サルトル、世界をつかむ言葉

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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784798701400

作品紹介・あらすじ

えっ、サルトルって、こんなに刺激的だったの!
対人恐怖でナマモノ嫌いの「知の帝王」、でも、制御不能の科学技術や、戦争に向かうナショナリズムを前に、なすすべもなく立ちすくむとき、世界を知り尽くし、変えようとしたサルトルの言葉が、鮮やかによみがえる。

感想・レビュー・書評

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  • サルトル 入門書。サルトル思想の核心である自由と存在について、わかりやすく 説明している


    サルトル思想
    *現象学→実在は本質に先立つ
    *自由を実現するための手段としての社会主義
    *弁証法(矛盾を統合して、新しい考え方を起こす)

    実存主義=人間主義(ヒューマニズム)
    *神の存在を問題にしない
    *人間が自己の目的のために投企を続け、困難を乗り越えて行く

    「嘔吐」
    *存在の真実の姿=汚物のような形→吐き気

    「存在と無」
    *存在=即自存在+対自存在
    *即自存在=意識をもたない物→世界→存在→あるところのものであり、あらぬところのものではあらぬ
    *対自存在=意識をもつ存在→人間→無→あらぬところのものであり、あるところのものであらぬ

    カフェのボーイから 即自存在と意識を説明した箇所は読んでみたい

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著者プロフィール

1948年、東京生まれ。早稲田大学第一文学部人文学科卒業。1972年、講談社に入社。『英文日本大百科事典(Encyclopedia of Japan)』全9巻の編集に携わり、「講談社現代新書」編集部を経て、「選書メチエ」編集長、「講談社学術文庫」編集長を歴任、2003年退社。現在、昭和薬科大学・神奈川大学非常勤講師。専攻、西洋思想史、20世紀文学。著書に『サルトル 知の帝王の誕生』(筆名・朝西柾、新評論)、『サルトル、存在と自由の思想家』『サルトル、世界をつかむ言葉』(トランスビュー)がある。

「2013年 『サルトル、世界をつかむ言葉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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