- Amazon.co.jp ・本 (424ページ)
- / ISBN・EAN: 9784798155166
作品紹介・あらすじ
クラウドコンピューティングの技術の中でも、昨今注目を集めているのがサーバーレスアーキテクチャです。
FaaS(Function-As-A-Service)とも呼ばれるサーバーレスアーキテクチャは、ファンクション(関数)と呼ばれるマイクロサービスを実装し、組み合わせながら、サービスを構築していくアーキテクチャです。
その際、実行環境となるサーバーのスケーリングや管理をクラウドプロバイダに任せることで、開発者はオンプレミスなサーバーを考えることなしに、開発時間の短縮と運用コストの削減を図ることができます。
本書では、サーバーレスアーキテクチャに興味のある開発者がAmazon Web Services(AWS)上で新技術を実践・体験するための例として、
・マイクロサービスのコードを実行する「AWS Lambda」
・「Amazon S3」などのクラウドストレージ
・「Amazon DynamoDB」などのデータベース
・「Auth0」などの認証サービス
といったサービスを組み合わせながら、実際に動かすことのできる動画シェアサイトを構築していきます。
世界的な技術カンファレンス「Serverlessconf」の責任者である著者による、サーバーレスアーキテクチャの主要なデザインパターンを学べる1冊です。
感想・レビュー・書評
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前職のとき読みたかった。
そしてクラウドの世界に行きたい詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
翻訳本だからなのか、ちょっとわかりにくい。AWS Lambdaの初学習として読むには少し難しい。あと、AWSの進化が早いのか、実際の画面が、手順のものと違うことが多々。
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# 読む前
仕事でAWS、サーバーレスに触れることが多くなったため、その概念や使われるサービスについて手を動かしながら理解したい。
# 内容
サーバーレスは
・開発者がソフトウェアの設計、コードに集中できる
(インフラの運用、管理から解放)
・スケーリングの単位が細かくコスト削減(利用に応じた支払い)
・フロントエンドに仕事を寄せる、サードパーティのサービスを多く使うことでバックエンドのコード量削減、複雑さを軽減できる
本書の中ではサーバーレスを実現するAWS、その他のサービスを学びながら、動画共有アプリケーションを構築していく。
- Lambda
- API Gateway
- SNS
- S3
- Auth0
- Firebase(のデータベース)
また、IAM、CloudWatchのようなサーバーレスに限らず必要になるセキュリティ、ログ、監視についても学べる他、巻末付録にはServerlessFlameworkやSAMなどの説明もされている。
# 所感
期待していた通り、マネジメントコンソールを触りながら、コードを動かしながら、つまづきながら読み進めることで1つ1つの要素を理解しながら学ぶことができた。
途中CORSでハマったり、ライブラリのバージョンが古くて動かなかったり、今の自分のスキルだと解決できないことがいくつかあって飛ばしてしまったので、各章の演習問題も含めまたトライしたい。