サルトル、存在と自由の思想家

  • 15人登録
  • 1レビュー
著者 : 渡部佳延
  • トランスビュー (2013年8月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (347ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784798701394

サルトル、存在と自由の思想家の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  •  第一次大戦は桁はずれの哀しみをヨーロッパ大陸にもたらした。世界は不安で、緊張した生を強いられた。普遍的な本質など無力であった。現実存在を探求しよう。何らの本質も定められておらずどんな運命もない人間は根源的に自由で、明晰な意識は全能だから、自らの自由を使って望ましい世界を創造し、自らの選択と責任において自身と自分の世界を切り開くのだ。

    『サルトルが晩年まで完成に執着したフローベール論こそは、構造主義に対抗し、フロイトやマルクスまでも取り込み、何としても、どんなことをしても、明晰な知の名において、一人の人間の内部と外部とを完璧に解析し尽くさないではおかないという、鬼気迫るサルトルの回答だったということもできるだろう。』281頁

全1件中 1 - 1件を表示

サルトル、存在と自由の思想家の作品紹介

小説、批評、劇作、評伝から哲学作品、さらには身を賭した政治活動まで、20世紀後半の知的世界に君臨し、国際政治にまで影響を与えた巨人の苦闘の跡をたどり、その全貌を描く。

サルトル、存在と自由の思想家はこんな本です

ツイートする