セーラームーン世代の社会論

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著者 : 稲田豊史
  • すばる舎 (2015年5月23日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784799104385

セーラームーン世代の社会論の感想・レビュー・書評

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  • …そんなに面白いものではなかったかな…。時代背景も語り世代論として機能しているけどなまじ自分が該当するからここで述べられている特徴に自分が合致しない、と思ってしまうとひっかかりを覚えてしまう。セーラームーン見てたのに。

    p34
    あるフィクション作品に置いて、何が「敵」と設定されているのかーー。これを考察することは、その物語に置いて何が”正義”と背てされているのかを探るのに等しい
    p34-35
    ”敵”とはその物語が提唱する”正義”が打ちのめしたいs区の価値観素の者であり、世情や想定視聴者の気質がたぶんに影響される。
     視聴者がブルーカラーなら”悪”とは富裕層であり、しちょうしゃが知識人なら”悪”とは衆愚ということになる。いずれにせよ、敵の主張の「逆」がすなわち、その物語が視聴者に同意を求めたい正義の主張である。

    セーラームーンのこういう描写や構造、ないしセリフが当時の女児に影響を与え、いまはどんな価値観を彼女たちがもっているのか、という話。

    筆者曰く、女性性を捨てず肯定していく姿勢などは月野うさぎに影響されている…とあるけど、自分が子供の頃は女性性を嫌悪するタイプだったからひっかかる。女性性の嫌悪は世代問わず言及されるからそりゃあセーラームーン世代にもいるだろうさと言われたらそれまでなんですが。

    6章の表題が「セーラームーン世代の恋とセックスとジェンダー」なんですが、仕方ない面はあるとはいえ紋切り型のフロイト理論で個人的にアレルギー反応がでました。

    赤塚図書館 778

  • ○ありのまま自分・全肯定
    ○のび太とドラえもん(団塊ジュニア〜)⇔うさぎとルナ(アラサー)
    万能の他者を探す⇔自己変革・進化
    魚を与える⇔釣り竿を与える
    ○かわいさや少女性に商品価値があることに気づいた上でかわいげをキープし続ける
    ○母娘共演の物語構造→母性感の獲得・博愛主義(敵も親友たちも彼氏も娘も)
    ○80年代のナウシカ、90年代のうさぎ
    高潔×美少女×母性×神性

    ○女子の欲望すべて(⇔男受け)
    egg,SPEED,プリクラ,ASAYAN
    ○同タイミングに3つの世代のシンボルとなった赤名リカ・森高千里・セーラームーン
    ○LGBTや多様な愛への寛容性

  • セーラームーンファンが読む本では無いです。読んでて誰も気分が良くならないと思うし、作品愛に溢れている感じも読み取れず、むしろタイトルにセーラームーンが入ってることが残念です

  • アラサー向きのマーチャンダイジングとして再ブームに火がついたセーラームーン。踊らされているということも自覚しているけれども、やっぱりセーラームーンは1987年生まれの私には懐かしい思い出がいっぱい詰まっており、避けることはできないアニメなんだと最近改めて思わされている。さて、そうはいってもほとんど忘れていたよね、敵チームの名前とか、ストーリーとか。この本読みながら、ネッとで画像検索などしては思い出して納得したり。実際のアニメや漫画イラスト使えないのは、、まぁ仕方がありません。たくさんの権利問題の壁を乗り越えなければならなくなる。。
    内容はけっこう全体的に楽しめました。なんとなく対象世代に媚び売ってるような気がしないでもないけれど。実際わたしたち世代がそういう価値観を持っているかは定かではいけれど、理論としては面白いと思いました。

    それにしても。。たしかに、変身解除シーンや、SEEDの歌詞にはびっくり。子ども向きアニメのわりにLGBTのキャラデザは豊富だし!その頃のシリーズはもう観ていなかったけれど、前世女性で現世男性(あくまでも身体の話)って!!!画期的でしょ。

    まぁ、わたしは少女時代に観ていただけなので楽しく読めたけれど、本当のセーラームーンファンには物足りない考察かもしれない。

  • セーラームーンに夢中になってた記憶があるので手にとって読んでみた。セーラームーンごっこで誰をやるかでグループの中の序列があったこととか思い出してた(笑)内容はあんまり共感出来なくてちょっと残念。

  • セラムンちょう懐かしいな・・・世代直撃です。
    セラムンと社会学・・・たしかに!って納得な部分も多々あり、うさぎちゃんとナウシカ比較とか、母とは、成長する少女とは、女の子の理想・欲望とは・・・。
    うううん、セラムンってすごいな・・・。

  • 物足りなかったです。
    セーラームーン原作を読んだことの無い人が書いた30代をザッと見通して書いた文章という印象でした。
    アニメからの抜粋を頻繁にされているのですが、主題歌1つ取ってもそれだけで数十ページは書けるような作詞ですがささっと省略されている歌もあり、
    ジェンダー論については、原作の天王寺はるかを考察せずにあっさりと終えていて残念でした。
    私的には、天王寺はるかは当初、タキシード仮面的(王子様的存在、女の子の憧れ)として初登場させながら、数話置いてセーラー戦士として登場させ(月野うさぎと接触させ、同性愛を想起させる表現がある)、最後には性別の安定しない存在としての説明を海王みちるにさせたところに、思春期の女子達の友情と距離感、不安定さがとてもよく現れていると思うので、そのあたりも考察してほしかったです。
    冒頭部分はハッとするほどおもしろかっただけに、残念でした。

  • セーラームーン世代を深読みするとこんな風に思われているのかってある意味面白かった本。
    まあそこまで深く考えてたのはそれよりも上の世代だと思う。

    今でこそタキシード仮面は初恋ブレイカーwとか言われちゃってるけど、そう言われるってことはそれだけ魅力あったことの裏返しだと思うんだ。

    あと乙女のポリシーが自身に対する応援曲ってのは同意。
    私はレイちゃんとまこちゃん派だったよ。

  • 気になって買ってしまった時点で、出版社の手のひらで踊らされてしまったのかも。

    アラサー女子をセーラームーン世代と名付け、幼少期に視聴していたアニメ・セーラームーンからその世代の特徴を探す本。

    幼稚園~小学校低学年までセーラームーンは見ていたが、あれだけ記憶に大きな容量を占めるセーラームーンのアニメが5年しかやっていなかったことに驚いた。プリキュアよりも短いんだ。
    また敵サイドの事情など、小さい頃は全く気にしていなかった裏物語があったことに驚き。緻密な世界観の元に作られていたとは。

    アニメ・セーラームーンから世代を読み解こうというアイディア自体は面白いと思う。本書がターゲットとしているセーラームーン世代に自身がドンピシャなので、結構楽しみにしていたのだが、本書の指摘はほとんど的外れ。世代ど真ん中の私が言います。「そんな深いことを考えてちびっ子はアニメを見ません」。

    作中に引用されているインタビューの方がよほど的を射ている。セーラームーンは、女の子の憧れがたくさん詰まっていたから、女の子を惹きつけたんです。小さい頃の私の夢はお姫様だったし、大きくなったら黒猫のルナが迎えに来てセーラームーンになれるんだと信じていました。裏表紙側の帯に書かれている反響の声の方がよほど同意できる(そもそも反響も、半分くらいは作者の的外れを指摘する声ですし)。
    カラオケで「乙女のポリシー」を熱唱なんて、やったこともないし、やってる人を聞いたこともない。SPEEDが性的歌詞を歌っているなんて意識したこともない。

    セーラームーンという懐かしいコンテンツを思い出させた事には感謝するが、評論としては的外れ。だが話題になって売れただけ、出版社としては思惑通りなのだろう。

  • 90年代始め、子供と一緒にセーラームーンを見て育った親としては、なかなか懐かしくて面白かった。けど、分析自体は結構?って感じ。ともかく懐かしいから良し。2015年NHK BSで再放送をやってるけど、全部やるんだろうか??? と云いながら子供もいなくなったのに見てます ^_^

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セーラームーン世代の社会論の作品紹介

アラサー女子は、なぜこれほどまでに、欲張りで、自由奔放で、ワガママなのか?それは、言わずと知れた不朽の名作『美少女戦士セーラームーン』に隠されていた-。「女子トーク」と「セーラームーン」をこよなく愛するアラフォー男子の「新・女子論」ここに解禁!

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