スタートライン (喜多川 泰シリーズ)

著者 :
  • ディスカヴァー・トゥエンティワン
4.13
  • (166)
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  • (85)
  • (6)
  • (4)
本棚登録 : 1693
感想 : 153
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784799311783

作品紹介・あらすじ

今の自分にできることで、自分の価値を判断しちゃいかん。五年後の自分の可能性を舐めるなよ。「18歳のぼく」と「18歳のわたし」が五年後に見つけた「将来」とは?瑞々しい恋のストーリーとともにおくる希望と勇気のメッセージ。

感想・レビュー・書評

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  • ◆全体の印象
    この作品のテーマは「恋愛」と「生き方」だと僕は思いました。

    恋愛は付き合う前のあの距離感がとてもたまりませんでした。
    もう一度あのころに戻りたい。。。笑
    自分はどう生きたいのか?という疑問を主人公とともに考えることができました。
    主人公が悩む度に、僕も考えさせられました。
    普段あまり考える機会が少ないので、とても貴重な体験をさせていただきました。

    期間をあけて読み返すと、受け取り方が変わり、自分の変化に気付けるかもしれませんね。

    ◆印象に残った言葉、トップ3
    ①自分の目の前にやってくることのうち、自分に必要なものだけを残して、それだけはちゃんとやろうという姿勢に変わるわけだが、いつの間にか判断基準が、必要かどうかではなく、面倒がどうかになり、ついには、目の前にやってくる出来事全てに対して、何かと理由をつけて、本気でやれなくなる。
    →確かにその通りだな〜、と思いました。
    必要かどうかじゃなくて、面倒だったり、そもそもやるという選択肢にさせない考えをしている時があると思いました。
    逃げちゃだめだ。逃げちゃだめだ。逃げちゃだめだ。シンジくんからも学ぶことがありそうですね。笑

    ②自分のことばかりを考えている人よりも、自分の人生を使って、世の中に何ができるかって考えて生きている人の方が好きだけどね。
    →そんな人になりたいですね。
    「自分のことは二の次三の次。」花咲くいろはというアニメでも、旅館の女将が言っていました。僕は時々思い出して、人のことを先に考えるようにしています。

    ③一年前の自分が今の自分を想像できただろうか。
    →そう思えるように、毎年新しいことに挑戦していきたい。
    ちなみに去年から毎日日記をつけているので、それがとても役に立っている。
    記録をつける大切さも改めて感じることができました。

  • とっても素敵な物語でした。
    それは単に感動するからという訳ではなくて、かっこいい大人のお手本を見せてもらって、情熱を勇気をもらえる内容だったからです。

    小説のようであり、自己啓発本のようであるこの一冊から、若者は将来の希望を受け取るのではと思います。
    私も中年ではありますが、次世代に語る内容を考えて、話さないととハッとさせられました。

    自分自身で可能性の種を潰さないように、やりがいや生きがいで、たくさんの奇跡を信じていきたいと思います。

  • もしかすると、
    『人生は、右に行くか左に行くかを選択して、不安を感じながらも挑戦をする』
    の繰り返しなんですね…
    『スタートライン』を読んで、

    犬の風太が逃げて、大ちゃんが追いかけ、
    大ちゃんと芳浩が再会する場面で 笑い、
    大ちゃんと真苗が、再び、御神木の前で再会するという場面では、感動しました!!!

    笑いあり、涙ありのお話で、おもしろかったです。
    大ちゃん彡彡彡(。ŏ﹏ŏ)ノ    ………U^ェ^U 風太

  • 4.1
    面白かった。
    この作者の本を何冊か読んでますが、相変わらずの安定感です。
    まぁ、小説風自己啓発本なんですが、恋愛話とかを絡めて読みやすくしてくれてます。ありがたや。
    おかげであっという間に読み終わりました。笑笑
    ポイントになるような言葉が太字になっているのは、作者がより伝えたいと強く思っている事なんだろうなと思いながら読み進めました。
    私は若者ではないのでもはやスタートラインつけませんが、作者からは何歳になっても挑戦は出来ると言われそうです。実際にテレビ番組の人生の楽園では、定年退職してから新しい挑戦を始めたと言う人が登場します。それを見ると何歳になっても挑戦は出来るし、その情熱が大切なんだと教えられます。
    わたしにはその勇気がありませんが、今の仕事でキツイ事があっても、それが自分を成長させてくれると思えば前向きに楽しんで乗り越えられると思っています。

  • 【いつだって今日がスタート】
    18歳の高校生の男女2人の視点から描く、恋を土台にした人生の物語。誰と出会うか?どんな経験をするか?が人の人生を決める。でも、今この人との出会いが、いまこの本との出会いが、今この経験が人生を変えたと言えるかどうかは、自分次第。そんなことを教えてくれる一冊です。
    何かを始めようとか、何かを成し遂げようとか思った時に、それをするのに一番最適なのは"今"。今よりも早いスタートは切れないし、誰に何を言われようとも、最後に決めるのは自分自身。
    学生時代に読みたかった一冊だなと思いながらも、全ての人に読んで欲しいなと思う一冊です。

  • 近々新しい環境に変わる自分にとってぴったりの本でした。挑戦して良かったと思える人生にしたい。

  • ためになる言葉の詰まった本です。
    何かを始めたくなる。

  • 喜多川泰さんの小説は本当に素晴らしい。
    読みやすいことはもちろん色々考えさせられます。今回読んだ「スタートライン」は、色々な人や体験に触れることで自分の視野を広げることの大切さが改めて実感できた。また、子供の頃に思い描いていた「夢」は職業でしかなく、本当の「夢」は、職業の先にある具体的に自分が成し遂げたい事だと言うことが印象的だった。

    夢を叶える道筋は1つじゃない。広い視野で最終目的を見ることが出来れば、違った方法で達成することが出来る。

  • 「感動した」「いい本だった」で終わりにせずに、その本と出会うことによって「一歩踏み出した」「新しいことを始めるきっかけになった」と言えるよう、実際に行動することも読書の一部です。 そうやって行動を始めた先に、「あの本と出会ったからこそ今の自分がある」と言える日が必ずやってくる。 その日のために一冊の本と出会うのです。

    先のことなんて今想像できないからこそ、目の前のことを本気で精一杯取り組む。

    自分の可能性を自分で潰さないように

  • さいっこう!

    主人公が書いたであろう「夢」をテーマにした論文に心が動きました。

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著者プロフィール

1970年生まれ。愛媛県出身。東京学芸大学卒。2005年から作家としての活動を開始。『賢者の書』でデビューする。10年『「また、必ず会おう」と誰もが言った。』が13万部のベストセラーとなり、映画化、舞台化された。「喜多川ワールド」と呼ばれるその独特の世界観は、小学生から80代まで幅広い年齢層から愛され、その影響力は国内にとどまらず、多数の作品が台湾・韓国・中国・ベトナムでも翻訳出版されている。執筆活動だけではなく、全国各地での講演やセミナーも開催している。主な著書に、『おいべっさんと不思議な母子』『One World』『秘密結社Ladybirdと僕の6日間』『[文庫]福に憑かれた男』『君と会えたから……』『手紙屋』『株式会社タイムカプセル社』『運転者』等がある。

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