人を動かすマーケティングの新戦略 「行動デザイン」の教科書

  • すばる舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784799104989

感想・レビュー・書評

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  • マーケット・セグメンテーションは、市場が伸びているときの手法。
    行動で市場をくくり直す。

    AIDMAモデルの落とし穴。購入意向と実際の購入行動にずれが大きくなる。
    悲しいから泣くのではなく、泣くから悲しい=行動が先行している。

    価格やクーポンで行動を誘発はできない。

    すぐ行動する人は1~2割。

    頭を使うコストを下げる簡便法=パッケージ化、おすすめ化。

    得する、より損しない、に敏感。ポイントカードをもつと得をする、より持たないと損しますよ、のほうが効果が高い。

    ペルソナの罠=理想の顧客像を描きやすい

    お膳立てされると動きやすい。

    コンビニのライン=一本の線で行動を変える。
    成田空港第三ターミナルの通路。陸上トラックのようなラインが引いてある。

    安定期は離脱期の始まり。
    顧客になる理由も離脱する理由も、実際はなんとなく。アンケートではもっともらしい答えが出てきてしまう。

  • 行動にはコストがかかる
    金銭的コスト
    肉体的コスト
    精神的コスト
    時間的コスト
    頭脳的コスト

    行動デザインのツボ

  • マーケティングを行動でとらえようとしているが
    。。。
    ひとを動かすのは難しい

  • 大変参考になった。
    行動とは、アビリティ×動機×きっかけ、という仕組みをつくること。
    動機作りは一番難しい。

    Accessiblity= 近、快、効
    シンプルでわかりやすいメッセージを心がける

    バウムクーヘンを売るという問答は示唆にとんでいる。会社のワークショップで使おう。


    行動にはコストがかかる
    金銭的コスト
    肉体的コスト
    精神的コスト
    時間的コスト
    頭脳的コスト

  • モノではなく行動起点で問題解決する方法が書かれている。
    非常に読みやすい文体で体系的にまとめられていた。

  • 國田 圭作先生著

  • 導入前の消費者調査がよくてもヒット商品にならないことがある。
    この理由を明確にかかれている。

  • 意識と行動は必ずしも一致しない。一番大事な「行動」へと促すには、そこへの導線をどうデザインするかが重要で、本書ではその手助けとなる考え方が具体的に書かれている。「行動デザインのツボ」はすぐにでも利用したい。
    マーケティングの基礎を他である程度勉強した後に読むと理解がグッと増すと思う。

  • 神本。出逢えてよかった、、、今の時代にめちゃくちゃ役立つ考え方。もはや教えたくないくらい良本。売り手として、アイデアと思考がめちゃくちゃ捗る具体的なヒントが詰まりすぎてる。売り方に煮詰まった時には必ず読み直したい。

    「行動」で市場を括り直す、精神的コスト、情緒価値

  • 内容は実例が多いため、感覚的に理解するのは簡単。
    ただ、一冊を通してどうこう、といった本というより単発のネタがたくさんある印象のため、こうして感想にまとめようとすると、どこをまとめたものか困る。
    マーケティングという概念を理解できていないのもあるが、あまりマーケティングにはフォーカスしていないように感じる。人をいかに行動させるか?という点では勉強になった。

    興味深かった点をいくつか

    ・思ったほど人は行動しないということ。
    いくら啓発したところで、その行動自体をやりたくない、と思われてしまうと行動には繋がらない。

    ・意識は行動に必ずしも先行しないということ。
    まず行動してもらう。そうすることで例えば環境問題など難しい問題への意識が高まる。

    ・行動させるための仕掛け。
    空港の連結通路を陸上競技のトラックに見立て、楽しく歩かせるという発想。
    「動く歩道もない殺風景な道を歩く徒労感の緩和」という目的に対し、「楽しんでいるだけで目的が達成される」デザインだと思った。こうした観点で、人々の行動を喚起したい。募金をする人の数を増やすには?などの課題も参考になった。

    その他のアイデアとして、近年は時間や情報処理のコスト感覚が高まっている。その現れとしては、AIの処理で好みのニュースを選んでもらえるアプリの流行など。オススメの銘柄を選んでもらえる日本酒配達サービスも思い浮かんだ。何か仕組みを考える際には意識したい。

    個人的には非常にいい刺激を受けたが、心理学分野の本でもよかったのではないか?という感覚もある。

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