医療が日本の主力商品となる (ディスカヴァー携書)

著者 :
  • ディスカヴァー・トゥエンティワン
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784799312230

感想・レビュー・書評

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  • 2015/3/24

  • 世界各国の医療事情について書いてある本です。
    日本を含めてどの国も一長一短です。
    質は世界一かもしれないアメリカは医療費がバカ高いし、福祉が整っているスエーデンも医療を受けるのにかなり待たされる(受診回数平均年2.9回)といった具合です。
    医療を受けるために外国から来てもらうことをメディカルツーリズムと呼びます。
    メディカルツーリズムをすでに積極的に進めている国があります。
    シンガポール、韓国、マレーシア、インドです。
    このようにアジアでメディカルツーリズムを国策として行っている国があるのに、日本がさらにメディカルツーリズムに力を注いでもうまくいくのでしょうか?

    http://ameblo.jp/nancli/entry-11619776107.html

  • 諸外国の制度や状況を元に、今後の日本における医療制度・医療産業について考察されている。やや医師側に寄った目線であることは否めないが、比較的中立的な視点で書かれている。

  • 将い-11

  • ■日本医療

    A.日本の医療制度は世界的に優れたものであったし、それは多くの医療者の献身的な努力によって、世界最高水準を維持してきたものだ。
    しかしこれが、今後も精神論にのみ支えられているものではあってはいけない。

    B.日本の医療制度は、世界に誇る国民保険制度によって、患者が自己負担の金額を意識しにくい仕組みになっている。
    これは、受診抑制を起こしにくい、どこでも平等な医療を受けることができるといった大きなメリットがある反面、性善説に立つ制度であるため、生活保護の過剰受給で問題になっているような「ただ乗り」を引き起こしやすい。

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著者プロフィール

1987年名古屋大学医学部卒業。医師、医学博士、経済学博士、総合内科専門医。臨床医を経て、1995年9月コーネル大学医学部研究員。外資系製薬企業、国内製薬企業のマネジメントに携わる。2004年、京都大学にて博士号(経済学)取得。現在、多摩大学大学院教授、多摩大学医療・介護ソリューション研究所所長。おもな著書に『医療経済学で読み解く医 療のモンダイ』(医学書院)、『比較医療政策』:(ミネルバ書房)など。

「2013年 『日本の医療最前線』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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