絶対服従!言いなり許可証でお嬢様と調教生活 (二次元ドリーム文庫) (二次元ドリーム文庫 293)
- キルタイムコミュニケーション (2014年4月12日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
- / ISBN・EAN: 9784799205686
作品紹介・あらすじ
幼なじみのお嬢様のピンチを助けたお礼として、提示すれば何でも言うことを聞いてもらえる許可証を手に入れた紀洋。最初は怪我の介抱などをお願いしていたのだが、お嬢様の莉緒やその母親の可南子、屋敷で働くメイドのくるみへのお願いはどんどんエスカレートしていき…!?
感想・レビュー・書評
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978-4-7992-0568-6 255p 2014・4・20 初版
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序盤に、ヒロインの母親に童貞を奪われるのは実に良かった……が、登場人物すべてが巨乳で似たような体型であるし、違いがもっと欲しかった。最後はいつもの通り大団円。登場する女性全員と男一人でエロいことする、まるで日米オールスター戦だ。
エロ小説で最も重要なのは……というか楽しみどころは、描写と効果音もあるが、特に終わり方なのだ。だいたいがターミネーター2みたいな感じで終わるのだが、この小説もそうだった。
有効期限のあった言いなり許可証でエッチな命令ばかりされていたが、ヒロインはあらためてその許可証に「一生有効」と書いて主人公に手渡す。二人は結ばれてめでたしめでたし。
【ニヤニヤ笑う母とメイド少女へ、照れくさそうに目線を外して訴えるお嬢様。
紀洋はそんなやり取りを横目に、「偽物」から晴れて「本物」に変わった「言いなり許可証」をしげしげと眺める。愛しい美女達が何でも自分に言いなりになってくれる幸せの日々がこれから一生続くなんてまさに夢のような気分だ。
その喜びをしみじみ噛み締め、早速考え込む。
さあ――今度はどんなお願いをしよう。】
ここで話は終わる。実に爽快だった。読み終えて窓の外を見ると、朝の冷たい空気と雲一つない青空が見えてきそうなものである。
なぜエロ小説は、終わり方がいつも「はじまったな」「いや、終わったのさ」みたいな、ちょっと煙草で一服する感じになるのだろうか。作者の「ふぅ……」という声が聞こえてくるような……。