コンサル一年目が学ぶこと 新人・就活生からベテラン社員まで一生役立つ究極のベーシックスキル30選

著者 :
  • ディスカヴァー・トゥエンティワン
3.94
  • (452)
  • (784)
  • (401)
  • (52)
  • (14)
本棚登録 : 8415
感想 : 711
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (281ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784799315323

作品紹介・あらすじ

新人からベテランまで今日から使える外資系コンサル出身者の知恵を集めて厳選!できるプロフェッショナルに共通する一生モノのベーシックスキル30!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 本書はビジネス書の中の王道といった印象を受けました。これまでも似たような本は何冊か読んできましたが、本書の特徴としてはリアルな実体験具体例のケースが述べられている点です。

     3日の100点よりも3時間の60点をめざせ。汚くてもいいから早く仕上げなさい。こういった主張についてこれまでも述べられている本はありましたが、正直「本当か?」「実際ビジネスの現場で私がやったら怒られるのでは?」と半信半疑でしたが本書で、3日の100点を目指した結果大失敗したリアルな例があり、内容に説得力がありました。

     また本書は様々なビジネスてテクニックが述べられていますが、主旨は若手は論理と数字を味方につけろという非常にシンプルなもので分かりやすかったです。

     また、コンサル流の読書術やタスク管理法なども述べられているので、主旨以外もたくさん学べお得感がありました。

  • 基本なのだけど、ちゃんとやれてるか
    っていうと…頑張ります。

    無駄な事例も少なく、サクッと読める。
    コンサルじゃなくても通用する
    普遍的な基礎(凝縮版)講座

    要点は別で手帳にメモして意識して過ごすように工夫する。

  • ▼感想
    ・コンサル一年目の2020年に1度読んで以来再読しました。今読んでも重要な事が記載されていて改めてコンサル本と良書と感じました。

    ・単価のお話は耳が痛く自分もクライアント目線での立ち振る舞い・パフォーマンスを最大に発揮できているかを考えさせられました。


    ▼メモ(抜粋)
    ・P65:Q.ビジネスをするうえで一番大事ななものは何か? ⇒ A.相手の期待を超え続けること

    ・P110:雲雨傘の理論 (事実、解釈、アクションを区別する)

    ・P230:「うちの会社がクライアントに請求している金額を知っていますか?顧客は支払ったお金が何に使われているのかを見ています。だからプロフェッショナルな態度をとってください」

  • 先輩になって、
    後輩が入ってきたら
    この本に書いてあることを
    すべて伝えたい。

    社会人としての心構え
    なんかも
    これを読めば必然と固まってくるのではないか。


    人となりを形成するのは
    周りの環境が全てといっても、過言ではない。

    だが、
    上司と親は選べない
    という言葉のとおり、
    いい会社に入ったとて、
    周りが自分にとって良い人なのか、
    はたまたどうでもいい人なのかは
    実際に仕事をしてみないと分からない。

    人や周りのせいにするのではなく、
    自分ならどうあるべきかを自問自答し、
    ある程度の答えをもっておく。

    言われたことだけをやるのではなく、
    自分であるべき姿を考え、それを行動に移す。
     
    学生の頃は、知識を正しく覚えられる或いは
    使用できることで評価を受けるが、
    社会人になると、行動にうつせたか否かで評価をされる。

    フォロワーシップという言葉にも
    胸熱くなりました…

    鉄は熱いうちに打て!
    といいますが、新入社員の皆様には
    ぜひ心得てほしいことだらけでございました。


    PS.新入社員教育係より
    (自分が新入社員の時の教育係はコンサルタント会社から転職された方で著書と瓜二つのことをいってましたので正直、驚きました笑)

  • 練習問題ほしい

  • 【本書の詳細】

    1 話す技術
    ①結論から話す
    →PREP法を、ふだん話すときも質問に答える時も意識する。会議は結論から逆算して(アジェンダを用意して)運営する。
    ②端的に話す
    →かけ引き抜きに率直に答える。質問にはイエスノーで答えて、その後に追加の説明をする。上司やクライアント相手でも、間違っていたり必要なことならはっきりと言い切ること。
    ③数字というファクトで語る
    →感覚的に把握している問題を、数字という証拠にして人を納得させる。
    ④共通言語は英語ではなく論理と数字
    ⑤感情よりも論理を優先的に鍛える
    →責任ある立場の人ほど、数字と感情の区別がつくため、厳しい議論でも筋が通っていれば意外と耳を傾けてくれる。
    ⑥相手に理解してもらえるように話す
    →「相手は何も知らない素人だ」という前提で、知識がない人に話すようにゼロから話す。また、相手の仕草を見ながら、「あ、これ理解してないな」と思ったら再説明をする。
    ⑦相手のフォーマットに合わせる
    ⑧相手の期待値を把握し、超え続ける
    ビジネスというのは、常に顧客や上司の期待を超え続けて成果を出し続けるもの。そのためには、相手の期待値がどのぐらいかを正確に把握し、いちばん重要な部分で期待を超えていくこと。
    ⑨報連相の目的を明確にして共有する
    →単なる情報共有のための報連相はそこまで意味はない。大切なのは仕事の段取りに関する報連相。指示を受ける側も、出す側も4つのポイントを明確にして報連相する。
    ・その仕事の背景や目的
    ・具体的な仕事の成果イメージ
    ・クオリティ
    ・優先順位、緊急度


    2 思考術
    ⑩考え方を考える
    →いきなり作業に入るのではなく、どのように進めたら求めている答えに行きつくのかという「アプローチ」「考え方」「段取り」から考える。手順の段階でも合意をもらう。大きな設計図を描いて細部に落とすイメージ。
    ⑪ロジックツリーを使いこなす
    →課題を漏れなくダブり無く分解し、意味のあるロジックツリーを作る。しかし、作った本人には漏れやダブりがあるか分からないため、フィードバックをくれる適切な指導者が必要である。
    ⑫雲雨傘の論理
    「黒っぽい雲が出てきたので、雨が降りそうだから、傘を持って出かけた」
    提案を事実(雲)解釈(雨)アクション(傘)に区別し、「だから何?」「どうしてそうなるの?」への答えを明確にする。一番簡単な方法は、何か文章を書く時に、
    (事実)
    (私の解釈)
    (推奨アクション)
    と見出しをつけ、頭の中をスッキリ構造化する。
    ⑬仮説思考
    「もしかしたらこの現象はこういう理由ではないのか?」と「結論まで」大胆に仮説を立て、ストーリーを組んでからリサーチを行う。そして仮説→検証→フィードバックのサイクルを高速で回す。
    ⑭情報には常に自分の意見をもって当たる
    →答えを知る前に、1分だけ自分で考える時間を作る。ポイントは、正解にこだわらずに、間違っていても稚拙でもいいから考え続けること。「自分だったらこう思う」を持ちながら情報を読む。
    ⑮情報をたくさん集めるよりも本質を抽出する


    3 デスクワーク術
    ⑯議事録書きをマスターする
    →発言録を書いてはいけない。決定事項を簡潔に書く。また、「決まったこと」「決まらなかったこと」「確認が必要なこと」「次回に向けてのto do」を書く。全部見出しとしてフォーマットにしておくと便利。これにプラスして、簡単な意見や経緯をまとめておく。
    ⑰わかりやすいパワポを
    →ワンスライド・ワンメッセージ(根拠となる数字や事実+自分の解釈や主張)
    ⑱素早く操作できるようにショートカットキーを使いこなす
    ⑲最終成果物から逆算してプランを作る
    →パワポのタイトルだけを埋め、アウトラインだけ全て作ってしまう。完成作業へのイメージが明確になる。
    ⑳検索式読書術
    (1)読書の目的を明確にする
    (2)関係しそうな箇所をウェブ検索のように拾い読みし、関係するところ以外は読まない
    (3)それを膨大な量の本で行う
    ㉑早めに重要な部分を探し当て、それ以外を捨てる
    ㉒プロジェクト管理のために課題管理表を作る


    4 ビジネスマインド
    ㉓ヴァリューを出す
    ヴァリューとは付加価値。付加価値とは「相手が価値を感じてくれたときに生まれるもの」。目線が貢献すべき他者の方を向いているか?自分が気持ちいいから頑張っている、上司に褒められたいから頑張っている、という目線になっていないか?を意識する。
    ㉔会議で発言しない奴はいらない
    ㉕時は金なり
    ㉖素早く汚く
    ㉗コミットメント力を学ぶ
    →自分の努力や会社の上司の評価にコミットするのではなく、仕事の成果に対してコミットすること。顧客との約束を果たす。
    ㉘師匠を見つける
    →プロフェッショナルのうち、大切な部分は言語化できない暗黙知の部分。言語化できるところは本になっていて、誰でも知れるため差別化できない。それを徹底的に真似るために師匠を見つけよ。
    ㉙フォロワーシップを身に着ける
    →部下として、上司を支える姿勢を示し、周囲に影響を与える
    ㉚今の自分の能力で、チームに貢献できることを考える


    【感想】
    コンサル畑出身のビジネスマンにインタビューをし、今でも印象に残り役立っている仕事術を抽出して本にした一冊。書いてあることは基本のきと言えるものであり、それがゆえに重要度が高いものばかりである。
    コンサル以外の仕事に従事している人には、このレベルの仕事術を常に必要とする場が無いため、意識して磨き上げるのがなかなか難しいかと思う。私の従事している仕事もそうであり、まず環境の段階で求められないことばかりである。とは言っても書いてあることの多くは一生涯役に立つスキルなので、自身の仕事の範囲で活用できる余地があれば積極的に身に着けていきたい。

  • 素晴らしい本。
    普段こういった類のビジネス書は一切読まない。
    なぜなら書いてあることは既にやっていることか、自分のやり方の方が良いと思うことか、根拠が薄いことだから。
    この本はその内の既にやっていること、だったけれど、その行動や思考の根拠がとても綺麗に分かりやすく並べられていて、自分の行動や思考への納得が深まった感覚がありとても参考になった。
    後輩に勧めたい。

  • わかりやすく、仕事に活かせる方法がたくさんありました。

  • 結論から話す、仮説思考、余計なことはやらないなどの基本的なことが重要だと再認識できました

  • コンサルタントの仕事内容や、仕事をする上で最低限抑えておくべきポイントを知りたくて読んでみました。

    著書おすすめの書籍は色々と知れましたが、巷にありふれているビジネス書でもインプットできる内容も多々あるように感じた。

全711件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

ビットコイナー。2013年よりフルタイムでビットコイン及び暗号通貨の事業に関わる。ブロガーとして暗号通貨の技術を噛み砕いて紹介。Ethereumを日本で初めて一般むけに紹介し「イーサリアム」と翻訳した。暗号通貨の普及と、技術の育成を目的に活動している。(社)日本デジタルマネー協会理事、(社)日本ブロックチェーン協会アドバイザーほか、エンジェル投資家としてウォレットやクロスチェーン等の事業へ複数投資している。1975年生まれ。慶応義塾大学卒、外資系コンサルタント会社、起業等を経て現職。著書に『コンサルタント1年目が学ぶこと』(ディスカヴァー21)『3分でわかるロジカルシンキングの基本』など。

「2018年 『これからを稼ごう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

大石哲之の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×