中国人との「関係」のつくりかた (ディスカヴァー携書)

  • ディスカヴァー・トゥエンティワン
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784799311943

作品紹介・あらすじ

中国人の人間関係のつくりかたの原理「グワンシ」。組織を重んじる日本的ビジネス形態とその背後の価値観からは理解しがたい概念だが、かつて日本の「ケイレツ」も、米国にとって理解しがたい概念だった。自由、公正、平等を標榜する欧米型市場主義社会にとって、このような排他的関係性社会は容認できるものではなかったからだ。そして、その「排他的関係性社会」がいま台頭する中国にもある。それが「グワンシ」なのだ。日本では関係性が組織を軸に構築されるが、中国では個人を軸に構築される。違いはそれだけだ。排他的なのは共通なのだ。「グワンシ」は、視点を変えれば日本人には理解できない概念ではない。ここに気づけば、難しいと思われる中国ビジネスも楽になるのではないだろうか。

感想・レビュー・書評

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  • 中国人の”関係”についての捉え方等々。
    中国人の中には相反する原理が共存しているという部分は共感を覚える。その点に関して色々な中国人と話をしてみて誰一人ロジカルに説明することが出来なかったのでただもうそんなものなんだろう。P5における”兵法は相手を突き放すベクトル=アウトサイダー向け、関係は相手を取り込もうとするベクトル=インサイダー向け”という行がその例の一つだろう。
    確かに日本人著者がのべたよう、文化的に近い流れを持ち、長い時間の付き合いがあり、かつ現代中国に関していえば他の国より長く中国国内でビジネスをやってきている割には、失敗が多いのはなぜだろうか。欧米企業の方がうまくやっているケースが多々あるのはなぜだろうかという疑問は興味深い。
    時々読み返すとまた新しい発見がありそうだ。

  • 他国の人々の考え方を理解するのは難しい。距離的に近く、文字も共有しているという外形的類似点が多い期待感が、中国理解をより難しくしていると感じた。

  • 詳細なレビューはこちらです↓
    http://maemuki-blog.com/?p=9290

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