お坊さんが教えるこころが整う掃除の本

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著者 : 松本圭介
  • ディスカヴァー・トゥエンティワン (2014年7月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784799310960

お坊さんが教えるこころが整う掃除の本の感想・レビュー・書評

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  • 面倒だった床の雑巾がけが好き(?)になったのは、
    寺を訪れて以来、
    ・・・だった様な気がする。

    堂内に射し入る光がどこを照らしても、
    埃がまったくキラキラしない。
    床は隅々まで磨き上げられ、
    不浄な気配がどこにも感じられないのだ。

    (どう掃除すれば、このような空間が作れるのだろう?)

    全くわからないが、
    あの日から私は、
    便利なクイックルワイパーの使用を極力やめて、
    雑巾を使うようになった。

    腰をかがめて
    床を磨き上げる所作に感じる、なんとも言えぬ心地良さ。

    それは
    >掃除とは 汚れるからするのではなく

     こころを磨く「修行」

    であるから、だそうだ。

    何度も洗って使える雑巾は経済的だし、
    家もおそらく大満足。
    (寺では仏像が満足顔であった様な気がしたから。)
    さらに
    これが心の修行になっている、
    とは

    なんて、
    素晴しい一石二鳥♪

    面倒な掃除も面倒じゃなくなる
    「やる気」にさせてくれる本だった。

  • 掃除に対する考え方を変えてくれる1冊です。掃除や修繕など、手を入れることで自分の心も管理し整えることが出来るということが、一つ一の僧のやり方を挟みながら教えてくれます。これを期にこの本を読み込んで自分自身の掃除への意識改革をしようと思いました。大変刺激された本です。

  • 今までで一番しっくりした掃除本。

    まだ汚れてないところを掃除するというのが、なんかムダなような気がして、汚くなっていやいや掃除をする、というサイクルだったのが、「掃除をすることで、心を磨くんだ」と思うと、すんなり続けられるようになりました。

  • インターネット寺院 彼岸寺 の主催である松本圭介氏が語る掃除本。
    単純な掃除テクニックについて書かれた本というよりは、僧侶という視点から掃除を題材にして、心を清らかに保つためにはどのような考えのもとに暮らすことが大事なのか?といった内容で構成されている。

    掃除ができない人のところまで降りてない内容なので、掃除できない人間がこの本を読んでも掃除ができるようになるどころか、ちょっとしたいらだちを感じるかもしれない。それができれば苦労しないよ、と。
    既に掃除が見についている人が読まないと、本書の内容はなかなか理解できなだろう。

    以下、メモ。

    ・「前後際断(ぜんごさいだん)」という禅の言葉
     →過去のことを悔やむことなく、未来のことを案ずることなく、一日一日を精一杯、悔いが残らないように全力を尽くす。
     →「しなければならない」を明日に持ち越さないルール。

    ・ものを大事にしない人は人も大事にしない

    ・一遍上人は遊行の旅に出た際、ものを所有することにとらわれずに「無所有」の暮らしを通して、こころの自由を貫いた。ものを持たない身軽な生活をしていると「良い物」が手元に残ると気づく。
    ものを大事にするというこころは、大事にしたいと思えるものに出会わないと育たない。

  • 毎日洗濯、毎日掃除。四九日修繕。確かに一休さんはいつも竹ぼうきを持っていた。掃除は心を磨く修行なのだ。

  • 東京神谷町の光明寺で住職(お坊さん)をされている松本氏によって書かれた掃除の大切さを具体的な方法とともに解説した本です。

    毎日使っているキッチンの清掃は頻繁にやりますが、敢えてしなくてもそれなりに暮らしていける部分は、後回しになりがちです。お寺では、末尾につく数字の日によって、掃除をする場所等が決まっているそうです、そのルールは私も採用してみるつもりです。

    汚れたから綺麗にするのではなく、掃除によって綺麗さを保つことの重要性が説かれていたのは私にとっては新たな考え方でした。

    特にオフィスの机・書棚や引出等は、整理をしてどこに何があるかを把握しておくことで、探す時間が短縮され、それが仕事の効率向上につながります。家での作業効率を上げるためにも「掃除」の重要性を認識して、自分の「やりたい」ことに多くの時間が割けるように、暮らしていきたいと思いました。

    以下は気になったポイントです。

    ・日本の小中学校で生後が全員で掃除をするのは当たり前だが、日本では掃除というものが「汚れを落とす」だけでなく、「心の内面を磨く」ことにつながると考えられているから(p12)

    ・日本人の「もったいない」は、ものを無駄にしないだけでなく、ものに対して「ありがとう」と感謝するこころです(p15)

    ・掃除は朝、一日の朝一番に行うのが良い、夜寝る前には、身の回りの片づけをする(p18、19)

    ・毎日の掃除と片づけは、大切なのは続けること(p20)

    ・掃除の前にやるべきことは、窓を開けて空気を入れ替えること(p21)

    ・シンクも蛇口も水垢がつかないように、必ず乾き布巾ですべての水滴を拭き取る、ゴミは次の日に残さない(p50)

    ・曹洞宗において言葉を発してはいけない三つの堂舎を三黙道場といい、僧堂(座禅・食事・睡眠を行う場所)、浴司(よくす、風呂)、東司(とうす、手洗い)である(p53)

    ・永平寺では、四のつく日と九のつく日を、身の回りを整える日として、ほつれた衣類の修繕などを行う、これを四九日(しくにち)という、さらに剃髪もする(p80、144)

    ・拭き掃除によって、自分の心を磨いている、床磨きをしていて、もし汚れを見つけたら、それはあなたの気の乱れのサイン(p93)

    ・三のつく日と八のつく日は、毎日は手が回らない場所の掃除に当てている、照明等の掃除(p108)

    ・靴をそろえて脱げない人は、こころが乱れている人(p115)

    ・目が覚めたらまず洗面、汚れているから洗面するのではない、洗面することが大事、洗面をしないで人と接してはいけない、きちんと身体を清めて、こころを浄めることが、人と会うときの最低限の礼儀(p135)

    ・呼吸とは「吐いてから吸う」のが基本、新しいものを取り入れる前に、まずは自分の中にあるものと一旦外に出し、それから新しい気をいれるようにする(p141)

    ・仏教では「身・口・意の三業(しんくいのさんごう)」といい、人間の行いを三種類に分けて考える、身体的な行い(身)や、心に思う行い(意)だけでなく、言葉で表す行い(口)も整え浄めなさいと教えている、なかでも言葉の出口である口を綺麗にすることは大事で、歯磨きがポイント(p142)

    ・ものを持たない身軽で自由な僧侶の生活をしていると、持ち物たちは、みんな「良いもの」ばかりが手元に残ることになる(p157)

    2012年3月18日作成

  • 断捨離でなく、掃除の心構えでもなく、掃除をすればお金持ちになれるといった現世利益でもない。

    庭でも廊下でも、掃除の対象となる場所に対して、仏様そのものに対するかのように、大切に想う気持ちが優しく書かれている。

    掃除をする時間や、身近なものを自分で修繕することが、とても豊かで幸せな過ごし方に思えてくる。

    一口一口ゆっくりかんで腹八分目で満足する。
    食前のことば、食後のことばを合掌しながら言う。

    この2つはぜひやってみたい。

  • 掃除のやり方を学ぶというよりは、掃除を通した心の磨き方を教えてもらえる本。

    「自然と共存して生きる」という心構えが新鮮だった。
    夏暑く、冬寒いのは自然なこと。秋に、掃いたそばから葉が落ちるのも自然のなり行き。
    自分の思い通りにならないものにいら立つのではなく、自然を受け入れると、気持ちも変わってきそうだ。

    最近はやりの「衣替えをしない」という考え方も、自然と向き合うチャンスを逃していてもったいない、と書いてあって不思議に納得できた。


    一番心に残ったのは、「モノのないところにカビは生えません」ということば。
    ものを減らし、風通しをよくすることが最初の一歩。

  • 掃除のやり方、というよりは、掃除への考え方、タイトル通り「こころを整える」ということに重きを置いた本でした。
    とても読みやすく1日で読めました。
    お寺の日々の様子もわかり、掃除への気持ちの持ち方などがわかり、心が引き締まりました。

  • 掃除が苦手で片付け関連の本をいろいろ読んできたが、この本はいかに手を抜くかを考えがちな片付け本とは一線を画していた。なぜ掃除をするのか、どういった心構えで家事に向かうべきかなど、精神的なことに比重を置いており、ラクをするのではなく丁寧に暮らすことを推奨している。私もそうだが、面倒くさがりの人には耳が痛い話かもしれない。しかし、ひとつひとつの家事を丁寧に行うことは、自分の心を整えることにつながると理解したら、雑な仕事はしたくないと思えるようになった。手始めに、汚れた服を手で洗ってみた。洗濯機のボタンを押すだけのときと違って、汚れが目に見えて落ちたのが分かり、心まですっきりした。毎日は無理でも、週に一度くらいは丁寧な仕事をする日をつくろうと思う。

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