を購入して身近に置くべきだと思う。最初に読んだときの"熱"は冷め易いから、思い出すアナログが必要だ。

  • タイトルや帯から、画期的な組織構造や評価システムについてのハイプな啓発書かと思いきや
    「喜びにフォーカスして仕事をする」、その価値観を実現するためにブレイクダウンした方法論を採用している…というロジカルかつエキサイティングなドキュメンタリーだった。
    採用されているプラクティスが名前こそつけられていないがスクラム開発そのものである点などは大変興味深い。

  • エンジニアだけではなく、スタートアップやこれからやろうとしている経営者にもぜひ読んで欲しい一冊。

  • Joy, Inc.読了、これは現代版「奇跡の経営」ですわーw

  • すごいおすすめ!

  • アメリカのソフトウェア開発会社「メンロー・イノベーション社」、そのCEOであり共同創業者である著者が語る、喜びが感じられる職場たる同社の働き方。
    個室やパーテーションがなく、レイアウト変更が自由、ペアを入れ替えながらの作業、一週の5日間の日別の作業承認ボードに貼られた計画おりがみとドットシールによる全体の作業内容と進捗状況の見える化、毎朝10時の全員によるデイリースタンドアップ、おーいメンロー!ですぐできる全体会議、顧客を巻き込んだショウ&テル。
    本書では強調されていないが、アジャイルソフトウェア開発手法の適用ということで、訳者にはアジャイルコーチなどの肩書の方が並んでいるのだろう。ただし、単にソフトウェア開発企業にとどまることなく、その他業種の働き方に対しても十分に刺激になる。
    働き手として顧客リクエストに必要なスキルを学ぶことが尊重され、助けたり教えたりしながらプライベートの問題もサポートしあえる仲間がいて、時間・コスト・機能に見合った無理のない仕事があり、仕事の成果を喜んでくれる顧客やユーザーがいる。確かに魅力的な職場だと驚かされるし、それを実現している会社が現実にあることが嬉しくなる。
    17-39

  • アジャイルで、とくにXPの作法で成立してる、技術と喜びに溢れた職場。
    かなり多くの場面やストーリーを交えて、この会社がどのように過ごしているのかを紹介している。自分にも機会があれば、ぜひともこんな会社を作りたいと改めて思う。事業として成功している事例があることにその勇気を得られる。

    アジャイルな思考に慣れていない人には、もしかしたらショッキングで素直には受け入れがたい内容かもしれない。しかし、それぞれ「なぜそうするのか」を著者の経営理念にもとづいて解説してあり、急には変わらなくても考え直す機会にはなるかもしれない。

  • 「ちゃんと日の目を見られて、楽しんで使ってもらえて、意図した人々に広く普及するものをデザインし、作り上げること。」という喜びの定義に共感した。

    この本のなかで何度も出てくるとおり、プロジェクトをアジャイルで進めるためには、顧客に継続的に関わってもらう必要がある。受託開発で旧態依然のウォーターフォールから転換するには契約の問題があって、そこを変えることに一番困難を感じているが故に、どうしてもジレンマを感じてしまう。

    レビューの主題とずれるけど国内でメンローと同じやり方をしている一部の企業は本当に凄いと思う。

  • こうできたら!と思う反面、世間一般的にはに縛られてむず痒さを感じたり等。なんというか、本当にこうできるようにするには、いろんなところに働きかけていかないといけない気もしたり。ますます組織やプロダクトのあり方等考えさせられる1冊。

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ジョイ・インク 役職も部署もない全員主役のマネジメントの作品紹介

全社員が仕事に喜びを感じられる環境を作る

官僚主義や長時間労働、顧客との信頼問題、社員間の関係の崩壊など、
過剰な市場競争のもとでは企業のブラック化を止めるのは困難極まります。
「見える化」やリーン、シックス・シグマなどの解決手法を導入しても、
持続できずにむしろ悪化させてしまうケースがほとんどです。

しかし、米国で最も幸せな職場と言われるメンロー・イノベーションズ社は
「働く喜びの追求」を経営の柱にし、このような問題を解決しました。

本書では同社の創業者かつCEOであるリチャード・シェリダン氏が、
職場に喜びをもたらす知恵や経営手法だけでなく、顧客も巻き込んで
より良い製品を作り、事業を継続させる手法も惜しみなく紹介しています。

【手法の一例】
・階層がない組織: 上司が存在しない
・ペアでコンピュータを共有: 常に二人一組で作業を行う
・ショウ&テル: 二週間ごとに進捗と状況を報告する顧客との合同イベント
・デイリースタンドアップミーティング: 毎朝10時の全員参加の民主的会議
・地下駐輪場を使った仕切りのないオフィスでワイワイガヤガヤ働く
・仕事内容や進行、給料までオープンにして、信頼を生む

こうした手法の一つひとつが社員に安心と成長の機会を与え、
働く喜びと目覚ましい成果を生み出すのです。
人員採用から職場環境、プロジェクト管理まで、すべての業務に
良い変化を起こすための、経営者必携の1冊です。

ジョイ・インク 役職も部署もない全員主役のマネジメントはこんな本です

ジョイ・インク 役職も部署もない全員主役のマネジメントのKindle版

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