自分の「怒り」タイプを知ってコントロールする はじめての「アンガーマネジメント」実践ブック

著者 :
  • ディスカヴァー・トゥエンティワン
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784799319574

作品紹介・あらすじ

怒ってしまうことが問題なのではない。問題は、それをコントロールできないことだ。6つの「怒り」タイプ別に、性格の特徴、怒り方の癖・改善トレーニング方法、上手なつきあい方を提示した、はじめての書。

感想・レビュー・書評

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  • 些細な事で妻によく怒ってしまうので
    本書を読んだ。

    短い本なのでサクサク読める。

    自分の意識が全く足りないのか
    変わる事ができていないが、
    色々な技術が書かれていたので
    色々なことを試し
    自分に合ったものを探し
    怒らない人間になりたい。

    ------------

    なぜ自分は怒るのか?の原因を徹底して追求するよりも、自分は怒りをコントロールしてどのようになりたいのか?を思い描いていこう。

    24時間アクトカーム(演じる
    ストップシンキング(止まる
    ディレイテクニック(間を空ける
    コーピングマントラ(自分に合図を送る
    グラウンディング(意識を変える
    タイムアウト(時間を取る
    スケールテクニック(尺度を持つ
    ストレスログ(分類する

    怒りの後ろには、伝えたい気持ちがある。

    "べき"という言葉で、あなたの価値観や考えを押し付けないようにしましょう。

    会話の主語を"私は"にしてみる。
    自分の怒りの責任を誰かのせいにしようとすると、他の誰かを主語にして会話をしようとします。

    主語を"私"にすると思いが伝わる
    例)
    ×「君が遅刻をするから悪い。」
    ○「君が遅刻をすると私のスケジュールがズレるのでこまる。」

  • 2022/11/30
    怒りを知ることでコントロールし利用することを目指す。怒り自体はモチベーションに繋がることもあり悪いことではない
    ・怒りは人生を壊すことのできる感情
    ・怒りは二次感情。まず不安、辛い、苦しい、寂しいなどがあり、その容量が超えると怒りになる。つまり怒りの背景にある一次感情に寄り添うことが重要
    ・事実→意味づけ→感情であり、感情の前には意味づけがある。意味付けを変えることが感情コントロールでは重要。意味づけにおいてのべきが怒りの原因で、誰に、どんな出来事に、出来事から連想する何に怒っているのかを考えましょう
    ・自分の怒りの強度、持続性、頻度、攻撃性を知ることから始める。攻撃性には他人、もの、自分の3つの方向性がある
    ・強度、持続性、頻度と他人、もの、自分への攻撃性を10段階で評価する。その後なぜ、どのような行動からそう思ったか、他人と比較しながら考える

    ■ワーク
    ・強度が高い場合は強度を記録する
    ・持続性が高い場合は逆手で作業するなど他のことに集中する
    ・頻度が高い場合はストレス解消の方法をいくつか準備する
    ・毎日アンガーログをとる。イラッときたらその場で都度分析せずに書く。日時、場所、出来事(事実)、思ったこと、怒りの度合いをとる
    ・怒りに対しては衝動、思考、行動をコントロールする。6秒まつ、三重丸(許せるというか理想、まあ許せる、許せない)のどこなのか考える、自分がコントロールできるか考える
    ・ミラクルデイエクササイズ 1日怒らなかったとしたら周りはどんな反応でどんな感じか
    ・変化プラン 状態と期日
    ・3コラムテクニック 1列目はアンガーログ、2列目は背後にあるべき、3列目は長期的に全員がハッピーであるための方法を考える。2列目のコアビリーフを変える必要は必ずしもない
    ・サクセスログ 何が成功したの
    ・プレイロール 怒らない自分を演じてみる
    ★自分は怒ると話を聞けず冷静に判断できなくなる傾向があって改善したい。いらっときたときにアンガーログを取って冷静な判断ができなくなるときがいつか知る

  • 自分は長い間怒りにくい性格の人間だと思っていたが、最近特定のことで怒るようになったためアンガーマネジメントに興味を持った。怒り初心者なので全てがよくわかっていない。
    これは最初に手に取った本である。

    この本では怒りの解釈や、自分の怒りのパターンが分析できて、ログを付ける方法も紹介されている。

    あまり怒らないためにどうすればいいかという感じの本だが、ログを取る方法では、必要な時に怒るコントロールも可能だと思われる。

    怒りは2次感情であり怒りに到達するまでに別の感情が存在するという説は、自分の怒りだけでなく相手の怒りを考察する際に参考になる。

    しかし、自分でコントロールできないことに対する怒りは、なるべくスルーできるように……というのは、確かに自分を守るためには有効だろうが、本当に見ないふりで良いんだろうか、という、なんだか釈然としないものがある。これも今後のマネジメント次第なのか。

    参考になるがこの本を読んだだけではピンとこないことも多い。他の本も参考にしつつ、またログを取ってみたら感想を書きたいと思う。

  • 日本アンガーマネジメント協会代表の安藤氏による著作。内容は薄めだが自分の怒りの傾向診断ができるのとアンガーマネジメントについてかなり個別具体的に手法が手ほどきされている。アンガーマネジメントについて学びたい方は最初に読むと良いかもしれない。

  • 具体的な実践を実行するのはなかなか出来なさそうだけれど、怒りの捉え方や自分の怒りのパターンの分析は出来そうな気がした。

  • 分かりやすくて実践的。怒る相手との対処方法、怒ってしまう自分を変える方法の両方に言及していて、とても良かった。同僚に読ませたい。

  • 職場でふとしたことにイラッときてしまう自分に気づいて「なんで、今自分はそのことでイラッとしたのだろう?」「こういう小さな怒りを防ぎたいものの、どうすればいいのか」と思ったのがきっかけで読んだ一冊です。
    (Kindle Unlimitedで読めたからという理由もあります)


    自分の怒りのタイプ・特徴を知ると同時に、こういう価値観があるから、こういうことであの人は怒っていたのかな?と考えられるようになりました。

    自分の怒りのタイプ・特徴として「外柔内剛」「怒りの強度が強い」自覚はありましたが、「博学多才」の自覚はありませんでした。
    「そうかな…?」と思ったほどです(笑)

    ですが、最近新しいことを始めようと計画を練っているときに、完璧さを求めて行動に移せない自分に気づきました。
    気づいたあとに、再度本書を読むと「この傾向あるな~」と自覚しました。

    このように、診断に納得いかなくても、時間をおいてから再読することで自己分析に役立つ(可能性がある)1冊だと思います。


    本書は「アンガーマネジメント診断」の簡易版「クイック診断」もあります。
    心理テストのように気軽に取り組んで、友達や家族でちょっとした話題・きっかけにもできるかな~と思います。

    アンガーログのやり方、それぞれの怒りのタイプ・特徴に対する対処法等具体的に記載されています。
    フォーマットもあるので、取り組みやすいかと思います。

    怒りの強度が強い自分は、まず落ち着かせるのを最優先にしているので「大丈夫」を3回唱えることを実践しています。
    不安に思ったときも同様です。

  • アンガーマネジメントの「ザ・教科書」的な本 アンガーマネジメントについての解説から実践方法まで詳細丁寧に書かれている。
    が、詳細丁寧に書いてある分、実践の工程も多く、若干めんどくさそう…という印象も。
    各ログのためのフォーマットも載せてくれていて便利そう&すぐに取り組みやすそうではあった。

    怒りタイプごとに解説が書かれているので、自分の該当しないタイプは読み飛ばすことができたのも良かった点。
    ただし、怒りタイプについて「そういうところあるな自分は!」と共感はしても、書かれている解決方法は取り入れたい所まではあまり響かなかった。。。

    あと、自分のアンガーマネジメントをしたいのに、こう怒るタイプの人への対策はこれ、みたいなことまで詳しく書かれてあって、そのページは必要??と思った。

  • 実践編というだけあって、すぐにはじめられるノウハウがつまっている。まずはまめにログをとるところからはじめたい

  • 「怒ることが悪い」ではなく「怒る必要のないこと」を見極めて「怒っている状態」から回避するトレーニングができる本。よく整理されてる。怒りやすい人(ストレス社会になるほど増えるね)との対話で気をつけるポイントについても解説されている。

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著者プロフィール

一般社団法人日本アンガーマネジメント協会代表理事。日本のアンガーマネジメントの第一人者。アメリカのナショナルアンガーマネジメント協会では最高ランクのトレーニングプロフェッショナルにアジア人で唯一登録されている。著作は中国、台湾、韓国、タイ等でも翻訳され累計50万部を超える。

「2020年 『みんなの怒りスイッチをさがせ!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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