仕事に追われない仕事術マニャーナの法則・完全版

制作 : 青木 高夫 
  • ディスカヴァー・トゥエンティワン
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本棚登録 : 1027
感想 : 83
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  • Amazon.co.jp ・本 (279ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784799319802

作品紹介・あらすじ

「仕事は明日!」でうまくいく。×To Doリスト×優先順位×すぐやる。既存手法の限界を突破する「目からウロコ」の黄金法則。

感想・レビュー・書評

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  • 「明日まで待てないほど、緊急な仕事はない」という考えのもと、仕事管理・タスク管理を示してくれる本。

    「マニャーナ」とはスペイン語で「明日」を意味する。
    「マニャーナの法則」とは「新しい仕事は明日やる」の考えを基本とした仕事術のことだ。

    「仕事は速さが命」という言葉を他の仕事術の本で読んだことがある。
    それは確か「若いうちは知識・技術、経験も乏しく、時間をかけても価値のあるものを生み出せるとは限らないから、せめて『速く』仕事をこなすことで『この人はすぐにやってくれる人だ』と思ってもらい、仕事人としての価値を高めていこう」というような内容だったと思う。だから「メールは即返信。振られた仕事は〆切よりも前に完了させる」ということを推奨していたかと思う。
    確かに、速さを打ち出すことで、それがその人の価値になっていくだろう。自分もそのように仕事をこなしていたときがあった。
    しかし、自分の場合それでどうなったかというと、振られた仕事に次々にとびつき、一つのタスクに集中できずに、結果、仕事の山を積み上げることになっていた。

    この本は上述したように「明日まで待てないほど、緊急な仕事はない」という考えを示している。だから「今日振られた仕事は明日行う。今日見たメールの返信は明日する」などと言っている。そうすることで、今日の仕事は当初の予定よりも増えずに、集中して取り組めるということだ。
    確かにそうすることで、緊急の場合を除けば今日の仕事量は増えずに、残業は避けられる(それでも残業した場合はそもそも最初の計画から破綻していたということである)
    これは目からウロコの考え方だった。


    また、振られた仕事の取り掛かりを「今すぐやる」「今日中にやる」「明日やる」に分けようとも言っている。
    多くの人が仕事を振られた場合「今すぐやるか」「後でやる」の分け方になっていないだろうか。「今すぐやる」場合、その前の仕事は脇に追いやられる。「後でやる」場合、「その後」がいつくるかは不明確で、「あの仕事をやるのを忘れていた」となってしまうこともある。
    上記の3パターンのいずれかに分けることで、目の前の仕事に飛びつくことを防ぐことができる。さらに「明日やる」に入れることは仕事をし忘れるということも防げる。
    3パターンで「今すぐやる」の仕事が多ければ、自身の計画性のなさか、今すぐやらなければいけない仕事ばかり振ってくる上司や会社の仕組みが悪いということになる。
    これは自分の仕事の取り掛かりに役に立つだけではなく、自分が同僚に仕事をお願いしたときに「今すぐやる」「今日中にやる」の仕事になっていないか、振るタイミングは適切かを反省するきっかけになった。

    仕事はやっているはずなのに、時間に追われて徒労感だけ溜まっている。そう感じているビジネスマンにおすすめの一冊。

  • どんな仕事でも予定どおり進んでいることで一番力が湧く

    メールが届くたびに今すぐ反応してはいけない

    至急お願いとのリクエストが無い限りその日の対応は避ける

    タスクダイアリーを活用

    毎日するべきリスト例(退社時要チェック作業リスト、毎日片付けるべき仕事リスト、毎日少しずつ進めたい仕事リスト、繰り返し行う仕事リスト)

    最も進めたい仕事に最初に取り組む

  • まあまあです。

  • 毎日時短勤務で、仕事が遅れがちだったので、なにか打開策を!と、図書館で借りました。

    Todoリストよりwilldoリスト
    今日入ってきた仕事は緊急性がなければ明日以降にやる
    なるほど、確かに!と思うのですが、
    私の働き方(プロジェクトを長いスパンで進める)には合わない気がしました。 

  • ※未読です

    登録メモ(読みたくなった理由)
    今日やるべきことに集中する
    今日発生した仕事は翌日のファーストタスクにする
    今すぐ、今日中、明日に振り分ける

    クローズドリストは、今日やるタスクを登録したら締め切ります。一度締め切ったら原則タスクは追加しません。締め切った後に発生したタスクは翌日以降の着手とします。

  • 【まとめ】
    ・理性の脳、衝動の脳の優位性を理解する
    ・いつ、どこでも、どんな場面でも使えるシステムを確立する→転勤先などで使えないと意味が無い=また1から作り直すなど無駄
    ・7つの原則を備えること p54参照
    ・NOT To do リストの作成
    ・Todoリストと今日やるべき仕事は何の関係もない。突発的な仕事や1日に可能な仕事量などを考慮してタイムマネジメントするべき。仕事を抱えすぎないことで有事に対応できるようにする。
    ・忙しいだけの仕事は引き受けない、若しくはアシスタントに任せる
    ・緊急性の分別。「今すぐやる、今日中にやる、明日やる」、最も重要なのは「明日やる」だ。今抱えている最重要の仕事をしっかりとやる→クローズリストを活用する

    【Todo】
    上記まとめが基本であるが、仕事を衝動的にこなす習慣を見直す、重要な生産性の高い仕事を確固たるベースに
    見据え、その他の仕事の位置付けや順位付けをしっかりと行うことで成果をより良いものとする。

  • 素晴らしい本です。二回読んでしまいました。
    タイムマネジメントやタスク管理について試行錯誤してきましたが、それでも解決できずにいた悩ましい問題が全て解決できるのではないかと思えてきました。

    世間的には発生した事案にすぐに対処する「すぐやる」仕事術が主流ですが、突発的なものばかりに追われて結局今日やろうと思っていたことは全然進んでないということが往々にしてあります。
    その問題への対処方法として本書では「今日発生したタスクは原則として明日処理する」というシンプルな考え方を採っています。
    メールが来ても問い合わせが来ても心乱されずに翌日処理することを心掛けます。
    そしてその翌日処理の原則を可能にするのが今日やることだけを書き出した「クローズドリスト」。
    TODOリストがやるべきタスク全てを書き出し、新たに発生したタスクを書き加えていく「オープンリスト」なら、「クローズドリスト」はその中から今日やることだけを抜き出したものになります。
    突発的な仕事はオープンリストであるTODOリストには書き加えますが、今日やるべきことを書いたクローズドリストには決して加えないようにします。
    このことにより今日やると決めた仕事だけに集中でき、全体の仕事を確実に終わらせていくことができます。

    また、この「明日やる」方式に加えて、さらに目からうろこだったのが「ファーストタスク」という考え方。放置してきた仕事などを一日の最初に5分でもやることで確実に進めていきます。実際にやり始めたら調子が出て5分以上続けられます。これで半年放置していたものが一週間で終わりました。

    ちなみに自分はバーチカルタイプの手帳の時間軸にその日に処理するタスクと充てる時間を書くことで一日に処理できる量を把握しつつ結果としてクローズドリストにもなるようにしてます。

    突発的な仕事を振られたらこう答えましょう。「それ、明日でもいいですか?」

  • なかなか使えそうです。久しぶりに仕事術の本を読みました。明日やることです。

  • オーディオブックにて読了

  • 毎日やり残しが積み上がっていく…しかもやりたくない仕事ばかり…
    の原因が「やらないからだ」と。
    本書はやらない、やれないコトへの対策の一つを示してくれます。
    具体的な取り組みへの難易度が高くなく、とりあえずやってみるか、の気持ちにさせてくれます。
    はまらない仕事もあるかもですが、仕事に追いまくられてる感の強い人には一読の価値ありかと思います。

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