ビッグクエスチョンズ 哲学 (THE BIG QUESTIONS)
- ディスカヴァー・トゥエンティワン (2015年3月19日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
- / ISBN・EAN: 9784799316535
作品紹介・あらすじ
存在とは?時間とは?空間とは?自由、理性、神、死…考えること、人生の本質を哲学に学ぶ。
感想・レビュー・書評
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・人間性にまつわる問いは、常に私たちをとりこにしてきた。自分たちの動物としての仕組みであれば、科学的・医学的にとてつもない詳細に至るまでを知っているが、心理面となるとそうとも言えない。自分たちの内面を解釈し、さらにまた解釈し、と尽きることがない。私たちは複雑で、お互いを、そして自分を驚かせる。
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数学、物理、宇宙のビッグクエスチョンズシリーズに比べ、こちらはちょっと残念な内容に感じてしまいました。
このシリーズは、誰もが一度は考える”ビッグクエスチョン”に対して、専門的な回答の概要を掴みやすく解説してくれていますが、哲学というジャンルには向かないのかもしれません。
もう少し、歴史的にどのような考え方があり、変遷してきたのかを切り口に解説してもらった方が個人的には面白かったかも。 -
20160207
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死の怖さとは何か?
一つの考えに、今考えている計画が達成できなくなることや、何かを成すことで得られる喜びを得られなくなることだと思う。
独身の今、特に死については怖くないけど、子供ができたら、死は怖いものになると思う。子供の成長を見る喜びを得られなくなるから。
またこの考え方に至るまでには、死と痛みは切り離す必要がある。痛ければ、痛みが続けば死ぬかというとそうではないから。死への恐怖と痛みの恐怖は、別物として捉えるようにする。
全ては何のためか?
赤ん坊の笑顔、恋人のしぐ、人々の話し声など、あらゆることが人生に意味を与える。
哲学的には、今を生きるために人生はあるのであって、今を大切にすることが大切。
神様は必要か?
神様を中心とした宗教を作った社会と、神様がいない社会では、前者の方がまとまりのある社会となる。
霊的なものは、一般には目に見えないが、感じることはできる。例えば、死んだ父母が見ていると思うと、悪事はできないとか。
あとは、餌として大量に食べ物を食べるブタを飼わないように、神の教えとしてブタを食べることを禁じたイスラム教のように。
経験は、時間と空間から生み出される。直線、平面、立体で空間ができ、そこに時間が加わると、経験が生み出される。で、そこに何か力が存在することで、有が存在する。
協力は敗者のルールであり、強欲な侵入者こそが最後に勝つ人。これが社会。
アポステリオリとは、原則として経験を通じないと得られない知識で、彼はいつも100点を取るとかって類。一方で、アプリオリとは、先験的に知っていることで、1+1=2みたいなことを言う。