未来が変わる働き方 (U25 SURVIVAL MANUAL SERIES)

著者 :
  • ディスカヴァー・トゥエンティワン
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本棚登録 : 236
感想 : 25
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  • Amazon.co.jp ・本 (217ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784799312834

作品紹介・あらすじ

1人の100の行動より、100人の1つずつの行動によって、世の中は、ゆっくりと、でも確実に変わってゆく。誰にだって、世界をよりよいものにする力がある。まずは自ら行動を起こすこと。

感想・レビュー・書評

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  • 本業とパートタイムの二軸で働く事の可能性を提示している。前著「働きながら社会を変える」をより噛み砕いてわかりやすくコンパクトに纏めた印象。

    1、2時間もあればサクッと読める。が、平易な言葉の中に、著者のパッションが伺える。

    個人的には、二軸を上手く駆使することで、個人としての振れ幅を拡げる可能性がある事はとても意義ある事であると感じた。

    それが、「個人の思想は原体験に基づくけれど、思想そのものは原体験の枠を飛び越えることができる。自分にとって大切なことを見つけられたら、それに関連する様々な問題に目をむけることもできる。(p50)」に繋がるのだと思う。それは他者を認めるであったり、他者を愛すること(逆も然り)にも繋がるのだろうと感じた。

  • やりたいことのためにいきなりフリーランスになったり、
    生活水準を維持するために組織に属し続けたり、でも著者は、そのどちらでもないスタンス。すなわち、二足の草鞋を履く考え(本書では二軸とある)。本業がなりより大切であり、本業でベストパフォーマンスが発揮できなければ、他の活動でも活きてこないし、説得力が出ない。今の自分にとっては、腑に落ちる考え方だった。でも、当然ながら、二軸で働くには、本業の上にさらに副業が乗っかるわけだから、時間が必要。それだけに、著者の時間管理術は参考になった。といっても特別なことが書いてあるわけではないのだけれど。さらに、副業としてNPOを発足し運営している著者の、無給ならではの組織づくりや運営方法などにはなるほどと感心。チームやサークル運営にも大いに役立つ考え方ではないだろうか。

  • U25シリーズ2冊目。
    2足のわらじを器用にこなす著者が、どのように仕事を両立させているか、割と実用的に語っている。
    きらきらと輝いている人が言う言葉は、語り方が違うだけで皆一緒。言葉の強さや語り口で好みがわかれる。書いてあることができるかできないかで、自分もその世界に向かえるか向かえないかが決まる。総合的に見て今の自分に必要と考えられる知恵がたくさんあった。

    (20130317)

  • パートタイムで社会貢献をする
    Living in Peace→パートタイムメンバーだけで運営されているNPO
       ↓
    マイクロファイナンス機関の運用
    児童養護施設の支援


    組織を運営するうえで大事にしなくてはいけないこと
    本業とNPO活動の両立をし、本業をおろそかにしない

    take actionへの道筋について考え方にすいて、そして人との協力の中で
    本質を見極め進む方法について書かれた1冊

    どんなに忙しくても、できることがある。

  • 本業とパートタイムと言う二軸で働くことを推奨している本。
    本業をしっかりやることによって生活基盤を支えると同時に、なにかもう一つ自分が心の底からやりたいと思える、楽しいことを見つけるのがいいということ。
    著者は本業で自分のビジネスを営むと同時に、もう一つの軸はNPO団体を主催している。
    ビジネスとNPOというのは全く違う性質を持っていると思われがちだけど、根底に流れる理念みたいなものは同じだと著者は言っています。

    どちらも心の底から好きでやっていて、半年後に死ぬことになってもやり続けるだろう。
    それだけ自分の好きなことをやることには価値があるのだと。

    その好きなことの見つけ方を示唆してくれている。

  • 2足のわらじで働く方法の参考になる。具体的な指南もあり、ライフハック本としても良い。

  • 発想が多角的で新しい。副業を始めようか、あるいは転職しようと考えようか、さもなくばこれから人生何しようか迷っている方に一読いただきたい。

  • 著者は本業では投資のプロフェッショナルとして、そして平日の夜、土日はNPOの代表者として過ごしている。そんな著者による自分と社会の未来を変える働き方についてまとめられた1冊。

    本業をやりながらパートタイムとしてNPOを支援するというのは聞こえはいいが、実際は本業との関連性、時間の確保、組織の運営などの点から非常に困難な点が多い。
    その中でも本業がまずしっかりしていなければならないという著者のしてきはごもっともだ。社会を変えたいなら力をつけろ、そしてすぐに行動しろ。

  • 投資ファンドで働きながらパートタイムでNPO組織の運営という二足のわらじをはく慎さん。抽象的な方法論・飛び飛びの具体例だけでなく、自身の経験に沿って書いてある点が非常にイメージしやすく説得力がある。
    「本業をおろそかにしない」はぜひ実行したい考え方だ

  • 自分の終わりの風景をイメージする
    自分の時間の優先順位をつける
    集中力を高める訓練をうける
    仲間を巻き込む
    何者なのかを語れるようにする
    とことんオープンにする

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著者プロフィール

1981年日本生まれ。朝鮮大学校法律学科卒業後、早稲田大学大学院ファイナンス研究科に入学、修了。大学院在学中からモルガン・スタンレー・キャピタルで働き始め、同社のグローバル不動産投資ファンドの運用における財務モデルの作成や負債管理システムの構築などに従事。2010年からはユニゾン・キャピタルに投資プロフェッショナルとして入社し、投資の実行、売却、負債リストラクチャリング他、数多くの投資プロジェクトに従事。金融プロフェッショナルとしてのキャリアの傍ら、2007年に認定NPO法人Living in Peaceを設立し、機会の平等を通じた貧困削減のために活動。2009年には日本初となるマイクロファイナンス投資ファンドを企画。国内では、親と暮らせない子どもの支援に従事し、これまで二つの児童福祉施設の新設に関わる資金調達支援、退所後の子どもの就学資金支援、政策提言活動などを行ってきた。2014年7月に五常・アンド・カンパニー株式会社を創業し、2015年10月時点で、カンボジア、スリランカ、ミャンマーにある子会社を通じて現地の貧困層にマイクロファイナンスを提供している。

「2015年 『ランニング思考』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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