できる人の仕事のしかた (リチャード・テンプラーのRulesシリーズ)
- ディスカヴァー・トゥエンティワン (2012年12月26日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
- / ISBN・EAN: 9784799312605
感想・レビュー・書評
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世界中で読まれている、仕事できる人の仕事のしかた。
仕事は仕事。
人生楽しむためには仕事以外に没頭することも大事。それが1番、納得。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
著者は、旅行代理店、スーパーマーケット・チェーン、レストラン、カジノ、大学自治会等、幅広い分野で30年を超えるマネジャー経験を持つ。2003年創設した出版社はわずか4年で「イギリスで最も成功した出版社」と呼ばれるまでに育て上げた。
著書に「人生のルール」「上司のルール」等多数。
30年以上のマネジャー経験を持つ著者による仕事のルールの紹介。その一つ一つは、シンプルで、効果的で、安全で、実用的である。一つ一つ段階を踏んで実行していけば、自信をついえ、もっと力のある新しい自分を想像することができる。
そんな108のルールにを以下の10項目に分けて説明している。
①誰よりも成果を出すための14のルール
②他人に好印象を与えるための9つのルール
③目標を実現するための11のルール
④上手な話し方をするための10のルール
⑤自分の身を守るための13のルール
⑥周囲と調和するための11のルール
⑦昇進すべき人物とみなされるための11のルール
⑧外交能力を身につけるための9のルール
⑨組織の力学を活用するための10のルール
⑩ライバルに絶対負けないための10のルール
ルールを説明する本は本屋にいけば山のように並んでいる。良い本もあればそうでない本もある。
本書はもちろん前者である。
訳書ということもあり、やはり良い本であるから訳されてまで発刊されているという安心感もあるものの、この類の本に共通していえるものである本質がぎっしり詰め込まれている。
難しいことは書かれていない。
理想的な仕事のしかたについて書かれている。理想は人それぞれであり、時代は変われど、本書の意図する仕事のできる人像は今もぶれていない。
そしてそれはこれからもぶれることはないと思う。
108のルール全てを実践するのは途方もない時間を要する。しかし、やるだけの価値はある。
そして全てをやる必要もなく、自分の今にあったそれを可能な限り愚直に行っていくということが今の自分たちには一番合っている。
さて今日はどのルールに着目しようか。 -
■仕事のマインド
A.現実になった脅威はすべて、自分が成長し、変化するチャンスにもなる。
新しい環境に適応し、働き方を変えるチャンスだ。
そういう前向きな態度でいれば、むしろ脅威のプラス面がたくさん見えてくる。
B.もし学ぶのをやめてしまったら、成長が止まってしまう。
そこから先は、頭の固い退屈な老人になるだけだ。学ばなければ、変わることはできない。
全く変化しないのであれば、生きている意味などあるのだろうか。
C.自身があって、リラックスしていて、エネルギッシュな人物、そのイメージを目指さなければならない。
D.毎日が就職の面接のような気持ちで気を配らなければならない。
E.魅力的な人というのは、いつも自分が見られていることを意識している。
F.不満を言うのなら解決策も一緒に提案する。
G.控えめに約束し、約束以上の仕事をする。
H.頭のいい人間は自分の間違いから学ぶ。真に賢い人間は他人の間違いから学ぶ。 -
こんな本を探していたという感じ。
これから何回も読んで、自分の指針にして行動してみよう。 -
人より頭一つ抜きに出る。
仕事人誰もが心に秘めていること。
その実践の仕方がルールとして書いてあり、実例を交えて紹介されている。
読んだ側から自分の行動が変えられる。そんな一冊 -
良書 1つ1つのルールはわかりやすく、実践しやすいとおもいます。自分にとって役に立つものを取り入れていけばいいとおもいます。
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仕事で成功して欲しい息子に勧めた。
私は昇進は頭にないので、自分にとってこれ!と思ったのは
10 間違った仲間意識を捨てる
14 職場に家庭の事情を持ち込まない
52 孤高のいい人でいる
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できる人の仕事の仕方とあるが、どうすれば会社でよく見られ、昇進出来るかのルールを書いた本。非常に参考にはなるが、最後の方のルールはそこまでして昇進したいか?と思ってしまった。少し自分の仕事に対する考え方とはズレているように感じた。ただこれが現実なのだろう。読んでおいて損は無いと思う。
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出版してから既にXX年経っているというが、書かれていることは現代にもおおいに当てはまる普遍的なものばかりだ。一見、仕事というものに対して穿った見方をし過ぎていると言えなくもないが、むしろ一歩引いた視線で現実を見据えることで、キャリアが開けるというものであろう。洋の東西を問わず、過去も現在も、そして未来も、職場においては同じようなダイナミクスが働くということだ。
書かれた時点と現代が異なるところがあるとすると、残業の件か。皆が残業をしていると帰りにくいなどという話は、著者の母国であるイギリスのような欧米社会においては意外のような気がする。もしかしたら、今は少し事情は異なっているが、かつては現在の日本のような雰囲気だったのかもしれない。