エグゼクティブの「クギを刺す」技術

著者 :
  • すばる舎
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784799101780

作品紹介・あらすじ

どうしたらグダグダ話さずに人を動かせるのか?「人を動かすプロ」に学ぶクギ刺しの超入門書。

感想・レビュー・書評

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  • 「クギ刺し技術」という切り口が新鮮...
    なんとなくタイトルにつられて読んでしまったのですが、この本はどの層に向けて書いた本なのだろう...

    エグゼクティブ(executive)
    企業などの上級管理職。経営幹部。重役。転じて、高級。ぜいたく。
    (コトバンクより)

    いちおう管理職向けなのでしょうけど、エグゼクティブという言葉のイメージが「セレブな社長」みたいなものだったので、そんな人が現場の納期に細かく口出しするのかな?という違和感しか感じませんでした。平社員の私にはあまり参考にならないような気がしました。

  • 『人とタイミングを見抜いて的確な言葉で人を動かす』
    具体例な場面に沿った言葉が紹介されておりイメージしやすくすんなり読み進められた。
    言葉をかけること(言語化)より重要なのは非言語の分野で、相手(部下)の言動からどういうタイプかを見極めることが前提。そこは深掘りされていないので実践するには他で補う必要あるものの、入門書として体系的でとてもすっきりまとまっており読みやすい。

  • ★人を動かすプロとは
    自分自身が約束を守る。周りの人にも約束を守らせて有効なダメ出しができる人、実行させるプロ。
    人間の気持ちは常に「否定的な感情」に支配されやすい。しかし、否定的な感情を持ったままでは良い仕事が出来ない。
    今目の前にいる人が前向きか後ろ向きか瞬時に見抜きあるべき方向に導くための釘を刺す。
    ★ストレス耐性のサイズは1人ずつ違う。年齢が上がれば必ずしも耐性が強くなるわけではない。従順で言葉の少ない、自己主張しない人がストレスにとても弱い場合が多い。
    ★色んな釘
    「優れた人間に2度同じことを言うな!」
    「褒める。そして、これも直して欲しい」
    「トップこそ悪い情報に耳を傾けなさい。悪い情報が来たら『よく聞かせてくれたね。ありがとう』と言いなさい」
    オイアクマ→怒るな、威張るな、焦るな、腐るな、負けるな、の頭文字。
    言うべき事は出来るだけ具体的に手短に伝える。
    適時の釘→仕事の初期、中期、完成期に刺す。
    「安請け合い」を問い正す。カスタマーズマイオピニア。
    客との重要事項は紙に書き留めておく。「それは契約内容と違うので別料金になります」
    「頼んだ事はどこまで出来た?私はそれをいつチェックすればいいの?」
    お礼状→「本当に良い体験をさせて頂いたことに感謝し、次の機会が近い事を心から願っています」

  • 人を動かす促すが為のハウツー
    ■効果的な釘は相手の性格を見抜いて、快感をあたえるスイートスポットを見つける
    ・打たれ弱い人
     相手の事情を汲み取ってやんわと釘
    ・劣等感が強い人
     yes butではなくyes and
    ・視野が狭い自信家
     この程度で満足するなと同僚の成功事例で湾曲的に
    ・変化を嫌う人
     将来のリスクを訴える
    ・自己満足型
     本人のペースを乱さず言うべきことを細かく
     優しく言う
    ■困ったタイプへの釘の指し方
    ・3つのタイプの釘の指し方
     内向的な人
      評価してマイルドな言い方で励まし風味の念を押す
     攻撃的な人
      建設的な意見を期待するよ!
      正面から否定せず、yes andで伝える
     狡猾型
      真実を語らせる。明日はなにから取り掛かる?
    ・その他
     威張り屋
      おだてながら
     従順タイプ
      判断を求めず明確に指示をする
     見栄っ張り
      事実を訪ね自省を促す
     言動にズレがある人
      嘘を言っている事が分かったらすぐ指摘
     慎重すぎる人
      決断を援助し、楽しみにしているという表現で念押し
     強欲な人
      曖昧な態度を取らず、きっぱりとお灸を据える
     手抜きな人
      警告する為、変化のなさのリスクを伝える
     追従欲求タイプ
      次にヤルベキ具体的内容を提示、本意を探る
    ■クギを指すタイミング No Change No Future
    最初からエンジン全開に
    的確にクギを刺し、問題を回避する
    ●初期 仕事の目的を確認したり、予算・締切・理念をしっかり伝える
    ・安請け合いを問いただす
     随分納期を前倒ししているけど、だれかに無理をさせてる?
    ・口だけタイプに
     途中でチェックを入れる事を伝える。事実確認
    ・取引先、顧客へ
     契約内容と違うので、最初にお伝えしたように、
     ご承知おき下さい。
    ●中期 部下の仕事が順調に進んでいるかどうかを確認する
    ・報告に来ない部下に
     いつチェックすればいいのかな?
    ・自分で考えない部下に
     君ならどうする?考えなおして伝えて。
    ・中だるみの部下に
     進捗率は何%なの??
    ●完成期
     具体的に対応作を尋ねる

  • •exeutiveの動詞はexcute。「誓約書を読んで、サインして、正式にその契約を決定して作成する」という意味。
    •まず誉めよう!
    •「何か困ったことはある?」

  • 言うべきタイミングで、言い方を気をつけて、言っておくことでちゃんと伝えて、守ってもらう。といったアイデア集。
    でもすごいっていうような内容はなかった。

    ☆3

    プロローグ

    第1章 相手の急所を突く秘けつ
    ーなぜ、エグゼクティブのクギ刺しは効くのか?
    1エグゼクティブは「人を動かすプロ」
    2お役人を動かした、林文子市長のひと言
    3ストレス耐性に着目する
    4打たれ弱い人には、こんなクギ刺しを
    5「劣等感が強い人」には「Yes, and」で
    6混野が狭い「自信家」の殻を破る方法
    7「変化を嫌う人」には、チクリと警警告する
    8「自己満足型」のペースは乱さないこと
    9人には必ず「スイートスポット」がある
    第2章 約束を守らせる「言い方」がある
    ー困ったタイプへの「クギ刺し」実例
    1社員が腹を決めた!篠原欣子社長の言葉
    2言うとおりに動かない「三つのタイプ」の攻略法
    3「威張り屋」はおだてて動かす
    4「従順なタイプ」には細かい指示を
    5「見栄っぱり」には事実を尋ねる
    6「言動にズレがある人」に注意する
    7「慎重すぎる人」には、このひと言が効く
    8「強欲型」にお灸を据えるには?
    9「手を抜く人」「やる気を喪失している人」への対応策
    10おべんちゃらか、本気かを見分ける方法
    第3章 コレを逃すと時機を逸する
    ークギを刺すべき「三つのタイミング」
    1仕事観すら変わる、柳井正社長のひと言
    2仕事の「開始前・初期」にクギを刺す
    ①「安請け合い」を問いただす
    ②「立ち上がりが遅い」ときに背中を押す
    ③口だけの人には、この苦言
    ④単純作業を見くびる人へのアプローチ
    ⑤初めて取引する顧客、取引先に確認することは?
    ⑤締め切りを守らない相手への警告
    3仕事の「中期」にクギを刺す
    ①ちっとも報告に来ない部下にー恨
    ②「困ったことは?」「別に……」と答える部下に
    ③自分で考えない部下に
    ④相手を待たせてしまったら
    ⑤中だるみで手を抜く人には
    4仕事の「完成期・納期前」にクギを刺す
    ①社内で最終の納期を確認する
    ②「まあまあです」と曖昧に答える人には
    ③目標達成直前の「内向的な人」にかける言葉は
    ④のらりくらりと先延ばしする人には
    ⑤アフターフォロー時の注意点
    ①反省会でクギを刺す
    ②お礼状で次につなげる
    第4章 万人を感化する
    ーエグゼクティブの"名言クギ"
    "No Challenge No Future"(挑戦しなけりゃ未来はない)ファーストリテーリング・柳井正社長
    「仕事は自己表現(パフォーマンス)だ」ジャパネットたかた・高田明社長
    「私の現役時代、最後の大ボラ」ソフトバンク・孫正義社長
    「皆さんは素晴らしい。ところで皆さん」横浜市長・林文子氏
    「優れた人間に二度同じことを言うな!」アサヒピール・元社長・樋ロ廣太郎氏
    「わしがやらねば誰がやる」アシックス創業者・鬼塚喜八郎氏
    「万象皆師」ぱんしょうかいし 山之内製薬(現アステラス製薬)・元社長・森岡茂夫氏
    「変えるならガラッと改革だ!」ニトリ・似鳥昭雄社長
    「感動と興奮の炎がないとダメなんですよ」アフラック創業者・大竹契喜氏

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著者プロフィール

(社)パフォーマンス教育協会理事長、(株)国際パフォーマンス研究所代表、ハリウッド大学院大学教授。自己表現力養成セミナー主宰。累計4万人のビジネスリーダーとエグゼクティブ等のスピーチ指導を行っている。

「2022年 『成功はPQで決まる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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